大きな耳がチャームポイントの猫。
その耳が、くるんとカールした猫を見たことがあるでしょうか?
とてもユニークな耳で、そういった耳の猫はアメリカンカールと呼ばれています。
見た目だけでなく、性格も可愛らしいんですよ。
ここでは、そんなアメリカンカールの歴史や特徴、性格についてお話をします。
アメリカンカールには、どんな歴史があるの?
1981年に、カリフォルニア州で耳がカールした猫が発見されました。
シュラミスと名付けられたその猫が産んだ子供も、同じように外向きにカールした耳を持っていました。
そこから品種改良が進み、新しい品種として認められるようになりました。
現在のアメリカンカールは、全てシュラミスの子孫です。
アメリカンカールの体の特徴
体重は3~5kgで、標準的な猫の大きさです。
最大の特徴は、外側に反り返った耳でしょう。
キャットショーでも、耳をかなり重要視しています。
50%の確率で、まっすぐの耳の子も産まれます。
同じく特徴的な耳をしたスコティッシュホールドのように、障害がある子が産まれる確率は少ないです。
ですが、まだ歴史が浅いのでハッキリしたことは言えません。
スレンダーに見えますが、骨格は太くてがっしりしており筋肉質です。
被毛は、長毛と短毛どちらもいます。
まるで絹のような毛並みが魅力です。
アメリカンカールの性格は?
とても人懐っこくて、飼い主の近くに居るのが大好きです。
甘えん坊なので、ペットとのスキンシップを大事にしたい人におすすめですよ。
他の動物ともフレンドリーに接してくれるので、先住猫がいても安心です。
頭が良いので、しつけがしやすいと言われています。
好奇心旺盛で活発な猫です。
アメリカンカールが掛りやすい病気は?
下のような、血統的に掛りやすい病気があります。
ピルビン酸キナーゼ欠乏症
赤血球が破壊される事で、貧血が起きます。
骨軟骨異形成症
軟骨部分にコブが出来て、慢性的な関節炎の原因になります。
進行性網膜萎縮
少しずつ進行し、失明してしまいます。
外耳炎
耳に起こる皮膚炎です。
最後に
外側にくるんとカールした耳が特徴のアメリカンカールについて、お話をしました。
とてもユニークな見た目なので、一度見たら忘れられない猫でしょう。
ふわふわの毛並みも素晴らしく、とても存在感があります。
遺伝的に掛りやすい病気があるので、その点は日頃から注意してあげてくださいね。
気になる事があったら、獣医さんに相談してみましょう。
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