子猫を保護したり、飼っている猫が赤ちゃんを産んだりして、子猫のお世話をすることになった時、まず考えるのが「何を食べさせればいいの?」という事でしょう。
もちろん、母猫がいれば母乳を貰えば良いのですが、その後はどうしたら良いか悩みますよね。
今回は、子猫のお世話をする事になった時に困らないよう、餌の与え方についてご紹介していきます。
猫は、一年かけて大人になります
子猫の成長速度は凄まじく、なんとたった1年で成猫となります。
これは人間の赤ちゃんの15倍の速さで、この1年間で体重は20~40倍に増えます。
とにかく栄養をたくさん摂取する必要があり、健やかに育つためにはバランスも重要!
それでは猫の子供時代を3つに分けて、食事の与え方をご紹介していきます。
生後4週間までは、母乳を飲んで育つ授乳期です。母乳は高脂肪・高タンパクであり、子猫に必要な栄養がタップリ。免疫も含まれているので、子猫の体を病気から守ってくれます。
母猫がいない場合は、子猫用のミルクを与えるようにしましょう。牛乳を与えるのはNG!
子猫用に作られたミルクなら、母乳に似せた成分で作られているのでお腹を壊さずに済みます。
うちの猫も、赤ちゃんの頃に哺乳瓶でミルクを与えていました。
猫用の小さな哺乳瓶がありますので、それを使うと良いですよ。
ミルクは、人肌程度にあたためてから与えましょう。
離乳期
生後4~8週間が、離乳期にあたります。
人間の赤ちゃんと同じく、歯が生え始めてくると色々な食べ物に興味を示します。
このタイミングで、フニャフニャにふやかしたキャットフードを与えてみましょう。
人間の赤ちゃんも、最初はドロドロの物から食べますよね。それと同じです。
まだまだ胃が小さいですので、一度に食べる量はほんの少しです。
ですから、回数を分けて何回も与えるようにしましょう。
食べ物だと認識しない場合もありますので、ミルクでふやかしたり手であげたりしてみましょう。
お水も自分で飲めるようになります。
いつでも新鮮な水が飲めるように、何カ所かに設置すると良いでしょう。
生後8週間目には離乳完了を目指し、母乳やミルクは卒業出来ると良いですね。
いよいよキャットフード期へ!
離乳食で順調に体重が増えているようなら、卒乳してOK!
その後は1歳になるまで、子猫用フードを与えていきます。
いきなり固いフードは食べれないかも知れないので、徐々にふやかし具合を調整していきましょう。
キャットフードには、主食用とおやつ用があります。「総合栄養食」と書かれているものを主食にしましょう。
書かれていないものはおやつですので、きちんと栄養が摂れません。
最後に
小さくて可愛い子猫時代は、たった一年間だけ。アッという間に大人になります。
それだけに、とても大事な一年間!毎日口にするものが、子猫のその後の健康に関わってくるのです。
授乳期、離乳期、フード期を、順調にステップアップしていけるように、飼い主さんが導いてあげましょう。