レボリューションという薬があるのをご存知でしょうか?
これは、猫の寄生虫駆除薬なんです。
使用法は簡単で、頻度も月1回なので手軽に利用出来ますね。
猫に心配な寄生虫って、どんなものがあるのでしょうか?
今回は、レボリューションの効果や副作用についてお話をしていきます。
どんな効果があるの?
レボリューションには、寄生虫を駆除する効果があります。
どんな寄生虫に効果があるのか、ご紹介しますね。
回虫
猫の腸に寄生して、栄養を吸い取ります。
回虫に寄生されている獲物を食べたり、散歩中に回虫の卵が口に入ったりすることで感染します。
症状としては、食べているのに痩せていたり、下痢をしたり、子猫の場合だと栄養不足になって発育不良を起こします。
症状が出ない場合もあります。
フィラリア
猫の場合、犬よりも症状が出にくいようです。
ですが、発症すると咳や呼吸困難などの症状が見られ、最悪の場合死に至ります。
蚊が媒体しますので、犬と同様に夏場の予防策が大切です。
ノミ
ノミの成虫、幼虫、卵に効果があります。また、再び寄生されるのを予防することも!
ノミが寄生すると吸血され、激しい痒みに襲われます。
子猫の場合は、貧血状態になることもあります。
草むらなどで子猫を保護した時は、ノミがついている事が疑われます。
ミミセンダニ
猫の外耳に寄生します。激し痒みを伴なうので、耳をかいたり頭を振ったり、何かに耳をこすりつける行動が見られます。
感染猫との接触でうつります。
副作用ってあるの?
便利で効果の高いレボリューションですが、気になるのは副作用ですよね。
いくつか副作用の報告もされているので、使用をためらっている人もいるのではないでしょうか?
中には死亡例もありますが、その殆どは元々体調が悪かった子猫だそうです。
ですから、レボリューションを使う時には全身の健康チェックをしてからにしましょう。
また、使用してから異常が見られた場合は速やかに受診することをおすすめします。
副作用には次のようなものが報告されています。
- 嘔吐、下痢
- 息切れ
- 食欲不振
- アレルギー反応
- 湿疹や痒み
- 筋肉弛緩
- 死亡
レボリューションはセラメクチンを主成分としています。
これは農薬や殺虫剤ですので、やはり副作用の可能性はありますよね。
最終的に、使用するかどうかは飼い主の判断となります。
どうやって使うの?
レボリューションの使い方は、とても簡単です。
猫の肩甲骨の間に、薬を垂らして5秒揉みこめばOK!
これだけで、効果が1カ月持続するのです。
使用後2時経てば、洗っても落ちないそうです。
ただ、簡単とは言え、猫に警戒されたら難しくなります。
暴れて口に入ったら困りますので、軽く押さえつけて手早く済ませましょう。
最後に
猫の寄生虫を駆除するレボリューションは、使い方が簡単で効果も持続するのが魅力。
ですが副作用の報告もあるようです。
薬は口の届かない部分に垂らすのですが、万が一舐めてしまった場合には様子をしっかり見てあげて下さいね。
また、猫の体調が悪い時には使用しないようにしましょう。
副作用が出たら病院に行って、どのように薬を使用したかを獣医さんに報告してください。
アロマを使った虫よけが人間の間で流行っているようですが、猫には負担が大き過ぎます。
絶対に使用しないでくださいね。