2019年4月9日に放送された「マツコの知らない世界」、春の2時間SPを見ました。
今回は、「東京ディズニーシーの世界」と「お惣菜から揚げの世界」と「滝の世界」の3本立てでした。
その中から、「東京ディズニーシー世界」についてまとめました。
「お惣菜から揚げの世界」と「滝の世界」、こちらをご覧下さい。
https://sacchiga.com/matsukonoshiranai-081/
https://sacchiga.com/matsukonoshiranai-082/
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、小五から20年以上年パスを更新している男、風間俊介さんです。
風間さんは、皆さんご存知の通り、ジャニーズ事務所所属の俳優さんですよね。
俳優業はもちろんなんですが、最近ではそのディズニー好きが高じて、バラエティ番組にもよく出演しているように思います。
昨年5月に、「東京ディズニーランドの世界」に出演した際には、
- 年パスもってるからできる楽しみ方でしょ
- マニアックすぎてついていきない
といった反響もあったようなんですが・・・・・
今回は、もっとマニアックになっているそうです!
マツコさんも、「それがおもしろいのよ!」「俳優生命かけて、おかしな姿を見せちゃってるんだから」と応援している様子。
「マニアックすぎる・・・」という方には、「王様のブランチをぜひ見てください!」とお勧めしてましたね。
東京ディズニーシー®は、今年で開園18周年!
世界で初めて、海をテーマにしたディズニーパークで、美しい街並みや園内でお酒をたのしめることから、子どもから大人まで大人気ですよね。
でも風間さんが紹介するのは、もっとディープな世界のようですよ。
超ディープ!風間が見る「東京ディズニーシー」
風間さんが思う、ディズニーランドとディずいにーしー二つのパークの違いは、
- 東京ディズニーランドは、“ディズニーの世界観を体現している場所”
- 東京ディズニーシーは、“旅人になって海外旅行を楽しめる場所”
だそうです。
これには、マツコさんも納得の様子。
以前ディズニーシーに行った時のことを思い出し、「運河沿いのレストランでワインとツマミを楽しみながら景色をみていたら、イタリア来たみたいだった」と感じたそうです。
更に風間さんは、パークの違いだけでなく、みんな大好きミッキーマウスのスタンスも違うというのです、
- ランドのミッキーマウスたちは、ホストとしてゲストを迎えるスタンス。
- シーのミッキーマウスたちは、旅人として冒険中にゲストと出会う、というスタンス。
と感じているそうです。
マツコさんは、思わず「バックパッカー的なミッキー先生だったの?!」と突っ込み(笑)
西洋の街並みを再現しているシーを体験したマツコさんは、「和のミッキーもつくれるんじゃないか」と思ったそうなんですが、それを聞いた風間さんは、すぐに「エプコット」を紹介。
「エプコット」とは、アメリカ・フロリダ州にあるウォルト・ディズニーワールドリゾートにあるテーマパーク。
そこでは、アメリカやノルウェー、フランスなど世界11か国の文化や食事が楽しめるようになっていて、中には日本館もあるそうですよ。
風間さんは、本場フロリダのディズニーワールドリゾートにも行ったことがあるそうですが、そこで感じた事は、「やっぱり、僕を育ててくれたのは東京ディズニーリゾートなので、我が家に帰りたくなる」とのこと。
この淀みない東京ディズニーリゾート愛に、マツコさんも「うまいわ~本当」と感心してましたね(笑)
ここで改めてディズニーシーの基本情報を、マップを使って紹介しています。
公式のマップに、風間さんが注目してほしい年代を追加すると、「20世紀初頭のアメリカの港町を再現した“アメリカンウォーターフロント”」や「1873年の南太平洋に浮かぶ火山島“ミステリアスアイランド”」など、ディズニーシーには、その街の歴史も分かる、というのです。
その歴史を楽しむ方法として、風間さんが普段しているシーの周り方を紹介しています。
~バックグラウンドストーリーを巡る風間俊介のある1日~
正午:「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」で食事をしながら、南ヨーロッパの景色を堪能
午後2時:昔のニューヨークの町並みを味わいながらホットドッグを頬張る
午後4時:「ペンデュラムタワー」で地球の自転を確認
午後5時:「シンドバッド・ストリーブック・ヴォヤッジ」に乗ってここでしか聞けない名曲を堪能
午後7時:パーク内のレストランで夕食後、帰宅
たとえば、昼食をする「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」の背景についても・・・・
リストランテがある、メディテレーニアンハーバーの開発に尽力した、ザンビーニ一族のワインとオリーブの圧搾所を、ザンビーニ家の3兄妹がレストランに改装したお店、となっているそうです。
その具体的なストーリー背景にももちろん、2階テラス席からの景色が映し出されると、「これベネチアだよね」とマツコさんはビックリ!
また、ホットドッグを味わうアメリカンウォーターフロントは、20世紀初頭の町並みを再現している場所ですが、当時はガス灯から電気灯への移行時期。
なので、メインストリートは電気灯で、一方裏はガス灯になっているそうですよ。(細かい!!)
他にも、当時は通勤で路面電車を利用している人が多く、休日の利用客が少ないという問題があったそうなんです。
それを打開するために、鉄道会社が終点駅に遊園地を作った、という歴史があるのですが、それも再現していて、パーク内の路面電車の終点付近には、「トイビル・トロリーパーク」があるんです。
NYの街の歴史にも詳しい風間さんに、マツコさんが「なんでそんなに詳しいの?」と尋ねると、「ディズニーシーの町並みからNYを学んでいる」と答えると、「うわーいやだ」「真正変態ね」とバッサリ(笑)
未来に残したい!恐ろしいほどスゴい建築物
風間さんは、「東京ディズニーシー®は世界遺産の宝庫」と思っているようで、それらを紹介しています。
世界遺産と同等の素晴らしさがあることを熱く語る風間さんですが、マツコさんは、「今日本当にヤバくなってきてるね」「もうパニックなんですけど」と完全に引いていました(笑)
まずは、シーの中央にそびえる、プロメテウス火山。
なんと、これを学術的に研究している方がいるそうなんです!
その方は、静岡大学教授、地質学者の小山真人先生。小山先生とプロメテウス火山のすごさを紹介しています。
小山先生の見解では、プロメテウス火山は海底で何度も噴火を繰り返しできたというのです。
そして、その証拠がちゃんとパーク内に残っているとのこと。
風間さんと小山先生は、パーク内のフォートレス・エクスプロレーション付近の地層を見に行くと、そこにはしっかりと海底火山の地層がありました。
更に、マグマが冷え固まった岩「パホイホイ溶岩」もあり、ディズニーシーは火山の様子が間近で見てとれる「貴重な場所」だそうですよ。
また、ミステリアスアイランドの中心に水が溜まっていますが、それは火口湖で昔の火口だった場所だというのです。
その証拠に、火口湖から吹き上げる蒸気の温度を計ってみると約100℃!
時々蒸気がプシューっと吹き上げるのも、地下でマグマ活動が高まっている証拠だと先生は言います。
あれあれ、内容がどんどんディズニーから遠ざかっているような・・・・
今回のロケを通じて、「建物に物語があると思ったんだけど、地層から物語はスタートしていたんだ」と熱く語る
風間さん。
他にも、マグマが地表に露出していた証拠となる柱状節理があったり、溶岩片を防ぐ防護ネットがあったり、そのこだわりと再現力の高さに、「今までディズニー絡みで見てきた中で、一番びっくりした」と、マツコさんはその再現力のすごさに恐怖さえ感じていました(笑)
この“学術レベル”のこだわりは「ホテルハイタワー」にも見られるそうです。
またもやその専門家の方と回ったそうで、マツコさんも思わず「もう一人異常者が出ててくるって事?」とぼやいていましたね(笑)。
一緒に回った方は、大阪市立大学准教授、建築史家の倉片俊輔さん。
世界中の様々な建築を研究しているそうですが、その先生が見ても、ホテルハイタワーは「世界中の建築様式が見られる貴重な建物」と言えるそうなんです。
通常、建物には一つの建築様式が用いられるそうなんですが、ホテルハイタワーは、
- “3連アーチ”という宮廷建築時代に用いられた手法
- “多弁型アーチ”というイスラム様式で多く用いられる装飾手法
が用いられ、他にも「ヴィクトリア様式」「ゴシック様式」「ムガール様式」などなど、様々な建築様式が見て取れるそうですよ。
このホテルを建てたハイタワー3世は、世界中の良いものを手に入れたい、というかなり強欲な人だったそうですが、その性格が現れた「過激な建築様式」と先生も言ってましたね。
その性格を表したものがもう一つ、内観にもありました。
なんと自分の姿をステンドグラスにしているんです! 相当、自己顕示欲が強いですよね~。
そしてそこには、シェイクスピアから引用した一文が
「The worle is mine oyster,which I sword will open」
(この世は牡蠣のようなもの。私の剣でその貝殻をあけてみせよう)
あの人気キャラクターに隠された秘密
ディズニーシーの人気キャラクターといえば、ダッフィーですよね。
風間さんは、このダッフィーにも凄さを感じているそうなんです。
ミッキーやドナルドなど、ディズニーリゾートには沢山のキャラクターがいますが、みんなディズニーアニメーションから生まれたキャラクターですよね。
でも、ダッフィーは違うんです。テーマパークから生まれたキャラクターなんですよね。
ダッフィーは、ミッキーが旅の途中で寂しい思いをしないようにと、ミニーが私てくれた人形なんです。
だから、あんなにフワフワ生地なんですね。
風間さんは、「ダッフィーのフワフワ生地が日本中を癒しています」とまで言っていました。
マツコさんにおススメしたいダッフィーとして風間さんが用意したのは、抱き枕としても使えそうな巨大なダッフィー。
マツコさんはそれを抱っこしながら、「これを手にしたら、色んなものを諦め始めると思う」と骨抜きにされていました。(笑)
驚愕の建造物がスタジオに!? 風間がやりたかった夢
そして最後に、風間さんがマツコさんとやりたかった事があるそうなんです。
それは、S.S.コロンビア号の2階にあるラウンジ「テディ・ルーズベルト・ラウンジ」でお酒を飲むこと。
「テディ・ルーズベルト・ラウンジ」は、パークの中でも高級感あふれる重厚なラウンジで、とても人気があるところなんですが、なかなかディズニーシーに行けないマツコさんのために、なんとスタジオに再現したんです!!
その豪華な作りに2人ともびっくり!
「これが、ディズニーとジャニーズの力だ!」とマツコさんも思わず言ってしまう程。
バーカウンター内には、実際に働くキャストの方も来てくれています。
風間さんが、マツコさんと飲みたかったおススメのカクテルは、「バイオレットフィズ」。
2人で乾杯すると、「あー美味しい」「こんなオシャレなお酒久々に飲んだな」とぐいぐい飲んでいました。(笑)
ソファでカクテルを飲みながら、今日を振り返る2人・・・・
マツコさんは、特にプロメテウス火山に感動したようで、「無意識のうちに人が惹かれていく、狂信的にファンになっていく心理は、初めて分かった」とも言っていました。
ディズニーの世界は奥が深いですね・・・
最後に
「東京ディズニーシーの世界」と言っても、ミッキーはほとんど出てきませんでしたね・・・
でも、知らなかったこだわりの世界が見えて、次に行くのが楽しみになりました。歴史を感じながら、ゆっくり回るディズニーシーも良いかもしれませんね。
今回は、「東京ディズニーシーの世界」と「お惣菜から揚げの世界」と「滝の世界」の3本立てでした。
「お惣菜から揚げの世界」と「滝の世界」、こちらをご覧下さい。
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