2019年4月16日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回は、「茶碗の世界」と「サメの世界」の2本立てでした。
その中から、「サメの世界」についてまとめました。
「茶碗の世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、サメの歯の化石を1000個採集した岩瀬暖花(ほのか)さん(13歳)、サメ標本を300個作った豊田朔弥さん(17歳)と、その二人が師匠と仰ぎ、世界唯一のシャークジャーナリスト沼口麻子さんの3人。
実は最近、水族館ではサメの水槽の前に大行列が出来たり、サメ映画がヒットしたり、密かな“サメブーム”が来ているというのです??
映画『ジョーズ』でも知られるように、ワイルドでカッコイイと思われているサメですが、3人それぞれの視点から、知られざるサメの姿を紹介していきます!
3人の挨拶はもちろん、「よろシャークお願いいたします!」・・・・苦笑
現在サメは、500種類以上いると言われているのですが、ほとんど解明されていないんだそうです。
産卵や子育ても、何処でどうやってしているのかまったく不明。
サメは魚類なので子育てはしないのですが、お腹の中である程度の大きさになってから産み出すそうなんです。
なんと、長いものでは“3年”もお腹の中で育てるとか!!
3年と聞いたマツコさんは何を想像したのか「え~こわ~い!ゴホッゴホッオホッ・・・」とむせこんでしまいます(笑)
まずは、サメ好き3人の自己紹介から。
沼口さんは、東海大学在学中からサメの研究を行っていて、現在も解剖など行ったり、イベントでサメの生態を説明したり、フリーで「24時間サメやっています」とのこと。
暖花ちゃんはまだ13歳ながら、「サメの歯集めのエキスパート」と沼口さんに言わしめるほど、沢山の歯を集めているそうです。
それに対して、マツコさんは「マイメロディを集めなさい」「モテないよ」など言いますが、暖花ちゃんは「サメの歯の方が可愛い」「ちゃんと分かってくれる人がいると思う」とキッパリ!
そして豊田さんも、サメの標本作りに長けていて、漁師さんから骨を送ってもらったり、家のお風呂場を占領して標本作りをしたり(その間家族は銭湯通い!)しているそうです。
2人のサメスーパーキッズのこだわりを聞いたマツコさんは、「沼口が一番正常に見える」とボソり(笑)
歯の化石を集めて発見!可愛すぎるサメ
そもそも、どうして13歳の暖花ちゃんがサメにハマったかと言うと、お父さんと一緒に行った海の化石探しだというのです。
その時の達成感が嬉しくて、虜になったそうです。
マツコさんが、「(歯の一つ一つに)そんなに変化なくない?」と言うと、「それは違います!」とキッパリ否定!
「怒った?」とマツコさんが少し心配すると、「友達とかそんな反応なんで慣れています」とのこと。
暖花ちゃんは、これまで1000個以上の歯の化石を集めていますが、その結果分かったことがあるそうです。
それは、『人喰いザメは存在しない!』ということ。
サメは実はとっても臆病な生き物だそうです。
大きさが種類によっては、人に危害を加えることもありますが、人間だけをターゲットにしているサメはいなくて、ゾウやカバに襲われる数より圧倒的に少ないそうです。
マツコさんも言っていた通り、「スピルバーグが(人喰いザメのような)イメージを受け付けちゃったのね」ということのようですよ。
そんな暖花ちゃんが集めた、歯の化石をスタジオに持ってきて、その特徴を説明してくれました。
サメの歯は大きく分けると「ナイフ型」「フォーク型」「缶切り型」に分けられて、歯の一つが、子どもの手の平くらいあるもの(ホオジロザメなど)は、クジラやアシカを食べたりするそうです。
これらの化石は、なんと同じ場所で見つけたそうなんです!
「どこで拾ったの?」という質問については頑なに、「ごめんなさい言えません」と、トップシークレットらしいです。
そんな暖花ちゃんが大好きな歯は、小さくて丸っこい、ネコザメの歯。
スタジオに登場したネコザメを見て、マツコさんも「本当にネコの柄みたい」とちょっと驚き。
このネコザメ、食べるのはサザエやウニなどの貝類。
自宅にネコザメを買っている豊田さんが、その食事風景を撮影してきたのですが、なんと貝を丸ごと飲み込んだ後、エラから殻だけ出すのです!
そのVTRを見ながらも、暖花ちゃんは「可愛い」とキュンキュンしていましたね、(笑)。
驚愕の技を持つサメ
シャークジャーナリスト沼口さんの講演を聞いてから、どっぷりとサメにハマった豊田さんは、中学校で生物部に入部し、標本作りに没頭。
その結果、驚きの技をもつサメを発見し、紹介してくれます。
スタジオには、標本コレクションの一部を持ってきてくれたんですが、マツコさんは小さな骨が気になったよう。
なんとそれは「カラスザメ」の背骨で、マツコさんも「そんな小さなサメがいるの?」と驚き。
実はサメと言っても、手のひらサイズの「ツラナガコビトザメ」というものもいるらしく、大きさも色々なんですね。
豊田さんは、標本作り以外にも趣味があって・・・・なんとサメの歯を使ったアクセサリー作り!
ただ、マツコさんが「これを使いこなせるやつはそうそういない」というくらい、独特な感じなんで、「彼女にはまだあげないほうがいいわよ」とアドバイスしていましたね、(笑)
そんな豊田さんが標本作りで発見したことは、「同じサメなのに、骨の形が全然違う!」ということ。
たとえば、ライオンとネコは同じネコ科動物なので、大きさは違っても骨の形は似ています。
でもサメは全く違うそうなんです。
そこで、3種類のサメの頭蓋骨標本をスタジオに持ってきてくれました。
最近作ったお気に入りの「コロザメ」という標本を見ると、とても平べったい体で、頭蓋骨も横に広いということが分かります。
一方、「ニタリ」というサメは、目の部分が6センチと非常に大きくて、マツコさんが「エイリアンみたい」と感じるほど、ちょっと異様な頭蓋骨。
豊田さんは、この「ニタリ」というサメは、尾ビレが非常に長く、それで魚を攻撃して気絶させて食べる、という特性があるので、「後ろの方まで見えるように、目が大きくなったんじゃないか」と考察しているそうです。
おそるべき能力の超イケメンザメ
沼口さんは、サメの解剖を行っていますが、その命を無駄にしないようサメを食べているそうです。
食べる事で、エサ、生息域、運動能力が分かるそうですよ。
これまで食べたサメとその調理例を紹介すると、マツコさんは、ホオジロザメのカツが気になった様子。
沼口さん曰く、「ホオジロザメは、早く泳ぎ回る大型のサメなので、引き締まった肉質でトンカツのような味わい」だそうです。
他にも、世界中で生息していて食用としても親しまれているアオザメは、すごく噛み応えのある食感なんだそうです。
それもそのはずで、なんとアオザメは4mジャンプが出来るほど運動能力が高く、引き締まった筋肉をしているからなんだそうです。
このアオザメを紹介する際にも、豊田さんは「イケメン」、暖花ちゃんは「歯もかっこいい」と、みんな注目する場所が違うのが、面白いですね。
最後に
映画の影響か「サメは怖いもの」、と思っていましたが、色々な種類のサメがいることに驚きました。
鶏肉や豚肉のようにさっぱりとしている、というサメ肉、いつか食べてみたいですね。
今回は、「茶碗の世界」と「サメの世界」の2本立てでした。
「茶碗の世界」は、こちらをご覧下さい。