キムリックという品種の猫は、まだまだ知名度が低く知らない人も多いことでしょう。
マンクスの長毛種と言えば、イメージが出来るでしょうか?
尻尾が短く、まるでウサギのよう。
性格は穏やかで、ペットにピッタリです。
それでは、キムリックの歴史や特徴、飼育のポイントをお話していきます。
キムリックにはどんな歴史があるの?
イギリスのマン島に生息していたマンクスは、元々普通の尻尾を持っていました。
それが突然変異により、尻尾が無い個体が生まれたのです。
1906年には、創設時のCFAに既に登録されていたそうです。
マン島では、長毛種も生まれたりもしたのですが、マンクスは短毛が良いとされていました。
やがて、長毛のマンクスを繁殖させるブリーダーの登場で、長毛のマンクスが広く知られるようになりました。
そして、長毛のマンクスが独立した猫種「キムリック」となったのです。
[cc id=8790]
キムリックの身体的特徴は?
大きさ
体重は3.5~5.5kgくらいで、一般的な猫と同じくらいの大きさです。
丸い顔と体をしており、全体的に丸っこい印象を受けます。
寿命
10~13年。
他の猫より、短めです。
尻尾
尻尾は無いか、あってもとても短いです。
毛色
全ての毛色が認めらています。
また、模様のパターンについても、全てが認められています。
[cc id=8791]
どんな性格をしているの?
用心深い
とても用心深く、自分が主人を認めた人や家族にしか懐きません。
愛情深い
家族には甘えたりして、穏やかで愛情深い面を見せてくれます。
忠誠心のある猫と言われています。
知能が高く勇敢
家族が誰かに危険な目に合わされたら、立ち向かっていく勇敢な猫です。
ただし、キムリックが家族と認めていなければ無関心のようです。
[cc id=8996]
飼育のポイント
こまめにブラッシングをする
キムリックの飼育で、一番気を付けるポイントは「ブラッシング」です。
とても長い毛を持つので、1日に2回はブラッシングが必要となります。
ブラッシングを嫌がるケースもありますが、絶対叱らないでくださいね。
怖い思いをすると、もうブラッシングをさせてくれなくなります。
一度に全部をやろうと思うと焦ってしまうので、一部分ずつ行うと良いでしょう。
ブラッシング道具の好みもハッキリしていますので、色々試してみましょう。
肥満に注意
人間の食べ物を与えないようにしましょう。
キムリックは活発なタイプではないので、肥満になりやすいのです。
[cc id=8791]
最後に
フサフサの被毛に短い尻尾、丸っこい体つきで、とても可愛らしいキムリック。
大変珍しい種類の猫ですので、20~30万円と高額で取引されています。
もし飼いたいと思ったら、早めにブリーダーに相談する必要があるでしょう。
引っ込み思案で飼い主以外には懐きにくいですが、そこがまた可愛く感じるポイントかも知れませんね。
コメント