2019年6月20日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回は、「買える!現代アートの世界」と「鳩時計の世界」の2本立てでした。
その中から、「鳩時計の世界」についてまとめました。
「買える!現代アートの世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニンニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、鳩時計に人生設計を狂わされた男、芹澤庸介(ようすけ)さん。
芹澤さんは、鳩時計を小脇に抱えてスーツベスト姿で登場するもんだから、マツコさんも思わず「腹話術?」と聞いてしまいます(笑)
早速自己紹介で「鳩時計専門店のオーナー」と明かすと、目をひん剥いて驚いたマツコさんは、「月に何台売れるの?」と質問。
売上は、月ごとに違うそうですが、「ご結婚は?」突っ込んで質問すると、今は独身だそう。
マツコさんは妙に納得したようで、「こんな家には嫁げない!」と失礼なこと言っていましたね(笑)
早速持ってきた鳩時計を鳴らしてみると、「ポッポ―」と可愛らしい音。
しかし、私たち日本人は「鳩時計」と言っていますが、これは鳩ではなく“カッコー”だというのです。
世界的にみても、カッコー時計と言われているそうですよ。
では、どうして日本では「鳩時計」となったかと言うと、カッコーは別名“閑古鳥”。
そのため「カッコーは縁起が悪い」とされ、平和の象徴・鳩をモチーフに「ポッポ時計」として販売されたそうです。
早速、芹澤さんプロフィールを紹介。
芹澤さんは、鳩時計職人で、日本人初のドイツ鳩時計協会員。
でも大学は法学部で、法曹界での仕事を考えていたそうです。
ところが21歳の頃、ヨーロッパ旅行のトランジットで立ち寄ったフランクフルト空港の、お土産店で出会った鳩時計の可愛さに魅了され、どっぷりハマってしまったそうです。
そして現在は、日本橋にある鳩時計専門店「森の時計」のオーナーで、古い鳩時計の修理をするのが主なお仕事だそうです。
この数奇な運命に、マツコさんも「人生狂わされましたね~」としみじみ(笑)
超進化!おしゃれモダン鳩時計
芹澤さんの最近の心配ごとは、鳩時計の生産数が世界的に減少している、ということ。
その理由として、マツコさんは「昔ってお茶の間がガチャガチャしてたから、鳩時計があってもOKだったけど、最近モダンなインテリアには合わない」と言います。
ただ、「鳩時計の機能は欲しい人結構いると思う」と、嫌いではないようですね。
そこで芹澤さんは、一人暮らしでも使いやすい、おしゃれな鳩時計をスタジオに持ってきてくれました。
カラフルなものからスケルトンのものまであり、マツコさんも「あ~おしゃれ!」と興味出てきたよう。
まず初めに紹介するのは、無印良品の「掛置鳩時計」(大7,490円税込、中5,480円税込)。
白地の木枠がシンプルで、値段も手頃なので、無印良品の時計の中では一番人気だそうです。
鳩の鳴き声も、マツコさんが「いいわ~ゆったりしていて」と感じる、日本の鳩時計ならではの、のんびり感。
続いてマツコさんが気に入ったのは、ドイツ、フーベルト社の「スケルトン鳩時計」(13万9,320円税込)
スケルトンのデザインを「おしゃれ~」と気に入ったのですが、重りが気に入らないよう。
また鳴き声は、「ちょっと急ぎすぎよね~」と言う様に、先ほどの無印のとは対照的な素早い感じ。
でもやっぱりデザインが気に入ったようで、「(重りが)これじゃ無かったら買ってたかも」とまで言うので、芹澤さんは「275gだったらなんでも良いんです」「ドイツ行って探してきます」と。
人の好さが出てますね~(笑)
実は、鳩が鳴く仕組みには、フイゴ式とデジタル式があるそうです。
フイゴ式とは、笛に風を送り込む事で音が鳴り、二つの笛が対になって「ポッポ―」となるそうです。
芹澤さんがそれを実演してくれたのですが・・・
マツコさんたら面白かったのか、「もうちょっと速めに」とリクエスト。
素直にスピードを速くする芹澤さん・・・
そしてさらに「もうちょっと速めに」とリクエスト。
それを素直に実演する芹澤さん・・・
ホント人が好過ぎます!(笑)
続いて、イタリア、ピロンディーニ社の、有名デザイナーが手掛けた「レノン&ダリ」というシリーズ。(4万5,360円税込)
ジョン・レノン、ダリの顔の模した、水色や黄色という色もオシャレな感じです。
同じくピロンディーニ社の「CUCU Mi dondolo」は、黄色地の横向き長方形タイプ。
マツコさんも「現代の鳩時計って感じ」「カワイイ」と気に入っていました、デジタル式の音を聞いて「カッコーの前に余計な鳥が鳴きませんでした?」と、何となくガッカリした様子。
森の中の環境音を再現した音で、癒される音であることは間違いないのですが、好みが別れそうですね(笑)
最後に、シンプルな木枠の、OQTA「HATOもく」(3万4,344円税込)
実はこの鳩時計は、時間で鳴くのではなくスマホアプリと連動して鳴くんです。
例えば、祖父母にプレゼントとして送り、祖父母の事を思った時にボタンを押すと鳩がなくので、思いが伝わるという優しい鳩時計なんです。
そして、芹澤さんが今一番伝えたいことというのが、「鳩時計は時間を確認する機会ではなく、愛情を注ぐべき可愛いペット!」とうことだそうです。
それを聞いたマツコさんは、無表情のまま頷くばかり・・・
実は、鳩時計やボンボン時計は、季節ごとに調整が必要な“手間がかかる”時計だそうです。
そうやって長年手入れをしていくうちに、「家族のような愛着をもつ」人が多いそうです。
実際、マツコさんも小さい頃は実家にボンボン時計があったそうで、それが無くなった時はショックだったそうです。
でもその説明が・・・「じいさんが〇〇〇触るみたいに、調整してましたよ」なんて言うもんだから、芹澤さん困り顔(苦笑)
それを見て、マツコさんもマズイと思ったのか、「こんな下品な人間に会ったことないですよね、スイマセン」「もしどうしても我慢できなくなったら、右手を挙げてください」と2人で確認し合いました(笑)
可愛いドラマが詰まった 伝統的な鳩時計
様々な進化系鳩時計が出てきている中、芹澤さんが一番好きなのは、伝統的なドイツの鳩時計だそうです。
鳩が鳴くだけでなく、人形が動くカラクリになっているもので、そのドラマチックな内容が良いそうです。
まず紹介したのは、『キッシングドール』、お値段33万円!
オルゴールと共に動くカラクリは、「ベンチに座った幼馴染の2人がキスをする」というストーリー。
実際に動かしてみると、あれ? 2人がキスをする前に、女の子が少し顔を反らしてしまいます。
芹澤さんは、「それが可愛い」というのです。
なんと、芹澤さんのファーストキスの思い出の情景と似ているようで、それを思い出しながら見ているそう。
ただマツコさんたら「どうしてその方と一緒にならなかったの」「未だに独身で」と言うもんだから、芹澤さん何とも言えない顔・・・
もう一度動かした鳩時計は、「心なしかオルゴールが悲しく聞こえてましたね」(笑)
続いては、『森の鳩時計工房』
その昔、鳩時計というのは、冬の間仕事がない農家さんや木こりが作って売り歩いていた工芸品だったそうです。
それを彷彿とさせるストーリーで、大きな鳩時計を背負って売りに行く旦那さんを、ハンカチを振りながら見送る姿が健気で可愛い、と言います。
ところがマツコさん、ある事に気づきます。
実は、見送る奥さんの後ろに「屈強な男が1人いる」のです。
マツコさんは、「(この2人)出来てるんじゃないですか?」と妄想ストーリーを始めます。
芹澤さんは、それを「旦那さんの弟の時計職人」と見ていたようで、「鳩時計を作っている人に悪い人はいない」と否定します。
しかし、マツコさんは「弟だったらちゃんと見送りませんか?」「ただならぬ仲なんでは・・・」と追い打ちをかけます。
マツコさんがと言うと、その解釈に耐えられなくなったのか、おもむろに右手を上げましていました(笑)
最後に、芹澤さんがマツコさんへのプレゼント鳩時計を用意してくれました。
ドイツの鳩時計職人に制作を依頼しオーダーメイド品で、鳩が鳴った後に、マツコさんを乗せた汽車が走るカラクリが付いています。
「あら嬉しい~」と喜びますが、カラクリがあるため「結構したんじゃない?」と心配そう。
芹澤さんが、「7万200円です」と言うと、「意外と安かったわね」と少しガッカリしていましたね(笑)
最後に
懐かしい雰囲気が漂う鳩時計ですが、進化したシンプルな鳩時計は可愛いのでぜひ家に欲しいですね。可愛らしい鳩の鳴き声を聞くと、何となく心も和みそうですよね。
今回は、「買える!現代アートの世界」と「鳩時計の世界」の2本立てでした。
「買える!現代アートの世界」は、こちらをご覧下さい。