去勢手術をしたオス猫は、その日の内か翌日には自宅に戻ることでしょう。
手術後のケアをどうしたら良いか、気になる人も多いのではないでしょうか?
特に初心者さんは、不安も大きいことと思います。
そこでここでは、去勢手術後のケアについてお話をしていきたいと思います。
精神的ダメージが大きい
何匹も猫を飼ってきて感じたことは、「肉体的なダメージよりも、精神的なダメージの方が大きいのではないか」ということです。
去勢手術の意味は、猫には何も分かりません。
猫にしてみたら、ただ単に怖くて痛い思いをしただけです。
帰宅後は、物陰に隠れて出てこない場合もあるでしょう。
でも落ち着いたら出てきますので、そっとしておいてあげましょう。
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抵抗力や免疫力の低下に注意
抵抗力や免疫力が一時的に低下するので、感染症に気を付けてください。
他の猫との隔離も、感染症予防の対策になりますね。
ですが、隔離がストレスになってしまう場合もあります。
我が家の場合は、毎回隔離をせずに過ごしていました。
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ご飯はすぐに食べない
去勢手術前は絶食するので、「さぞかしお腹を空かせて帰ってくるだろう」と考える飼い主さんも多いことでしょう。
ですが、簡単な手術でも心や体へ負担が掛かっています。
我が家の場合でも、帰宅した日にご飯を食べた子は居ません。
麻酔の影響もあるので、水やご飯を控えるように言われることもあるようです。
退院の時には獣医さんに、食事のタイミングについて聞いておきましょう。
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もし、エリザベスカラーを嫌がったら?
エリザベスカラーは首に付ける大きな襟のようなもので、患部を舐めないように保護する役目があります。
大抵の子は嫌がります。
後ずさりしたり、頭を振ったり、最初の内はアチコチにぶつかり、変な歩き方をします。
でも何日かすると慣れて、階段を駆け上ったり、狭い隙間も走り抜けたりするようになります。
ただ、あまりにもストレスが大きくてパニックになる場合は、獣医さんに相談して下さい。
我が家の猫にも1匹、パニックになってしまった子がいました。
他の猫の「嫌がる」という様子とは明らかに違っていました。
帰宅してすぐに病院に連れて行くのもストレスになると考え、たまたま家にあったクリアファイルで小さめのエリザベスカラーを作ってあげました。
患部を舐めないギリギリのサイズです。
その結果、すぐに落ち着きを取り戻してくれました。
我が家は何度もエリザベスカラーの経験があったので作れましたが、サイズをきちんと図らないと患部を舐めてしまい危険です。
やはり獣医さんに相談するのが良いでしょう。
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最後に
猫にとっても飼い主にとっても試練となる去勢手術について、術後の様子をお話いたしました。
退院後はショックで元気が無くなっていることが多いです。
また、エリザベスカラーを嫌がる子もいるでしょう。
エリザベスカラーに慣れる様子がなくパニックが続いていても、サイズ変更であっさり落ち着いたりします。
気になる事があったら、獣医さんに相談しましょう。
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