秋の七草の一つであるキキョウは、古くから日本人に愛されてきた花です。
秋の七草ではありますが、実際には夏に咲く花なんですよ。
あなたの家でも、真夏の暑い盛りにキキョウの涼し気な花を、咲かせてみませんか?
今回は、キキョウの育て方を紹介いたします。
キキョウってどんな植物なの?
キキョウ科に分類される多年草で、日当たりの良い山野で育ちます。
日本全土と朝鮮半島、中国、東シベリアに分布しています。
草丈は50~100cmくらいで、6月中旬~9月頃まで花を咲かせます。
品種改良により、様々なタイプが存在しています。
万葉集でも詠まれており、大変古くから日本人に馴染みのある花です。
キキョウを育てる場所
キキョウは太陽の光が大好きです。
鉢は、必ず日当りが良い場所に置きましょう。
特に夏は、風通しも重視してくださいね。
キキョウは古くから日本にある植物なので、日本の気候に適応しています。
冬は地上部が枯れますが、霜のダメージが強過ぎなければ春にはちゃんと芽が出てきます。
植え方について
鉢植え
種から育てた場合は、本葉が5~6枚になったら鉢に植え付けます。
まず、プランターや鉢に鉢底の石を入れます。
土を入れたら、緩行性肥料を混ぜ込みます。
植え付けたら、水をたっぷり与えましょう。
地植え
日当りと水はけ、風通しの良い場所を選んで植え付けます。
植え付ける場所の土は、あらかじめ掘り起こしておきます。
堆肥を混ぜ込んでから1週間以上待って、植えましょう。
株間は10~20cm空けます。
育て方のポイント
土
水はけが良く、有機質が多い土を使いましょう。
酸性気味の土を好みます。
植え付ける土は、赤玉土5:鹿沼土2:腐葉土3の割合がおすすめです。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。
冬は地上部が枯れますが、土は乾かさないようにします。
寒い時期は、軽く湿る程度の水を与えるようにしましょう。
肥料
鉢植えの場合は、緩効性肥料を混ぜた土に植え付けます。
花の時期には、液体肥料を2週間に1回与えます。
地植えの場合は、植える時に堆肥を混ぜ込んでおきましょう。
追肥はしなくて大丈夫です。
最後に
夏を代表する花であるキキョウについて、育て方のポイントをお話しました。
古くから秋の七草として有名ですが、実際には真夏に涼し気な花を咲かせてくれます。
キキョウの育て方は、日当たりと水はけが大切。
それに気をつければ、どんどん花を咲かせてくれますよ。
日本人に愛され続けてきた星形の可愛らしい花を、あなたも育てたみませんか?
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