綺麗で大きな瞳、プニプニの肉球、フワフワの毛並み、猫ってたくさんの魅力を持っていますよね。
そんな猫を飼って、好きなだけその魅力を味わってみたいと思っている人も多いはず!
ペットショップで探すか、近所で生まれた猫を貰うか、色々迷いますよね。
でもその前に、本当に猫を飼う事が出来るか確認しましょう。
飼ってから「こんな筈じゃなかった」と後悔し、手放してしまうなんてことはあってはなりません。
ここでは、猫を飼う前に知っておくことについて、まとめてみました。
広い心を持って猫を飼おう
私は長年猫を飼ってきました。今も3匹の猫と暮らしています。
犬を飼っていた時期もあったのですが、犬と猫とでは根本的に違いますね。
もし「犬を飼った経験があるから、猫も飼えるだろう」と考えていたら、それはちょっと違うかも。
猫と暮らすって、思っている以上に大変かも知れませんよ。
飼い主さんの性格によっては、「絶対無理!」ってなることも充分考えられます。
飼ってから後悔しないために、これから書くことに目を通してみてくださいね。
猫って大変!と思うのは、どんな時?
癒しを与えてくれるイメージの猫ですが、そればかりではないんですよ。
猫を飼っている人が、「大変だな」と感じている事って大体同じです。
細かい事を挙げればたくさんあると思いますが、一般的に大変だと言われているのは次のような事です。
基本的に言うことを聞かない
猫は自分の意思で行動するので、犬のように飼い主の言うことを聞いてくれません。
やって欲しくないことがあっても、それを猫に教えるのは難しいです。
頭が悪いわけではなく、怒りながら教えると飼い主が居ない時にこっそりやったりします。
猫は、やりたいと思った事はやるんです。
猫の知能は、人間の3歳児くらいだそうです。
いたずら盛りの子どもと一緒なんです。
うちの猫も、棚の上の物を一つずつ落として、人間の反応を見て楽しんだりします。
カーテンをよじ登り、生地に爪痕をつけたりもします。
好ましくない行動が見られたら、それをやめさせるしつけをするよりも、出来なくするにはどうしたら良いかを考えた方がずっと早いです。
そういう思考回路の人じゃないと、猫と暮らすのが苦痛になってしまうかも知れません。
抜け毛が多い
猫種にもよりますが、換毛期の抜け毛は結構厄介です。
特に長毛種の場合、こまめなブラッシングが必要でしょう。
怠ると毛玉が出来たり、毛球病になったりします。
我が家の猫達は長毛ではありませんが、それでも換毛期には毎日ブラッシングしています。
毎日やっていても、どんどん抜けてきます。
これを大変と思うかどうかは飼い主さん次第ですが、気持ち良さそうにしている顔を見ると私は嬉しくなってきます。
夜中に鳴いたり走り回る
中には、夜中に鳴いたり走ったりする猫もいます。
冬などは、布団に入りたくて飼い主を起こすこともあるでしょう。
勿論、個体差があります。
うちの場合は、朝まで静かにしてくれる猫の方が多かったです。
夜中に鳴く猫も居ますが、私の布団に入れて撫でている内に寝てしまうので問題は無いです。
壁や家具で爪とぎをする
これはもう、猫なので仕方がないです。
猫は、「ここは壁だから爪を研いではいけない」なんて考えません。
市販の爪とぎグッズを設置してあげれば、殆どの場合解決しますよ。
それでももし壁で爪とぎをされたら、余程その場所が気に入っているのでしょう。
その部分に保護シートを貼ったり、爪とぎグッズを立てに設置すると良いでしょう。
猫の爪は獲物を捕まえるための大事な道具であり、身を守るための武器でもあります。
生きて行くために爪の手入れをしっかりする必要があるので、爪とぎを止めさせる事は出来ないと考えておきましょう。
どこにでも、いきなり吐く
猫は、たまに毛玉を吐き出します。
突然どこにでも吐くので、大切な書類などは出しっぱなしにしないようにしましょう。
そして、毛足の長い絨毯は避けた方が良いかも知れません。
うちの猫達も吐きます。
キャットタワーの上から吐いた事もありました。
吐く前に「ケホッケホッ」となるので避ける事は出来ましたが、いきなりなので驚きますよね。
毛玉だけでなく、食後に食べたものをそのまま出す事もあります。
これは一気食いをした時によく見られる嘔吐で、食後の吐き戻しに悩む飼い主さんは多いです。
うちの猫にも、食後に吐き戻しやすい猫がいます。
そのような猫ちゃんには吐き戻し軽減フードを与えたり、食べる量を調整してあげるようにしましょう。
医療費が結構かかる
病気にならなければエサ代くらいしかお金が掛からないのですが、体調を崩したらもう大変!
一回の通院で数万円ずつ掛かる事もあります。
特に手術では、驚くほどの金額が掛かります。
うちには療法食を食べている子がいるのですが、特別なフードは値段が高めです。
今はペット保険があるので、加入しておくと安心かも知れませんね。
ただ、適応されない場合などもあるので、詳細な内容をしっかり確認して把握しておきましょう。
抱っこが好きな子ばかりではない
抱っこされるのが嫌いな猫もいます。
うちの猫も、1匹そういう子がいます。
すごく甘えん坊で、いつも私の後をついて歩き、夜も一緒に寝ているんですが、何故か抱っこをさせてくれません。
もし抱っこをしたいのなら、ラグドールのように抱っこが好きな猫種を選ぶと良いでしょう。
長期の旅行は難しい
旅行をする場合、2泊が限度でしょう。
ペットホテルに預けるという手もあるのですが、猫の場合環境が変わると食べなくなる子が多いです。
最後に
猫を飼う前に知っておいて欲しいことを、まとめてみました。
猫は、膝の上で大人しく撫でられているだけではありません。
犬のように言うことを聞かないので、しつけはとても難しいです(殆ど無理です)。
抜け毛は多いし、夜中に鳴いたり走ったりもします。
爪とぎで家具を傷つけられる場合もあります。
飼ってから「こんなはずじゃなかった」と思わないように、敢えてデメリットを書きましたが、猫は本当に可愛いです。
私は毎日、猫達に癒されっぱなしです。
今回書いたようなことがあっても、おおらかな気持ちで受け止められる人なら、きっと猫との素晴らしい生活を送る事が出来るでしょう。
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