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梅雨の湿気でうさぎが体調不良?うさぎの湿気対策の必要性と注意点について。

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ジメジメと空気が重く感じられる梅雨は、人間だけでなくウサギにとっても快適とは言えない時期です。

この時期は気温の変化も激しいですし、湿気が高いことで雑菌の繁殖など色々と好ましくない状況が生まれます。

体の小さなウサギは、人間以上に湿度の影響を受けやすいです。

言葉を話せないウサギですから、出来るだけ早く不調に気付いてあげたいですよね。

そして体調を崩さないような予防策も必要となってきます。

そこで今回は、梅雨の湿気対策についてお話をしていきたいと思います。

目次

ウサギにとって快適な温度や湿度って、どれくらい?

まずは、ウサギが過ごしやすいと感じる温度や湿度についてお話しましょう。

飼育環境として適切と言われているのは、温度は18~24℃、湿度は40~60%です。

人間と殆ど同じですよね。

ですから、飼い主さんが不快に感じているなら、ウサギも同じように感じている筈。

湿度70%以上になると、ぐったりした様子を見せることもあります。

特に長毛種は、湿気で毛が絡まり通気性が悪くなってしまいます。

通気性が悪くなることで、ダニが発生しやすくなり皮膚に炎症が起こったりします。

これは短毛種にも起こることなので、毛の長さに関係なく湿気対策は必要となります。

垂れ耳の種類の場合は、耳の中が蒸れることで耳の病気につながるので注意しましょう。

湿度が高いと、どんなことが起こるの?

湿度が高いと飼育環境や体調に悪影響があります。

飼育環境としては、次のような事が考えられます。

飲み水やフードが傷みやすい

梅雨時に一番心配なのは、やはり食事のことでしょう。

湿度が高いと、入れっぱなしの飲み水や食べ残しのフードなどが傷みやすくなります。

特に気温が高い日は要注意です。

飲み水は一日数回取り換えてあげると安心ですね。

フードの食べ残しは早めに取り除き、牧草などもこまめに変えると良いでしょう。

野菜や果物は特に傷みやすく、それを食べることで「うっ帯」の原因になったりもします。

ケージ内にカビが生える

ケージ内のオシッコや糞、そして高い湿度によって、カビが生えやすい状況になります。

トイレはこまめに掃除をするようにして、いつも清潔を心がけましょう。

トイレに雑菌が多い状態が続くと、おしりがかぶれてしまうので注意しましょう。

次に、ウサギの体調面で考えられることを挙げていきますね。

呼吸器系の病気になりやすい

ケージ内の排泄物からは、時間が経つとアンモニアが出て来ます。

そのアンモニアが、細菌の繁殖を促進させます。

そしてウサギの呼吸器系に負担をかけ、細菌感染の原因となってしまいます。

スナッフルなどの病気になると、鼻水やくしゃみ、目ヤニなどが見られるようになります。

食欲がなくなる

湿度が高くなると、あまり食べなくなったりもします。

栄養がしっかり摂れないのは、ウサギにとってとても大きな負担です。

腸の働きが鈍ることで、「うっ帯」を引き起こす可能性もあります。

皮膚病になりやすい

ウサギの毛は濡れると乾きにくいので、湿気が高いと毛の中の空気の循環が悪くなります。

すると細菌感染しやすくなり、皮膚疾患のリスクが高まります。

どんな対策をすれば良いの?

梅雨の湿気対策としては、次のようなことを意識してみると良いでしょう。

湿度計を用意する

先ほども書きましたが、湿度計は必須でしょう。

感覚で判断する人も居ますが、体感って実際の気温とか湿度とズレていたりするんですよね。

例えば気温が低いと、湿度が高くてもそれほど不快に感じなかったりします

正しい湿度を知るには、やはり湿度計を用意して数値として見ることが大切です。

湿度計を設置する場所は、ウサギのケージ付近です。ウサギの頭の高さに設置しましょう。

換気をする

締め切った部屋だと、どうしても湿気がこもってしまいます。

なるべく窓を開けて風を通し、空気の循環を良くしましょう。

出来れば、家の対角線にある窓を2カ所開けると良いです。

1つだけ開けるより、空気の通りが良くなります。

ウサギのケージは壁から数センチ離して設置して、壁との間にも空気が通るようにしましょう。

サーキュレーターを使ってみても良いですね。

除湿器などを使う

梅雨時は、雨が降っていて窓が開けられない日も多いですよね。

そんな日は除湿器を使うと良いでしょう。

エアコンの除湿機能でもOKです。

夏になると気温も高くなるので、ウサギのために殆ど一日中エアコンを使うこともあるかも知れません。

除湿器と併用して上手に活用していきましょう。

掃除をこまめにする

ケージ内は、とてもカビが発生しやすい状態になっています。

室温25~30℃、湿度50~80%くらいで、ケージ内を不潔にしているとすぐにカビが生えてしまいます。

排泄物や食べ残しのフードは小まめに片付け、玩具などはたまに天日干しをすると良いでしょう。

フードは乾燥剤と一緒に密閉

フードの袋を開けたら、密閉容器に乾燥剤と一緒に入れて保管しましょう。

牧草にも乾燥剤を入れておくと良いでしょう。

我が家のペット達のフードは、一年中フードストッカーに入れて保管しています。

密閉出来て乾燥剤を入れるスペースもあるので、重宝しています。

サイズも豊富なので、使い易いタイプを探してみると良いと思います。

野菜や果物は少量ずつ与える

生の食べ物は傷みやすいので、食べきれる量だけを与えるようにしましょう。

水もこまめに交換してあげましょう。

最後に

ウサギの湿気対策についてまとめましたが、いかがでしたか?

私たち人間と同じで、ウサギも湿度が高いと不快に感じたり体調を崩したりします。

快適な温度や湿度が人間と同じくらいなので、飼い主さんが不快に感じるようならウサギも不快だと言えるでしょう。

湿度が高いと水や食べ物が傷みやすく、ケージ内ではカビが発生しやすくなります。

雑菌が増えやすくなって、呼吸器系や皮膚疾患のリスクも高まります。

食欲不振に陥ると「うっ帯」の原因となったりもするので、湿気対策はしっかりしてあげましょう。

風通しを良くしたり、エアコンや除湿器を上手に活用して、梅雨~夏を元気に乗り切りましょう。

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