猫の手(前足)って、ほんとに可愛らしいですよね。
ぷにぷにの肉球は、世界中の人に愛されています。
そんな猫の手ですが、人間と同じように利き手があるのをご存知ですか?
しかも、性別によって利き手の傾向が分かれているというのです。
今回は、猫の利き手についてまとめてみました。
猫の利き手の研究について
アイルランドのクイーンズ大学の、デボラ・ウェルズ博士の研究チームが、次のような実験を行いました。
オス24匹、メス20匹の猫を集め、利き手について調べました。
条件を与えて調べるほかに、猫が自然な状態で行動する様子からもデータを集めるというものです。
3段の猫用餌タワーを使った実験では、穴の中に入っている餌を、どっちの手で取ろうとするかを調べました。
その結果、殆どの猫に「よく使う手」が存在することが分かったのです。
また、右利きと左利きの割合は同じくらいでした。
自然な行動から集めたデータからも、好んで使う手があることが分かりました。
階段を下りる時は70%、トイレをまたぐ時は66%、おやつと取る時は73%の猫が、よく使う手が存在しました。
このことから、猫にも聴き手が存在する事が分かりました。
猫の利き手は、性別によるもの?
人間の場合は9割が右利きと言われています。
猫の場合は、性別によって違いがあるようです。
オスは左利き、メスは右利きが多いという結果が出たのです。
実験対象の猫達は不妊手術を受けていたので、研究チームは驚いたそうです。
ホルモンの影響や脳の違いによるものではないか、と考えていて、今後も研究が必要としているそうです。
愛猫の利き手を調べてみよう
猫を飼っている人は、自分の家の猫がどっち利きか気になりませんか?
それには、デボラ・ウェルズ博士が行った実験をやってみましょう。
階段を下りる時、トイレに入る時、瓶に入ったオヤツを取る時、どっちの手を多く使うかを観察するのです。
1回や2回ではダメですよ。
数日から数か月、ノートに記録してみるのです。
十分なデータが揃う程、より正確に利き手が分かります。
中には利き手が無い猫もいるので、「利き手無し」という結果も存在しますよ。
最後に
猫にも効き手があるということについて、まとめてみました。
外国に研究チームによる実験結果から、猫の利き手には性別が関係していることが分かりました。
我が家にも猫がいるので、調べてみたいと思います。
あなたも、身近にいる猫の利き手を調べたら面白いかも知れませんね。
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