猫といえば、喉をゴロゴロと慣らしている姿を思い浮かべる人も多いことでしょう。
猫の首や顎の辺りを撫でると、気持ち良さそうにゴロゴロという音を出します。
あの音を出している時の猫は、どんな気持ちなのでしょうか。
私たちが思っている通り、気持ち良かったり、気分が良い証拠なのでしょうか?
今回は、そんな猫のゴロゴロ音についてお話をしていきます。
猫は、どうして喉を鳴らすの?
猫の喉の辺りから出てくる、ゴロゴロという不思議な音。
あれは一体どういう理由で出しているのかを、お話していきますね。
嬉しい、幸せ、満足という気持ち
飼っている猫を撫でると、目を細めながらゴロゴロと喉を鳴らす様子が見られることでしょう。
それは、猫がとてもリラックスして幸せな気持ちになっていると言えます。
私の家の猫もよくゴロゴロ鳴らしていますが、聴いているこちらまで落ち着いてくる不思議な音ですね。
嫌いな人に撫でられても、ゴロゴロと喉を鳴らしたりしません。
ただし中には喉を鳴らさない猫もいますので、慣らさないからと言って落ち込まないでくださいね!
して欲しい事がある
何かして欲しい事がある時にも、ゴロゴロと喉を鳴らして要求するようです。
この時の音は、リラックスしている時の低いゴロゴロよりも若干高めになるようです。
仲間とコミュニケーションをとっている
猫は、自分の体が弱っている時にもゴロゴロと喉を鳴らすようです。
もしも、具合が悪そうに喉を鳴らしていたら、病気である可能性もあります。
猫は赤ちゃんの頃から、コミュニケーションとしてこのゴロゴロ音を使っています。
生まれたばかりで目が見えない赤ちゃんに、母猫はゴロゴロと喉を鳴らして「近くにいるよ」と伝えるのです。
それに対し赤ちゃんも「ぼくはここにいるよ」と、自分の無事を知らせます。
癒しのゴロゴロ音は、人間にも有効!
ゴロゴロと喉を鳴らす音には、なんとリラックス効果があるそうです。
この音には20~50ヘルツの低周波が含まれていて、副交感神経を優位にする効果があるのです。
ですから、猫は自分の気持ちを落ち着かせたい時にも、この音を出しているようです。
ちなみに、近くで聞いている飼い主にも、リラックス効果はあるんですよ。
また、治癒力をアップする効果もあるとのこと。
ストレスが溜まると自律神経に悪影響が出て、免疫力が低下します。
つまり、ストレスを軽減するゴロゴロ音には、免疫力低下を防ぐ力があるのです。
仕組みは不明
猫がゴロゴロと喉を鳴らす仕組みは、残念ながらまだ分かっていません。
癒し効果が高く、免疫力も高めてくれる神秘の音ですね!
最後に
猫が喉を鳴らす時の、ゴロゴロという音についてお話をしましたが、いかがでしたか?
猫が満たされた気持ちになっている時に、ゴロゴロ鳴らすようですね。
また、怪我や病気の時や、緊張状態にある時、コミュニケーションの手段としても慣らすようです。
猫を飼っている人なら特に、よく耳にすると思われるゴロゴロ音ですが、音が出る仕組みがハッキリ分かっていないようです。
この不思議な音には、人間を癒す効果もあるようですね。
確かに、聞いている内にこちらも幸せな気分になってきますものね。
ただ、喉を鳴らさない猫もいるということをお忘れなく!
自分の家の猫がゴロゴロ言わないからといって、好かれていないと言う事ではないですよ。
きっと、飼い主さんなら表情を見れば分かることでしょう。
慣らさなくても、甘えてくるようでしたら飼い主さんのことが大好きな筈ですよ。