イヌのように、ネコにもお手を覚えさせている人がいるようです。
私もネットの動画で、お手をしているネコを見てビックリしたことがあります。
確かに、ネコも結構利口なので、教えたら覚えそうですよね。
でもイヌと同じような教え方で、覚えてくれるのでしょうか?
ネコならではの覚え方があるのでしょうか?
ここでは、ネコにお手を覚えて貰う方法をご紹介いたします。
ネコにはネコの覚え方がある
ご存知の通り、イヌは社会性のある動物で群れを作って暮らしています。
そして、群れのリーダーの命令には従う習性があります。
でもネコは違います。
単独行動の動物であるネコは、一人でいることを好みます。
誰の命令も聞きませんし、そもそもリーダーなど存在しません。
自分の興味のあるものにしか、反応しません。
ですから、イヌと同じ方法で覚えさせるのは難しいでしょう。
ネコにはネコ用の教え方があるのです。
ネコに芸を覚えてもらうには?
それでは、ネコにお手などを教える方法をまとめてみます。
ひたすら反復練習
同じ動作を何度も反復練習する方法です。
お手を教える時、おやつを使うと効果的です。
練習をするタイミングが大事で、お腹が空いている時が良いのですが、空腹過ぎると集中出来ません。
小腹が空いている、程度のタイミングが良いでしょう。
まず「お手」と言って、猫の手を飼い主の手に乗せます。
そして、おやつをあげましょう。
この時、「お手」という言葉をハッキリ発音することが大事です。
「お手」という言葉と行動が、おやつと結びつくまで何度もやりましょう。
クリッカーを使う
クリッカー(カチッと音が鳴る玩具)を使う方法です。
猫に、クリッカーとおやつを見せます。
そして、クリッカーを鳴らすと同時におやつを与えます。
これにより猫は、音とおやつを結びつけることが出来ます。
音とおやつの関連付けが出来て、クリッカーの音が心地良く感じるようになったら、30cmくらいの棒を猫の鼻先に近づけます。
そして、棒を鼻にくっつけてクリッカーを慣らします。
猫は、棒が鼻につくと心地良い音が鳴ると覚えます。
次に、棒の位置を高くしていきます。
猫が棒に手を伸ばして触ったら、その瞬間に音を鳴らします。
これを繰り返していき、最終的にはクリッカーの代わりに「お手」という言葉に変えます。
ネコの集中力は短い
ネコの集中力は、人間よりもずっと短いものです。
すぐに飽きてしまいます。
ですから、1回のトレーニングの時間は5分以内にしましょう。
あまりしつこいと、嫌われてしまいます。
最後に
ネコにお手を覚えてもらう方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
ネコだって、イヌのように芸を覚える事が出来るんです。
ただ、イヌのようにリーダーの命令を聞くという習性がありません。
イヌのような根気もありません。
ですから、ネコにはネコ用の教え方をする必要があります。
ネコも結構利口な動物です。
毎日続けていれば覚えてくれるので、試してみてくださいね。
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