飼っている猫が頻繁に体を掻いていたり、一カ所だけ舐め続けていたり、いつもと違う様子が見られた場合、もしかしたら皮膚病かも知れません。
猫の皮膚病にもいくつか種類があり、それぞれ違う治療が必要となります。
多頭飼育の場合は、他の猫への感染の可能性もあるので隔離が必要な場合も!
そこでここでは、猫の皮膚病についてまとめてみました。
こんな症状、ありませんか?
猫に次のような症状が見られたら、皮膚病かも知れません。
- 換毛期ではないのに抜け毛が激しく、ハゲがある。
- 痒そうに、舐めたり掻いたりする。
- かさぶたや発疹が皮膚にある。
- びらん(ただれ)がある。
- 脂っぽい毛質になった。
当てはまる症状があったら、動物病院を受診しましょう。
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猫の皮膚病には、どんな種類があるの?
皮膚病には、大きく分けて次の5つがあります。
細菌性皮膚炎
ブドウ球菌や連鎖球菌のバランスが崩れる事で発症します。
痒みを生じ、毛が抜けます。
真菌性皮膚炎
カンジダ、白癬などのカビによるもので、皮脂を栄養にします。
高温多湿を好み、春~夏に多い皮膚炎です。
寄生虫性皮膚炎
ノミやダニによる皮膚炎で、皮膚の内側に寄生するタイプと外側に寄生するタイプがあります。
外に出る事の多い猫は、感染しやすいです。
アレルギー性皮膚炎
ハウスダストや花粉などを吸いこむ吸引性アレルギーと、食べ物による食物アレルギーがあります。
内分泌性皮膚炎
ホルモン内分泌器官の異常による皮膚炎で、脱毛があったり、食べているのに痩せてきたりします。
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病院では、どんな検査をするの?
皮膚病の心配があったら、動物病院へ行ってみましょう。
病院では、次のようなことが行われます。
問診
皮膚の状態を見たり、飼い主に自宅での様子を聞いたりして原因を考えます。
アレルギー検査
アレルギーがあるかどうかの検査をします。
病院によって違いますが、28000円くらいです。
血液性化学検査
肝臓や腎臓などの検査をします。2000~3000円くらいです。
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どんな治療をするの?
ノミやダニが原因でしたら、それらを駆除する薬を使います。
アレルギーが原因の場合は、抗アレルギー薬を使います。
副腎皮質ステロイド剤などが入った軟膏を塗ったり、注射や薬用シャンプーを使う場合もあります。
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最後に
猫の皮膚病についてお話をしましたが、いかがでしたか?
猫の皮膚病には5つの種類があり、それぞれ治療法が違ってきます。
症状が軽い内に発見出来れば、治療期間も短く済むことが多いので、気になる症状があったら動物病院に行くことをおすすめします。
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