2019年5月29日に放送された「マツコの知らない世界」東京を楽しむ2時間スペシャルを見ました。
今回は、「ちくわぶの世界」と「タピオカドリンクの世界」と「東京展望スポットの世界」の3本立てでした。
その中から、「ちくわぶの世界」についてまとめました。
「タピオカドリンクの世界」と「東京展望スポットの世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、ちくわぶの可能性を全国に広めたい主婦、丸山晶代さん。
スタッフさんから「ちくわぶお好きですか?」と聞かれたマツコさんは、「好きか嫌いかの土俵にも上がっていない」「これまで10回食べたくらい」と、感心が薄いことを白状します。
丸山さんの登場前から、「いや~、ちくわぶの可能性ってそんなにないと思う」とかなり否定的ですが、どうなっるんでしょうか??
登場した丸山さんに、「ごめんなさいね、酷い事言っちゃて」と謝りますが、丸山さんはめげません。
「この時間だけは、ちくわぶを見つめてください!」とやる気満々。
そんな丸山さんの首元には、作家にオーダーしたという、ちくわぶのネックレスとブローチが・・・(笑)
“ちくわぶ”は、実は東京ローカルフードなんです。
千葉県出身のマツコさんも、「子どもの頃は知らなかった。高校生くらいで初めて出会った」という食べ物。
ただローカルフードでありながら、東京の人でさえ「人形焼きやもんじゃはおススメしても、ちくわぶはおススメしていない」という現実に丸山さんは、悲しみを感じているようです。
そして、世間の大きな勘違いで「ちくわぶが泣いている」というのですが・・・
勘違いその(1)「“ちくわぶ”と“ちくわ”を一緒と思っている」
ちくわぶをよく知らない場合、“ちくわ”と“お麩”が合わさったものと思っている人も多いそうです。
そもそも“ちくわぶ”が生まれたのは、生麩の代わりとして。
その昔浅草で精進料理が流行っていた時に、生麩を作っていた業者が“ちくわぶ”を考案したそうです。
勘違いその(2)「ちくわぶ=おでん」の呪縛
おでんに入っているちくわぶは知っている人もいると思いますが、それ以外の料理にほとんど使われていないですよね。
その現実に丸山さんは「もっと可能性を感じて欲しい!」と思っているようですが、マツコさんは「“ちくわぶの可能性”、という言葉に可能性を感じない」とまだまだ否定的(笑)
そもそも丸山さんが、どうしてこんなに“ちくわぶ愛”に溢れているかと言うと、幼少期、ご実家が駄菓子屋さんだったこともあり、毎日のようにちくわぶを食べていたそうなんです。
身近にちくわぶがあったので、皆同じように好きだろうと思ってたら、41歳の時に友人から「ちくわぶっておでんだけだよね」と言われ、余りのショックで寝込んでしまう事に・・・
その言葉がきっかけで、2011年から「ちくわぶナイト」という、ちくわぶのフルコース料理を丸山さんが振舞う、というイベントを47回も開催しているそうです。
その他にも、ちくわぶを全国に広めるために色々戦っているのですが、なかなか上手くいっていないようです(笑)
例えば、10万円以上のお金を支払って、10月10日をちくわぶの日に制定するも、その日を記念日としているものがとても多く埋もれてしまっている・・・
「だんご三兄弟」にならって「ちくわぶ食べようよ」という曲を、元有頂天と言うバンドのギターリストに頼んで作曲してもらうも、ヒットにつながらず・・・
スタジオに「ちくわぶ食べよう」が流れると、マツコさんの顔は“無”になっていましたね・・・(笑)
焼いて食べる! 白玉級のもっちり食感2選
初めに丸山さんがおススメするのは、「もっちり食感」を感じられるちくわぶ。
まずは、阿部善商店の「川口屋謹製 東京ちくわぶ298円(税込)」を紹介します。
北海道産小麦粉を100%使い、通常の2倍の熟成期間をかけて、もっちり感を出しているちくわぶです。
焼いて食べる事で、もっちり感を感じられるというので、まずは砂糖醤油で、次はわさび醤油で食べるマツコさん。
「これね、美味しいと思う」と、新たな美味しさを感じたようで、丸山さんも大喜び!!
続いて、シェアNO.1タカトーの「もっちりちくわぶ二本入り173円(税込)」
高級小麦粉のスーパカメリアを100%使用して、キメが細かく柔らかなもっちり食感が特徴だそうです。
マツコさんが「さっきより空気感がある」と言う様に、ふんわり感も感じられるもっちり系だそうです。
「磯部焼にしたら美味しいかも」「みたらしとか美味しいかも」と、マツコさんは焼いて食べるちくわぶに、少し可能性を感じたようです。
最近は、パンケーキや食パンで“もっちり系”がブームになっているので、丸山さんは次のもっちり系として、ちくわぶが注目されることを狙っているそうですが、マツコさんは「欲をかき過ぎなんですって! 徐々にいきましょう」とたしなめます(笑)
おでんの呪縛からの解放!絶品おかずちくわぶ2品
丸山さんは、「ちくわぶは小麦粉で出来ているので、何の料理もあうはず」と言いますが、やっぱり形のせいか、おでんの印象が強いですよね。
これまで沢山のちくわぶレシピを考案してきた丸山さん、なんとその数400以上!!
例えば、ちくわぶミートソース、ちくわぶ焼きそば、ちくわぶチップス、ちくわぶドッグ、マーボーちくわぶ、などなど。
マツコさんがまず気になったのは、ミートソース。
パスタもちくわぶも同じ小麦粉ですし、形からしてもソースの絡みが良いそうですよ。
他にも、ちくわぶの穴に明太を入れた、ちくわぶ明太フライ。
マツコさん曰く、「穴に何かを入れる、というのはとっても良い」「ちくわ&キュウリがその例」と、太鼓判を押しています。
そして、これから紹介する料理に、マツコさんには「あり」「なし」の判定をしてもらいます。
まずは、ちくわぶナイトで一番人気の「から揚げ」。
「ちょっとイヤですね~」と言いながら一口運びます。
そこでアドバイス。「美味しいけれども、鶏のから揚げを意識しすぎている」「新しい食べ物として出した方が良い」とのこと。
作り方は鶏のから揚げとほとんど同じ。
ただ、下味をしみこみやすくするために、切ったちくわぶを水に入れて約5分レンジで加熱すると良いそうです。
続いては、「ちくわぶカツ丼」。
ところがマツコさんは、「丼になる前の、カツが食べたい」とリクエスト。
新たに用意した、ちくわぶフライを食べると「これ、美味しいよ」と気に入った様子。
どうやら、ちくわぶは揚げ物との相性が良いようですね。
からげも、カツも、両方とも「あり」の判定でした!
マツコさんは、何かの真似や代用ではなく、“ちくわぶ”として料理を出した方が良いと言い、「意識改革していきましょう!」と丸山さんにアドバイスしていました。
全国進出を狙え!ちくわぶスイーツ2品
丸山さは、東京のローカルフード“ちくわぶ”をどうにか全国進出させたいと思っているそうですが、そこに関西人の壁が立ちはだかっているそうです。
なぜなら、関西は“粉もの文化”。
その打開策として考えたのが、スイーツだそうです。
まずは、黒蜜きなこちくわぶ。
「打倒、白玉!京都の和菓子文化に殴り込み」と、また“代用”を思わせるサブタイトルを付けてしまったことから、マツコさん納得していません(笑)
試食したマツコさんは一言。「偽物のくず餅ね」と、判定も「なし」でした・・・
白玉やくず餅の”代わり“とするのではなく、「ちくわぶとしての正義を見つけましょう!」と熱くなってきましたよ(!?)
続いては、ちくわぶカヌレ。
試食してみると、「これ美味しいよ」と気に入った様子のマツコさん。判定ももちろん「あり」でした。
今日紹介された、ちくわぶレシピの中で一番びっくりして美味しかったようで、かなり気に入っています。
ちくわぶの可能性を少し感じたマツコさんは、ちくわぶの未来のためにも、
「ちくわぶメーカーさんと協力して、試食をするしかない」「実際に食べてみないと分からない」と提案していました。
最後に
私個人的には、ちくわぶ好きなんですけどね~。確かに食べたことない人は結構いるかもしれません。
おかずだけでなく、スイーツもOKということだったので、まずは手軽な黒蜜きな粉から挑戦してみようと思います。
今回は、「ちくわぶの世界」と「タピオカドリンクの世界」と「東京展望スポットの世界」の3本立てでした。
「タピオカドリンクの世界」と「東京展望スポットの世界」は、こちらをご覧下さい。