猫にもいろいろな性格がありまして、抱っこされるのが大好きな猫もいれば大嫌いな猫もいます。
うちの猫達にはどちらのタイプもいます。
抱っこされるのが好きな猫は、私が抱き上げただけで既に目を細めて寝ようとしています。
抱っこが嫌いな猫は、手足をばたつかせ全力で抜け出します。
今回お話するのは、前者のタイプ。
飼い主さんの抱っこが大好きな猫の気持ちについて、探っていきたいと思います。
また、抱っこに慣れてもらう方法もご紹介します。
甘えたいと思っている
飼い猫は飼い主に対して、母猫に抱くような感情を持っているようです。
安全な場所を提供してくれ、ご飯を用意してくれる、とても信頼できる存在なのです。
そのような飼い主に抱っこされ包まれている状態は、とてもリラックス出来る状態なのでしょう。
甘えさせて、と寄ってきたら優しく抱き上げてあげましょう。
ニオイをつけようとしている
猫が飼い主に、自分のニオイをつけようとしているのかも知れません。
これは自分の大事な物にするマーキング行動です。
お風呂上りに猫が飛びついてきて、抱っこされたがるという場合、お風呂で消えてしまった自分(猫)のニオイをつけ直していると考えられます。
温まりたい
寒い季節などは、単純に暖を取りたいだけかも知れません。
確かに冬は、我が家の猫達もやけにくっついてきます。
上手な抱っこの方法
抱っこをしている内に眠ってしまう猫。見ていると、本当に可愛いものです。
ですが、うちの猫には抱っこ嫌いな子もいます。
くっついて歩くくせに、抱っこをしようとすると逃げるのです。
なので、もう何年も抱っこをしていません。
ですが、どうしても抱っこしたいと思っている飼い主さんもいることでしょう。
その場合、抱っこされることが心地良い、と覚えてもらう必要があります。
抱っこしようとして気合い満々で近づき、無理矢理抱き上げるなんてことはNG!
そのやり方では、抱っこに慣れてはくれないどころか、益々抱っこ嫌いになる可能性が高いです。
コツは、猫が甘えてくるのを狙うことです。
喉を鳴らしてすり寄ってきたら、ゆっくりと抱っこしてみましょう。
この時、猫が少しでも嫌がったらすぐに放してあげます。
抱っこされても、すぐに放して貰えることが分かれば、それほど警戒しなくなるでしょう。
ちなみに、我が家の抱っこ嫌いな猫は、この方法でもダメです。
ただ、胡坐をかいてその上に毛布をかけた状態で招くと、そこで丸まって寝てくれたりします。
この状態限定で、膝に乗って来てくれるのです。
抱き上げるのは無理ですが、これで十分だと思っています。
最後に
自分の抱っこで猫が寝ているのは、飼い主にとっても幸せな時間ですね。
抱き上げた時に全身を預けてくれると「信頼されてるんだな」と実感します。
そんな時、猫は母猫に守られている安心感に包まれているようです。
でも誤解しないで欲しいのは、抱っこが嫌いだから飼い主も嫌いというわけではないということです。
うちの抱っこ嫌いな猫は、いつも私の後をついて歩いて私が座れば横にくっついて寝ます。
こんなに一緒にいたいと思っている相手でも、抱っこだけは嫌!ということもあるのです。
どうしても嫌がるなら、無理に抱っこする事もないと思いますので、決して抱っこを強要しないでくださいね。
抱っこしたい場合は、徐々に慣らしていくようにしましょう。