特に何もしなくても、猫に好かれる人っていますよね。
そういう人って、ただそこに居るだけで、猫が集まって来たりします。
逆に、猫が好きで好きでたまらないのに、どうも逃げられてしまうという人もいます。
我が家の猫達も、私の友人が来た時などは、そばに居て居心地の良い人とそうでない人を見分けているようです。
今回は、猫が逃げて行く理由と、嫌われないようにするためのポイントをご紹介します。
どうして逃げちゃうの?対処法は?
猫を虐めたわけではないのに、むしろ大好きでずっと一緒に居たいと思っているのに、猫に逃げられてしまう人っていますよね。
そういう人は、無意識のうちに猫が嫌がることをしているのです。
まずは、猫が逃げてしまう理由を探ってみましょう。
猫のパーソナルスペースを把握出来ていない
パーソナルスペースって、どこかで耳にしたことがあると思います。
これは人間でもそうなのですが、見知らぬ人がすぐ近くに来ると落ち着きませんよね。
例えば、電車などでたくさん空席があるのに、知らない人があなたの隣にピタリくっついて座ったら?
ちょっと嫌な感じがしますよね。
そのような、侵入されたくない自分のスペースのことをパーソナルスペースと言います。
猫の場合は、次の4つに分かれています。
- 個人的距離:猫のすぐ近く。親密度の高い人だけが入れる距離。
- 社会的距離:1mくらい。威嚇はしないが、とても気にしている。
- 臨界距離:威嚇を始める距離。
- 逃走距離:逃げる距離。見知らぬ猫なら2mくらい。
勿論、猫の方から近寄って来たなら話は別です。
その時、いきなり頭を撫でるのではなく、私はまず人差し指を出して様子をみます。
猫は人差し指に鼻を近づけてきます。
その後、その場にとどまってくれていたら、撫でても大丈夫でしょう。
もし立ち去ったとしても、一応挨拶は出来たのですし、それで良しとします。
何度も挨拶をしていれば、その内撫でさせてもらえる日が来ます。
猫との付き合い方は、このように気長に構えることが大切です。
撫で方が雑
せっかく触る事を許してくれても、乱暴に撫でたのでは猫は嫌がります。
撫でる時に毛が引っかかったりして痛い思いをしたら、もう来てくれないかも知れません。
猫が撫でられて喜ぶ場所は、どの猫も大体同じです。
それは、首の周りや眉間、耳の後ろです。
また、尻尾の付け根を軽くポンポンと叩くのも、喜びます。
ニオイが強い
猫の嗅覚は非常に優れています。
ですから、香水をつけている人には近寄りません。
人間だって、強すぎる香水は「クサイ」と感じますよね。
また、柑橘系のニオイも嫌いです。
目を見つめない
相手の目をジッと見つめるのは、ケンカをする時です。
初対面の猫の目は、なるべく見つめないようにしましょう。
猫に嫌われてしまったら、どうしよう
既に猫に嫌われている場合でも、大丈夫。
毎日のお世話をあなたがしっかりしていれば、猫はちゃんと見ています。
ご飯をくれる人と遊んでくれる人が大好き。
お世話をしている内に少しずつ近寄って来てくれるようになったら、一緒に遊んであげると良いでしょう。
大切なのは、自分から近寄っていかない事です。
猫の方から来るまで、無視しているくらいが丁度良いでしょう。
最後に
猫が逃げて行く理由についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
猫が好きな人ほど、キャーキャーと喜びの声を上げながら猫に近づいたりします。
猫にとって、それはとても嫌なことなんです。
ですから猫が嫌いな人って、意外と猫からは好かれたりするんですよね。
今回ご紹介した方法を試して、是非猫と仲良くなってみてくださいね。