日本ではまだ馴染みがない名前ですが、トイガーという品種の猫がいます。
リビングで飼える虎として作りだされたトイガーは、見た目が虎にそっくり!
とは言え、やはり猫ですから、顔立ちは可愛らしいですよ。体の模様が虎に似ているのです。
トラ猫の比にならない程そっくりで、美しい虎柄に魅了される人が続出。
今回は、そんなトイガーの特徴や性格についてご紹介します。
トイガーには、どんな歴史があるの?
誕生したのは1980年頃で、新しい猫種だと言えます。トイガーを作り出したブリーダーは、元々はベンガルのブリーダーをしていました。ある時、虎のような模様の子猫が生まれたのをきっかけに、トイガーという猫種が誕生しました。
正式にTICAに登録されたのは、1990年です。
どんな特徴があるの?
外見的な特徴をご紹介しましょう。
まず体付きは、ベンガルのようにセミフォーリンタイプです。骨太でしっかりとした体をしています。
最大の特徴である被毛は、オレンジ色の地に、太い縞模様が入っています。
かなりはっきりとした縞模様で、頭部にも虎のようなハイライトが入っています。
上記の特徴がないと、トイガーとして認められていません。
トイガーの性格は?飼育しやすいの?
トイガーは見た目が虎のようなので、ちょっと怖いと思われる人もいるようです。
でも性格は穏やかで、人間に対してフレンドリーです。
子供がいる家庭でも、安心して飼育出来る猫と言えるでしょう。
高い知能を持つため、好奇心が旺盛でよく遊びます。覚えが早いので、しつけもしやすいでしょう。
ただ、その高い知能のため、退屈がストレスになることも。
キャットタワーや玩具を用意してあげましょう。
トイガーはブリーダーから入手出来ます
トイガーは新しい猫種ということもあり、ペットショップで見かけることは殆どありません。
国内でのブリーダーもかなり少ないです。ですが、その数は徐々に増えてきています。
もっと繁殖が進めば、手に入りやすくなってくることが考えられます。
今すぐ欲しいという場合は、価格の相場は60万円くらいだと思っておきましょう。
ブリーダー探しの時は、ジュディ・サジェン(トイガーの生みの親)が認可した正式なブリーダーかどうか、きちんと確認しましょう。
最後に
オレンジ色の被毛に太い縞模様が、まるで本物の虎のように見える猫、それがトイガーです。
トイガーの歴史はまだ浅いので、ペットショップでの入手はかなり困難です。また、情報も少ないために偽物も出回っている可能性があります。ですから、ブリーダー探しは慎重に行いましょう。
今後繁殖数が増え、ペットショップで販売されるようになれば、価格も下がってくることでしょう。
穏やかで知能の高いトイガーは、とても飼い易い猫ですよ。