ウサギを飼っている人に、ぜひ知っておいて欲しい病気がソアホックです。
ソアホックは足裏に起こる皮膚疾患で、ウサギが掛りやすいのです。
単なる炎症と思って放置すると、歩けなくなる危険もあります。
今回は、ウサギのソアホックについてお話をしていきます。
ソアホックって、どんな病気?
ソアホックとは、ウサギに多い足裏の皮膚疾患です。
足裏の毛が抜けて、赤く炎症を起こしてし潰瘍となります。
酷くなると痛みも生じ、歩けなくなってしまうこともあります。
早めに気付けば、それだけ症状の悪化を防げます。
普段のスキンシップで、足裏がツルッとしていないかどうか確認してみましょう。
もし脱毛に気付いたら、獣医さんに診てもらってください。
抱っこが苦手な子は、発見が遅れる事が多いようです。
足に痛みが出て引きずるように歩くようになってから、初めて気付くケースも。
ソアホックの原因って何?
ウサギがソアホックになりやすい原因には、以下のようなことが考えられます。
- 足裏の毛が薄い
- 肥満により、足裏への負担が増す
- スタンピングをよく行う
- 爪が長くて、かかとに体重が掛かりやすい
- 家の中の床は平らなので、いつも同じ場所が擦れる
- 床が硬い
- いつも同じ姿勢でいる
- おしっこがついて、足裏が湿っている
下の3つは、高齢のウサギに当てはまることが多いです。
若い時は平気でも、高齢になると足裏への負担が増えてしまうものです。
年齢が上がればソアホックのリスクも高まっていきます。
ソアホックの予防方法
次の事に注意して、予防していきましょう。
爪の長さ
後ろ足の爪が長過ぎることで、かかとに体重が掛かりやすくなります。
ウサギが座っている時、傾いていないかどうかチェックしてみましょう。
生活環境のチェック
若い時には大丈夫だった床も、年をとるにつれて硬く感じるようになります。
金網やプラスチックより、木製の方が負担が少なく高齢ウサギには優しいですよ。
また、高齢になると段差も辛くなるかもしれません。
クッションの利いた床に変えてあげると良いでしょう。
被毛のケアをしてあげる
高齢ウサギは、後ろ足の毛づくろいが苦手になっていきます。
汚い状態が続くと、炎症を起こしてしまいます。
市販のグルーミングスプレーを使うと良いでしょう。
最後に
ウサギが掛りやすい病気である「ソアホック」について、原因や予防方法をお話しました。
ウサギには肉球が無いため、足裏への負担が大きくなるようです。
それに加えて、ペットとなったウサギは平らな床で過ごすので、いつも同じ部分が接することになり、炎症を起こしやすくなるのです。
もし脱毛に気付いたら、早めに病院へ行きましょう。
重症化してから気付くと、痛みも出て大変です。
日頃から、足裏のチェックをしておくと安心ですね。
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