2019年3月5日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回は、「ドライフルーツの世界」と「こけしの世界」の2本立てでした。
その中から、「ドライフルーツの世界」について、まとめてみました。
「こけしの世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさんと、1000種類以上のドライフルーツを食べた3代目店主、小島靖久さん。
“三代目”と聞いてマツコさんは、びっくり!
「自由が丘だろ?」「そうじゃなければ、3代も続くわけがない」と断言していましたが・・・・
登場した小島さんは、名前を呼ばれて「はい!」と大きな返事をするほど、実直そうな方。
お店があるのは、上野アメ横だそうです。
それを聞いて、「(アメ横は)九龍城だから・・・笑」と納得していました。
ちなみに九龍城とは、かつて香港にあった増築に増築を重ねた建物で、「九龍城に一度入ったら出てこられない」と言われるほどのカオスだった場所。
ドライフルーツと言うと、初めにレーズンを思い浮かべますが、現在日本には100種類以上、産地など細かく分けると、1000種類以上のドライフルーツがあるそうです。
スタジオにも沢山のドライフルーツを持ってきてくれた小島さん。
梨が大好きなマツコさんは、早速試してみます。
「・・・・これ梨?」というように、ちょっと期待外れだったよう・・・
続いてメロンを試食。
「これは美味しい!」と太鼓判。
オープニングから既に、「ドライフルーツ美味しいかも・・・」とその世界に取り込まれていましたね(笑)
小島さんの実家は、ドライフルーツ店。
若いころは全く興味がなく、「どれも同じ味の、砂糖漬けの甘いもの」とすら思っていて、お店は継がず普通の会社に就職したそうです。
因みに、小島さんはミッツ・マングローブさんと、慶応高校、大学の同級生だそう。
マツコさん一言、「上野のくせに、慶応なの??」
小島さん思わず、「すいません・・・」
なんていうやり取りもありました(笑)
ところが26歳のある時、小島さんの運命を変えるドライフルーツと出会います!
それは「不揃い超半生ドライマンゴー(フィリピン産)」
タネの周りの甘くて柔らかい部分だけを贅沢に使い、フレッシュマンゴーに近い味だそうです。
マツコさんも一口食べてみて、「マンゴーだね」と納得。
香り・酸味・甘味の最高峰 国産ドライフルーツ3選
そもそもドライフルーツの歴史は紀元前にさかのぼり、起源前6000年には、プルーンやぶどう、デーツがドライフルーツとして誕生します(諸説あります)。
起源前4000年頃には交易が始まり、“ドライフルーツ=お金”として貿易の手段として使われていたそうです。
日本に伝わったのは、平安時代の中期頃、中国から技術が伝来して“ほし柿”が作られ、江戸時代には庶民も少しずつ食べるようになってきたそうです。
そして最近になって、ドライフルーツ業界を激震させた二つの出来事があったのです!
その一つが、「浅漬け手法でフレッシュに!」というもの。
約30年前、それまではフルーツを砂糖で煮てから干していたのが、砂糖をまぶして干すだけで柔らかく美味しいものが出来ると分かり、健康食品として注目されるようになったそうです。
二つ目は約20年前、マツコさんも大好きな“叶姉妹”が、イチジクドライフルーツを勧めていて、更に人気が高まったそうなんです。
そこで小島さん、「叶姉妹にお礼を言いたい」と。
「叶姉妹さん、ドライフルーツを盛り上げて頂いてありがとうございました」
としごく真面目なお礼を言うと、マツコさんは思わず「本当にお礼だけだったわね・・・」と苦笑い。
ここで、小島さんが国産ドライフルーツのおススメを紹介してくれます。
一つ目は、早和(そうわ)果樹園のドライフルーツ有田みかん。
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マツコさんも「ミカンのドライフルーツ食べた事ない・・・」という様に、珍しいですよね。
ミカンはもともと水分が多いので、ドライフルーツにするのは難しいそうなんですが、小島さん曰く「甘味も皮の苦みもバランスがよい」とのこと。
小島さんおススメの食べ方「一口噛んで、3秒間転がしてから味わう」にも、マツコさんは、ちょっと面倒臭そうでしたが「一回目なんできいてやる」とその食べ方で一口食べます。
すると、「後半は、ほぼミカンです」というほど、ジューシーで美味しいようなんです!
そしておもむろにマツコさんが始めた事は・・・・
ドライフルーツを口に入れてから、水も口に入れます。そしてグチュグチュっと口の中でブレンドすると・・・
「オレンジジュースだ」と一言。
お行儀良くないので、よい子は真似しないように(笑)
この早和果樹園では、低温で24時間かけてじっくり乾燥することによって、みかんの旨味を逃がさず香りも段違いに良い、美味しいドライフルーツに仕上がっています。
二つ目は酸味の最高峰とお勧めする、フルーツルーツ国産無添加ドライフルーツキウイ。
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小島さんは“酸味”としておススメしていましたが、マツコさんにしてみると「十分甘い」そう。
確かに、昔は(年齢がバレてしまいますね・・・)酸っぱいフルーツも多かったのですが、最近は品種改良が進んで甘いフルーツが多くなりましたよね~。
マツコさんもそれを懐かしみながら、「(酸味と甘みが)丁度良い」と、気に入っていました。
フルーツフルーツでは、2~3日かけて乾燥する独自製法と砂糖を使わないことで、キウイ本来の酸味を引き立てた、ドライフルーツにしているそうです。
三つ目は甘味の最高峰、(株)フルーツのいとう園シャインマスカット枝付干しぶどう。
値段にびっくりですよねー。
小島さんも「うちでは取り扱いしていません(笑)」とのこと。
枝付の房をカメラに向けると、思わずスタッフから「おー」と歓声が・・・
マツコさんは「会社と家の往復で、ろくなもん見てないんだな、笑」と笑っていました。
まるで「作られたものみたい」に甘いようなんですが、後味はすっきりしていて、水分も少し残っているので、ついつい食べてしまうようなんです。
ただ値段が値段なので、「あさましいけど、食べておこうって思っちゃう」とマツコさんも言っていましたね。
フルーツのいとう園では、一房一房糖度をチェックして、糖度18度以上の物しか使っていないそうです。
ドライフルーツ業界を賑わすマンゴー戦争
ドライフルーツ業界の中でも、ドライマンゴーは競争が激しく、世界中で覇権を争っているそうなんです。
店頭でよく見かける、フィリピン産やタイ産が圧倒的な2強で、それを台湾、ケニア、オーストラリアが追っている状況。
そこへきて、ドライマンゴー戦争に殴り込みをかけている(!?)のが、カンボジア産マンゴー。その躍進の影には日本人がいるそうです。
カンボジア産マンゴーは、甘味のフィリピン産と酸味のタイ産の間くらいで、ジャパン・ファームプロダクツが作るドライマンゴーは“外サク中フワ”の2つの食間が味わえるというのです。
早速食べてみるマツコさん。
「食感はアタリメみたい」というように、少し歯ごたえがあるそうなんですが、食べた後の香りは「マンゴーを食べた後みたい」に抜群に良いそうです。
ドライマンゴーをわざと折って、食感に違いつけると「オッホッホッホ」と笑いだすほど美味しいよう。
どんどん手が進んでいました(笑)
ジャパン・ファームプロダクツでは、乾燥の途中で表面に出てきた水分を、一枚一枚手作業で拭いて、乾燥させているので、この「おもしろい食感」を生み出せるそうです。
ドライフルーツ最強カスタマイズ3選
ドライフルーツを食べる時、ヨーグルトに入れたりしますが、そのまま食べてる人も多いですよね。
ここからは、小島さんがドライフルーツの活用術を紹介しています。
そのポイントは、甘味・酸味・コクのバランス。
一つ目は、「イチジク(甘味)×クランベリー(酸味)×アーモンド(コク)」の組み合わせ。
これらを同じ量ずつ一緒に食べると、口の中で混ざり合って美味しいそうです。
二つ目は、「マンゴー×レーズン×カシューナッツ×ジャイアントコーン(カレー味)」
この組み合わせにマツコさんは、「一緒にしなくてよくなーい??」と疑問視していましたが、いざ食べてみると「タイ料理みたい」と美味しかったよう。
一気に口に入れるの良いけど、この4種類をそれぞれお皿に用意して、少しずつつまむのがおススメだそうです。
三つ目は、小島さん“鉄板”の自信の組み合わせ!
ドライバナナを一晩コーラに付け込み、黒ビールと割って飲む、というもの。
自信満々でおススメする小島さんですが・・・
マツコさんは「養命酒みたい」とあまり好みではなかったよう・・・残念。
最後に
干し柿やマンゴーは私も大好きですが、いつもそのまま食べていました。
マツコさんがあんまり美味しそうに食べるので、ナッツとの組み合わせで食べてみると、ホント美味しかったです!
紹介されていた、ミカンやキウイも今度食べてみたいですね。
今回は、「こけしの世界」と「ドライフルーツの世界」の2本立てでした。
「こけしの世界」は、こちらをご覧下さい。