鳥はペットとして人気の動物で、昔からたくさんの人に飼われてきました。
小型のインコ類が人気のようですが、中には大きな鳥を飼ってみたいという人もいる事でしょう。
一口に大きな鳥と言っても、色々な種類があります。
まずは、どんな鳥がペットとして飼育されているのか知ってみるのが良いでしょう。
ここでは、ペットに出来る大型の鳥を紹介していきますね。
オウム、インコの仲間
オウムやインコの仲間の中には、鮮やかな色の羽毛を持つ種類が多いです。
頭も良くて仕草が可愛らしく、良いパートナーになってくれる事でしょう。
オウムもインコもたくさんの種類がありますが、ここでは人に懐きやすく、ペットとして人気の種類を紹介しますね。
タイハクオウム
体長45~55cm、体重450~650g、寿命40~50年
値段30~50万円
純白の羽が美しいタイハクオウムは、その見た目からとても存在感のある鳥です。
人懐っこい性格をしていて、大人になってからでも人に慣れてくれます。
撫でられると喜び、抱っこもさせてくれます。
まるで犬のようなオウムと言われたりもしています。
知能の高さも抜群で、一緒にオモチャで遊ぶことも出来ますよ。

キバタン
体長45~60cm、体重400~900g、寿命50年くらい
値段30~40万円
白い体と黄色い冠羽が美しい、白色オウムです。
オスとメスの見分けは難しいですが、瞳の色が若干違います。
オーストラリアキバタン、ホクゴウキバタン、アオメキバタンなど、いくつかの亜種があります。
とても人懐こくて、一人になると寂しがります。
知能が高く記憶力もあり、飼い主と一緒に遊ぶことが大好きです。
丈夫で飼育しやすいですが、知能の高さゆえ退屈に弱く、ストレスを溜めやすいです。

コバタン
体長30~35cm、体重300~350g、寿命40年くらい
値段30~45万円
インドネシアを生息地としている、小さめの白色オウムです。
見た目はキバタンのようですが、こちらの方が若干黄色っぽいです。
人によく懐き、肩に乗ってきたりして飼い主とのスキンシップを楽しむ鳥です。
鳴き声が大きいので、防音対策をしなくてはいけません。

オオバタン
体長40~50cm、体重840~890g、寿命40~60年くらい
値段70~120万円
サーモンピンク色の羽が可愛らしい、甘えん坊な鳥です。
白色オウムは基本的に、甘えん坊な性格が多いそうです。
オオバタンも人間にベッタリ甘えるタイプで、後追いをすることもあります。
知能も高いので、あまり構わないでいるとストレスで問題行動を起こすようになります。
好奇心が強いので、ケージから出す時は部屋の中に危険な物が無いかチェックしてくださいね。
ヨウム
体長33cmくらい、体重300~500g、寿命50年くらい
値段15~30万円
オウムと思うような名前をしていますが、アフリカに生息するインコです。
全体的に灰色なのですが、尾羽が鮮やかな赤色をしています。
白っぽく見える顔には、羽毛がありません。
大変賢いインコで、言葉の意味まで理解出来ると言われています。
人間のように、反抗期が2回あります。

コンゴウインコ
体長70~90cm、体重1kgくらい、寿命50年くらい
値段40~90万円くらい
大型のインコでとても色鮮やかな羽を持ち、パッと目を引きます。
種類が色々ありますが、どの種類も力が強いです。
知能が高く好奇心旺盛なため、退屈に弱いです。
コンゴウインコは、野生では生涯一夫一婦です。
飼育下では、飼い主が生涯連れ添う相手となります。
鳴き声がとても大きいので、防音対策は必須です。

シロハラインコ
体長23cm、体重150g、寿命25年くらい
値段20~40万円
胸元は白く、オレンジの頭と緑の羽、ピンクの足、そして黄色の顔をしています。
コントラストがハッキリとした、とても鮮やかな鳥です。
頭が良く芸を覚えるのですが、人の言葉を真似るのは苦手です。
人懐っこい性格で寂しがり屋なので、スキンシップの時間を作ってあげてくださいね。

フクロウの仲間
数年前から「フクロウカフェ」なども流行り出し、人気が高まっているフクロウ。
猛禽類をペットに出来るのか不安もあるかも知れませんが、飼育環境をきちんと整えればペットに出来る鳥です。
シロフクロウ
体長50~70cm、体重1.5~2kg、寿命20年くらい
値段30~60万円
森の賢者とも呼ばれるシロフクロウは、映画「ハリーポッター」にも登場しました。
北極周辺に生息するフクロウで、日本では北海道アタリで観測されているそうです。
飼育する事は出来るのですが、気が荒いので飼育難易度は高いです。
メンフクロウ
体長32~40cm、体重430~620g、寿命15~20年くらい
値段10~20万円くらい
モリフクロウ
体長30~40cm、体重360~500g、寿命20年くらい
値段20~40万円くらい
頭が大きく、ずんぐりした体形のフクロウです。
人に慣れて穏やかな性格をしているので、フクロウ初心者さん向きです。
ただ個体差もあるので、ペットショップの店員さんに性格について聞いてみると良いでしょう。
顔が真っ白で、まるでお面を付けているように見えます。
小さめの目がコミカルで、愛嬌のある顔つきです。
手乗りにする事も出来るし、体を撫でさせてもくれます。
ただ、過度なスキンシップは嫌がります。
アフリカオオコノハズク
体長19~24cm、体重200g、寿命15年くらい
値段30~48万円くらい
コノハズクの仲間にしては大型です。
ペットとして人気のある種類で、表情の変化が可愛らしいです。
好奇心が強く、わがままな面もあります。
ヨーロッパコノハズク
体長15~20cm、体重60~120cm、寿命10~15年くらい
値段10~20万円くらい
丸っこい体が可愛らしく、コノハズクの中では小型の種類です。
まるで木の肌のような模様をしています。
穏やかな性格で人懐っこく、肩に乗ってきたりしますよ。

最後に
大型の鳥の中から、ペットに出来る種類を紹介しましたがいかがでしたか?
色鮮やかなオウムやインコ、表情の面白いフクロウなどを紹介しました。
大型の鳥は存在感があり、知能が高いのでスキンシップを十分楽しめます。
ただ、セキセイインコなどと比べて寿命がとても長いので、最後まで責任もってお世話が出来るか考えてみましょう。
鳴き声が大きかったり、力が強かったりもするので、飼育する種類についての知識をより詳しく学ぶ必要があります。
特に子供がいる家庭では、思わぬ怪我につながる可能性があるので注意が必要です。
また、生息地に似た環境を作ってあげることも大切ですよ。
家具を傷つける事があるかも知れないので、気になる人は飼育は難しいかも知れませんね。
大型の鳥ならではの、気を付ける点がたくさんあります。
身近に大きな鳥を飼っている人がいたら、相談してみるのも良いですね。
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