猫を飼っていると、時々毛の塊が出来ている事に気付いたりしませんか?
特に長毛種では、長い毛が絡まり合い塊になってしまったりします。
カチカチになってしまっている部分は、一体どうしたら良いのでしょうか?
ハサミでカットするにしても、皮膚を巻きこむ危険があるので怖いですよね。
今回は、猫の毛が固まってしまった時の対処法と、どうして固まってしまうのかについてお話をします。
猫の毛って、どうして固まってしまうの?
短毛種では、毛の塊が出来る事は滅多にありませんが、長毛種の場合は塊が出来やすいです。
固まってしまった部分をみると、まるでフェルトのように1つの布のようになっています。
ほぐしたくても、なかなかほぐれてくれません。
一体どうして、こんなに固まってしまうのでしょうか?
それは、毛がちゃんと抜け落ちないために、他の毛と絡まってしまうからです。
抜け毛がきちんと体から離れてくれれば、塊が出来る事はありません。
抜け毛が落ちない理由は、次のことが考えられます。
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- 服を着せている
- 首輪など、体にいつもつけっぱなしの物がある
- 日々のブラッシング不足
- シャンプーの前後にブラッシングをしない
これらの事に気を配るだけで、だいぶ毛が固まる事を防げます。
また、猫の皮膚にあるアポクリン汗腺からは、油性の成分が分泌されます。
この成分が溜まることで、毛が絡みやすくなったりもします。
猫側の理由としては、
- 口内炎など、口に異常があることでグルーミングが出来ない
- 毛が多過ぎて、自力でグルーミングしきれない
- 高齢になり、グルーミングが面倒臭くなった
などが考えられます。
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毛が固まった時の対処法
毛が固まっているのを見つけたら、何とかしなくてはいけません。
放っておいても自然になくなることは、ありません。悪化するばかりです。
皮膚の炎症にもつながるので、なるべく早く取り除く必要があります。
ブラシでほぐしたり、お湯で拭いてみたりしてもほぐせない場合は、ハサミでカットするしかありません。
ですが、猫の皮膚は柔らかくよく伸びるので、皮膚を巻きこんでいる場合があります。
固まっている部分だけを切ったのに、縫うほどの大きな傷跡が出来てしまうこともあります。
猫の皮膚は、それほど本当によく伸びるんです。
もし、毛と皮膚の堺目がよく分からない場合は、無理をせず獣医さんかトリマーさんに任せましょう。
また予防として、バリカンであらかじめ短くカットしておくという人もいます。
ペット用のバリカンなら、音も比較的静かですよ。
高齢猫は特に注意
猫も高齢になると、色々億劫になってくるようです。
グルーミングも、あまりしなくなってきます。
ですから、10歳を超えた猫には飼い主がブラッシングをしてあげるようにしましょう。
シャンプーも予防に効果的ですが、高齢猫の場合は体力を奪われてしまうことと、風邪をひく可能性も高いです。
ですから、蒸しタオルで体を拭いてあげるだけでも良いですよ。
ドライシャンプーを使っても良いでしょう。
最後に
猫の体に毛の塊が出来てしまったら、早めに対処する必要があります。
放っておくと悪化するばかりで、酷いと皮膚が炎症を起こしてしまいます。
軽く固まった程度でしたら、ブラシや蒸しタオルなどでほぐせることでしょう。
もしほぐせないようでしたら、カットするしかありません。
その際は、決して無理をしないで下さいね。
猫の皮膚は信じられないくらい伸びて、毛の塊の中に巻きこまれていたりします。
心配な場合は、獣医さんやトリマーさんにお願いしましょう。
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