日本の夏は、年々暑くなってきていますね。
今年は一段と暑く、各地で命の危険があるほどの暑さとなっています。
屋内にいても熱中症になるとのことですから、部屋の中で飼育しているセキセイインコも、暑さには気をつけなくてはなりません。
そこで今回は、セキセイインコの熱中症対策についてお話をしていきます。
部屋を出来るだけ涼しくしよう
暑い室内を、少しでも涼しくするように工夫しましょう。
風通しを良くしよう。
窓を開けて風通しを良くする場合は、対角線上の2カ所の窓を開けると風が通ります。
一カ所だけでは、なかなか涼しくなりませんので、換気扇をつけたり部屋のドアを開けっ放しにしておくなどの対策をとりましょう。
扇風機を使う
窓を開けたら、その前に扇風機を置いて空気を循環させましょう。
インコに直接風が当たらないように、気をつけて下さいね。
窓からの熱を遮る。
夏の窓際は、とても気温が高くなっています。
窓を触ると熱くなっているのが分かることでしょう。
そこで、すだれを使って窓に直射日光が当たらないようにしてみましょう。
また、カーテンを閉めるのも効果的です。
保冷剤で冷やす
ケージの上に、保冷剤や凍らせたペットボトルを置いてみましょう。
しばらくすると、冷たい空気が下に流れてケージの中の温度が下がります。
冷房を使う
上記の対策をとっても涼しくならなかったり、飼い主が外出するために部屋を閉め切らなければならない場合、エアコンをつけておきましょう。
その時、エアコンの風がインコに当たらないように注意!
1日中エアコンをつけるなんて、電気代が気になって仕方ないと思います。
ですが電源を入れた時に大量に電力を使うだけで、室温が一定になればそれほど電力を使わないんです。
今のエアコンは省エネ対策が出来ている物が多く、電気代が少なくて済むようです。
扇風機なども併用して、効率よく使えば大丈夫ですよ。
インコは暑い時、どうなるの?
セキセイインコが暑さを感じている時は、口を開けて呼吸が荒くなります。
また、羽根を少し浮かせています。脇を出して、体温調整をしているのです。
このような状態が続くと危険ですので、いろいろ対策をしても辛そうでしたらエアコンを使ってあげましょう。
熱中症になったら、どうするの?
口を開けたり、羽根を浮かしている状態が何分も続いていたら、熱中症かも知れません。
室温を25度まで下げ、水で濡らしたタオルで体を包みましょう。
タオルは固く絞ってくださいね。
そして、水を飲ませてください。薄めたポカリスウェットか経口補水液でもOKです。
扇風機で風を当てて冷やすのはやめましょう。冷え過ぎる危険があります。
最後に
セキセイインコの熱中症対策についてご紹介しましたが、参考になりましたか?
人間も、夏の暑さで命を奪われています。
その中には、屋内にいたのに熱中症になってしまった人もいます。
「セキセイインコは室内だから安心」と思っていたら、大間違いなのです。
エアコンを上手に使えば、電気代は思っているほどかかりませんので、効果的に使用しましょう。