2019年2月12日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回は、「ラッピングの世界」と「オーダーカーテンの世界」の2本立てでした。
その中から、「ラッピングの世界」について、まとめてみました。
「オーダーカーテンの世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、他人の幸せな笑顔に萌えまくるラッピング講師、武田真理恵さんです。
この紹介文に「ホントかしらね~」と懐疑的なマツコさん。
早速武田さんが登場すると、「うわ~ごめんなさい・・・」となぜか苦笑いで謝ってましたね。
実は武田さん、以前「包み紙の世界」「お菓子箱の世界」に出演した、堤信子さんとは、15年来の親友だそうです。
この2人の独特な世界観に、マツコさんは思わず「うわぁ~」とため息。どうやら受け入れ難いようです・・・
今回は、そんな武田さんが様々なラッピング術を紹介してくれます。
まず、ずらりとスタジオに並んだラッピングの中から、基本を紹介。
一つ目は、“斜め包み”。
この”斜め包み“とは、最もフォーマルな包み方で、百貨店のラッピングなどでよく目にするタイプ。
包装紙が何層にも重なるので衝撃に強いそうです。
二つ目は、“合わせ包み”。
“合わせ包み”は、重たいものに適した包み方で、果物店や和菓子店で使われることが多いもの。
果物や重たいものは、箱をあまり動かせないのでこちらがよく用いられるそうです。
三つ目は、“風呂敷包み”。
海外で最も一般的な包み方で、紙だけでなく不織布を使うことも多いそうです。
そんな武田さんが考えるラッピングとは・・・
「プレゼントを開ける時幸せな笑顔にさせる装置。見栄え≦開ける瞬間の美しさ」
だそうです。
武田さんは、ラッピングを開ける瞬間の笑顔が大好きで、「笑顔を生みます。育てます。」をモットーとしているそうですよ。
そんな武田さんのプロフィールを紹介。
「他人の幸せな笑顔に萌えまくる」武田真理恵さん、48歳。
ラッピング講師をしているそうです。
ご両親が日本橋高島屋勤務で、ラッピングに触れる機会が多い中で育ってきたそうです。
中学生の時に、自身でラッピングしてバレンタインチョコを渡すも、玉砕・・・
その後は、オーダーを取って友人のチョコレートをラッピングしていたそうです。
そして26歳でプロのラッパーになったのですが、なかなか食べていけない中、TVチャンピオン(テレビ東京)ラッピング王選手権で優勝し、ラッパーの仕事が増えていったそうです。
ラッピングのラッパーって、武田さんは「普通に使っている言葉です」と言っていましたが、私は初めて聞きました・・・笑
そして武田さんは、槇原敬之さんの「私のための曲じゃないか」とおもったくらい、『僕が一番欲しかったもの』が大好きだそうです。
その中歌詞、
「僕があげたものでたくさんの人が幸せそうに笑っていて それをみた時の気持ちが僕の探していたものだとわかった」
という部分が、まさに武田さんの考えと同じだそうですよ。熱いですね・・・
マツコさんも幸せな笑顔になれる! 定番ギフトの美しく開くラッピング
続いては、ラッパー武田さんが様々なラッピング方法を紹介していきます。
まずは、時期的にも近いバレンタインにも使える、チョコレートを包む“リボン残し包み”です。
大抵のチョコレートは箱を合わせ包みにしているので、開く時に箱を逆さまにしなくてはならないようなんですが、武田さんがおススメする“リボン残し包み”なら、「せっかく作ったチョコレートを上下逆さまにすることなく、開けることが出来る」というのです。
キレイなリボンが付いていますが、それを解くことなく、留めている一部を引っ張るだけでパッと開きます。
リボンはそのまま残すことが出来るので、再利用できるのもおすすめだそうです。
今回使ったラッピング用紙について、マツコさんも「これは高いですよ~」と言う通り、武田さんお気に入りのお店で購入したそうです。
青山にある、スパイラルマーケットの2階には、ラッピング専用のコーナーがあり、ラッピング用紙だけでなく300種類以上のリボンがあるそうです。
武田さんも、勝負紙や勝負リボンを選ぶ時は、こちらの店を使っているそうですよ。
価格帯はちょっと高めだそうですが、見るだけでも楽しそうですね。
続いて武田さんが紹介してくれたのは、ワインを包む時にピッタリの“組み合わせ包み”です。
どうやらマツコさん、頂きもののワインで困っていることがあるらしく・・・
「ラッピングをもう破っちゃった時に、『あーこれ贈答用にしときゃよかったー』と思うことがある」そうです。
すかさず武田さんも、「ラッピングを覚えておけば、そんなワインも横流しできる」と2人で悪い顔・・・
よく見かける”斜め包み“は、見た目はもちろん綺麗なのですが、ワインをクルクル回して包み、開ける時も回さなくちゃいけないのが難点だそうです。
オリが沈殿しているワインの場合、それを上にあげたくにないので、武田さんは“組み合わせ包み”をおすすめしています。
この“組み合わせ包み”は、帯状に切った3枚の包装紙を重ね、真ん中にワインを置いて、紙を立ち上げながらトップをリボンで結ぶ、という非常に簡単な方法なんです。
でも、リボンを解いて開ける時は、紙がパッと開くので驚きもあります。
最後に紹介してるのは、ホワイトデーのお返しなど、アクセサリーを包むのに使える“飾り付き包み”です。
一般的なアクセサリーは、値の張るものなので“斜め包み”にしているものが多いようですが、リボンを解いたり包み紙を開いたり手間が掛かってしまうので、今回はすぐに見られる包み方だそうです。
正方形の包装紙の真ん中に箱を置き、四隅を立ち上げて三角形をつくり、風車を作る要領で出来るので、意外と簡単に出来るそうです。
そして、この紙を購入したのが名古屋にある、「紙の温度」という紙の専門店。
ラッパーの間では紙の聖地と言われていて、世界の職人による手漉きの紙が9000種類あるそうです。
一番高いもので、1枚20万円もするものがあるそうですよ!!
次に、ラッピング愛が止まらないラッパー武田さんが、もっともスゴいと思う達人を紹介しています。
その方は、1日3000個の御菓子を包む伝説のラッパーだそうで、赤坂青野看板商品「赤坂もち」を50年以上包んでいる、長澤年子さん(88歳)。
同じ形に包むのは難しいという不織布を使って、お店の名前がしっかり見えるように、きっちりと包みます。
一つ一つ手作業で行われていると思うと、お菓子を食べる時にも今まで以上に美味しく、ありがたく食べられそうですよね。
美しく開く!包み方に困るギフトのラッピング!
ラッピング講師武田さんには、「包みたいけれども難しいもの」の相談もよく寄せられるそうで、そのトップ5は、
5位 サッカーボール
4位 帽子
3位 ラケット
2位 傘
1位 ぬいぐるみ
だそうです。
どれも、形が一定でなく包むのが難しそうですよね。
2位の傘と、1位のぬいぐるみを包んでみましょう、とマツコさんも挑戦したんですが・・・難しすぎて「ラッピングしません!」という答えに・・・笑
武田さんが紹介してくれたのは、意外と簡単な方法でした。
まず、傘の包み方。
傘のように長いものには、2枚の包装紙を使います。
それぞれ三角に折り線を付け、底は少し折りこんでおきます。底に傘の先を合わせて紙の中央に置き、初めの折線に合わせてクルクルまくだけ。
そして、ぬいぐるみの包み方。
まるでキャンディのようにぬいぐるみを包む方法。
不織布という柔らかを蛇腹に折って、片方をリボンで止めます。そこにぬいぐるみを置いて、もう片方をリボンで結び、最後にぬいぐるみが見えなくなるように被せていく、というもの。
両方とも意外と簡単なので、実践できそうですね。
そして、ラッパーの習性として、「見たものを何でも包んでみたくなる」というのがあるそうなんです。
頭の中では、東京ドームや東京タワー、そしてマツコさんもどうやって包もうか考えているそうですよ・・・
今回は、長年の夢として撮影用のテレビカメラをラッピングさせてもらい、満足気でしたね。
最後に
プレゼントを贈る時に、確かにラッピング次第で高級にも見えたり、そうでなくなったりしますよね。
今回紹介されていた、ラッピングのお店、ぜひ一度行っていたいですね。
今回は、「ラッピングの世界」と「オーダーカーテンの世界」の2本立てでした。
「オーダーカーテンの世界」は、こちらをご覧下さい。