2017年11月9日に放送された、「アメトーーク!」を見ました。
今回のテーマは、「競馬って面白いよ芸人」です。
出演メンバー、オープニング
出演者は、MCに雨上がり決死隊の宮迫さん、蛍原さん。
麒麟の川島さんを先頭に、カンニング竹山さん、千鳥ノブさん。TIMのレッド吉田さん、ジャングルポケット斉藤さん。そして、ナイツの土屋さんが、登場しました。
ゲストには、川田裕美さんと、フルーツポンチ村上さんを迎えます。
面白いよっていう映像や、面白いよっていうエピソードが満載!さらに、特別レースも開催される!?
ファンファーレと共に、馬のぬいぐるみを持って、テンション高く登場したメンバー。2年前に1度やり、今回復活しました。分かりやすい解説を、期待しましょう。
ゲストの川田さんは、1度も競馬をしたことがないそうです。すると、土屋さんは、G1の大きなレースでは、前々日から野宿して並ぶと言い、ゲストを驚かせました。
ヒザ神・村上さんは、なぜかジャージ姿です。今回も、フルポン村上としてではなく、ヒザのバーターとして来ていると、宮迫さんに言われていました。ジョッキーは、名馬の上に乗りますが、ヒザの上に村上さんが乗っている状態だと、川島さんもいじっていました。
何を見て予想してる?
そもそも、メンバーは何を見て予想しているのか、トークしていきます。
実績や、その日の調子、距離やコース適性など、様々なチェックポイントがありますが、これを見て予想するのが、楽しいのだと、ノブさんは言います。前日に予想しても、夜に雨が降ったりすると、また一から予想しなおしになります。しかし、「また一からか~」と言いながら、飲むハイボールが、一番美味しいのだそうです。レースだけでなく、準備の段階から、楽しんでいるようです。
コース適性を例に挙げると、東京競馬場は、広く直線が長いのが特徴で、強い馬が勝つと言われています。中山競馬場は、トリッキーなコースで、直線が少なく、坂があり、このコースにあった馬が、いると言います。
分かりやすく例えると、千鳥は今でこそ、東京でも人気ですが、大阪から上京したての頃は、カメムシくらい嫌われていたと言います。大阪では、多くのレギュラーを持っていた千鳥でも、東京に来たての頃は、苦戦していたということから、馬によっても、コースの得意・不得意があるよ、ということを説明してくれた、川島さんでした。
ローテーションを、テレビ番組で例え始めたノブさん。1日2本撮りが、相場だそうですが、一番きついのは、テレビ埼玉での、千鳥のレギュラー番組“いろはに千鳥”の、8本撮りだと話しました。1日に8本って、可能なんでしょうか!?
結局、ローテーションというのは、疲労を溜めない為、レース間隔をあけるということでした。適度な休養は、人間にも馬にも、必要不可欠です。
また、騎手も、大事なポイントの一つです。乗り方ひとつで、結果も変わります。
ここで、ノブさんから、村上さんへ質問。「ジョッキーが馬に乗って、体感するスピードは、どのくらい?」。村上さんが「60km」と、答えると、「当ててどうする?」と、大ブーイングが起きました。
しかも、馬に座っているのではなく、立った状態、ジョッキーの目線カメラで見ても、かなり怖い、迫力のある映像でした。映像の中には、見せムチと呼ばれる、馬にムチを見せて、走る気を促したり、これから叩くのを、馬に予告したりする効果も、登場していました。
枠順は、最大で18頭が抽選をして、決まります。外枠、内枠があり、トラック競技なので、当然内枠が有利です。
今回の席順で言うと、雨上がりさんが1枠。川島さんから2枠…となり、一番席の遠い、斉藤さんが外枠ですが、ここだから輝ける。それは馬にも当てはまり、距離は不利でも、外枠が得意な馬もいると言います。
斤量は、レースによって、重りでハンデをつけることを表します。牡馬(オス)と牝馬(メス)では、基本2kgのハンデがありますが、ここでゲストの川田さんと村上さんに、スキップ対決で、実践してもらうことに。そして、特別ルールとして、今回は村上さんが4kgのハンデとなりました。
廊下に用意された、特設コースに並んだ2人、村上さんは、2kgずつ計4kgのダンベルを手に持っての、スタンバイです。合図と共にスタートした、二人でしたが、どちらもスキップとは言えず、何を見せられているんだ?と、騒然としていました。結果は村上さんの勝利です。
こうして、様々なポイントを、競馬新聞で見て予想し、馬の人気が決まっていきます。
この日のスタジオでも、いろいろなポイントで、結果を残しそうな人を予想してみることになりました。今人気のあるノブさんや、1年ぶりのアメトークで、ローテーションが悪いレッドさん。アメトーークで結果を残す、コース適性◎の村上さんなど、話に上がりましたが、観客の皆さんから、1番人気に選ばれたのは、斉藤さんとノブさんでした。
結果を知って、ノブさんは、「緊張して、喋れん!」と言いますが、普段のレースでの1番人気のジョッキーの気持ちが、少しわかったのではないでしょうか?
だから競馬って面白い!!
「競馬って面白いよ」というポイントを、各メンバーがプレゼン形式で、発表していきます。
まずは、土屋さんからです。「大逃げ・追い込み」という、キーワードを挙げました。各馬で立てている作戦の、極端なものを、VTRで紹介してくれました。
《逃げ》サイレンススズカ(1997~1998)は、97年の菊花賞で、武豊騎手を背に走りました。スタートからグイグイと攻め、体力が落ちることもなく、ゴールかなり手前で、実況が勝利宣言をしてしまう程、強いレースでした。
《逃げ》ツインターボ(1991~1996)は、94年の有馬記念で、スタートから集団を引き離し、単独トップで、走りますが、だんだんとその差は縮まっていき、結果は13着と、逃げ切れませんでした。
《追込》ウォーシップマーチ(7歳現役)は、13年の3歳未勝利戦で、最後尾から、目を疑う追い上げで、最後は圧勝!凄いレースでした。
《追込》ブロードアピール(1998~2002)は、2000年の根岸ステークスで、直線大外からの見事な差し!14頭を、ごぼう抜きしていきました。
《逃げ馬の紆余曲折》タケデンノキボー(2003~2009)は、スタート直後から勢いよく逃げていき、15馬身差という大きな貯金を持ちますが、最後の直線で越され、結局6着に。その後のレースでは、前回の負けを勉強し、序盤は後方で様子を見ます。そして、終盤で見事に差し切り、1着になったのです。作戦勝ちですね。
続いて、ノブさんは「騎手が凄いんじゃ~!」と、ジョッキーについてのプレゼン。命がけでレースをするジョッキーですが、まずはベテランの武豊さんを紹介します。
2002年の安田記念、ラストの直線まで団子状態で、前のコースがなかなか開かないという状況でも、何とか隙間を見つけて差し、見事1着でゴール。見事なテクニックでした。
世界No.1と呼ばれる、イギリスのライアン・ムーア騎手は、ドバイでのレースで、最後の直線。前が詰まり、絶対無理だと思われた状況で、馬と馬の間を見事にすり抜けての、神騎乗で、1着になりました。一歩間違えれば、大変危険な状態ですが、大外を回ると、距離のロスがあるので、馬込からの攻めが、有効なのだそうです。
ここで、武豊さんのレースを、スタジオで再現してみることに。ノブさんが、なりきりますが、他のメンバーの当たりが強すぎて、なかなか差すことができませんでした。アピールの声が、虚しく響いていました。
川島さんが紹介したのは、「血統って面白い!!」です。先祖の血を受け継いで、現在の近代馬がいるということですが、要は、強い親から生まれた馬は、強いということですよね。
『ディープインパクト』は、今でもいろいろな強い馬の子孫を残していますが、現役時代のレースが、紹介されました。2005年の、若駒ステークスで、最高峰でスタートするも、大外から次々と抜き去って、1着でゴール。その後、史上2頭目・無敗で三冠馬になったのです。
ディープインパクトの子供は、G1で38勝しており、その血は今でも受け継がれています。ちなみに、種付け額は、1回3000万と破格です。
続いて、北島三郎さんがオーナーの『キタサンブラック』。世界の強豪が集まる、ジャパンカップでも、圧倒的な強さを見せつけています。血統で言うと、ディープインパクトの兄である、『ブラックタイド』を父にもち、母方の祖父も、『サクラバクシンオー』という強い馬で、血が濃く出やすいというところを、重視して予想する人もいると話しました。
芸人で例えると、ブラックタイドは、優秀な弟を持つ兄と言うところで、千原せいじさん。サクラバクシンオーは、短距離に強く、瞬発力が凄かったというところで、出川哲郎さん。この二人をかけ併せたら、どう考えても三四郎の小宮さんが生まれてくるだろうと、思いがちなのですが…現在大活躍中の、キタサンブラックが誕生したということで、オールマイティな大吉先生が生まれたようなものだと、例えていました。これが、血統の面白いところです。
また、土屋さんは、競馬は答えがすぐやってくるところが、面白いと言い、前回の競馬芸人は、オルフェーブルの引退直後の放送でしたが、3年経った今回の放送時には、もうオルフェーブルの子供が、レースに出ているそうです。例えるなら、落合博満さんが引退して、息子の福嗣くんが、声優デビューするまでに、19年かかっていると話し、「それとはまた違う!」と、ツッコまれていました。
次に、レッドさんは「珍名馬」について、プレゼンします。『ワラッチャウヨネ』や、『ネルトスグアサ』。『キスカラハジメヨウ』や、『モチ』、『ワナ』。『モグモグパクパク』などが、例に挙げられました。
そんな中で、レッドさんが1番注目している珍名馬が、『ピカピカ』です。2歳現役で、1着になったレースの後、微笑ましい状況があったと言います。それは、ピカピカと書かれたゼッケンを持つ、頭が薄くて、おでこが光っていた西田雄一郎騎手でした。
斉藤さんは、「クセが凄いレース」を紹介しました。最強馬『オルフェーブル』の、暴走レースが有名ですが、地方競馬でも、クセが凄いレースがあったそうです。
まずは、オルフェーブル失速のレース。いったんスピードが落ち、かなり外を走って遅れたのにもかかわらず、持ち直して結局2着でゴールインした珍しいレースでした。
そして、『グランフィデリオ』の、クセが凄いレースは、2014年の船橋競馬でのレースです。序盤でリードをするも、急にブレーキ。次々と先を越されますが、こちらも持ち直して、内から一気にごぼう抜きで1着を手にしました。クセが凄い!
続いて、ノブさんも「クセが凄いレース」をプレゼンしました。
現役4歳の『サトノティターン』、2017年3歳馬のレース。先頭で最終直線に入ると、急にフラフラと走り出してしまいます。このまま失速かと思われましたが、なんとか伸びて1着でゴールしました。
そして、ムチを落としたルメール騎手の、クセが凄いレース。序盤までは持っていたムチが、最終直線では持っていません。先頭集団の中、どうするのかと見ていると、ムチの代わりに手で馬を叩いていました。そして執念の1着を、もぎ取ったのです。
また、福永祐一騎手が、凱旋門賞に初挑戦した時、フランスのコースを走ったことがないので、どんな感じか分からず、そして、見に行きたくても時間がなかったので、ゲームでシミュレーションをしていたそうです。
そんな、フランスの凱旋門賞は、1番大きな世界大会で、いわば競馬のW杯です。ほぼ毎年、日本の馬が挑戦していますが、縁があって、川島さんとノブさんが、今年出場した『サトノダイヤモンド』の、密着ロケをしてきたそうです。その中継映像が、流れました。凱旋門賞が行われる競馬場で、芝生に立って中継する、川島さんに、ゲストで呼ばれたノブさんは、「サトノ!サトノ!」とコールしながら登場しますが、ドンズベリで場がピリつき、海外挑戦の難しさを、実感していたのでした。
竹山さんがプレゼンしたのは、「馬主」です。先ほど、北島三郎さんが紹介されましたが、他にも有名人の馬主が、たくさんいるようです。Dr.コパさんや、前川清さんなど、そうそうたるメンバーです。
馬主になるためには、条件があります。それは、収入が1700万円以上で、近2年連続であること。資産が7500万円以上あることの、2つです。
しかし、これをクリアしていなくても、なれるシステムがあるそうです。
その名も”一口馬主”です。これは、みんなでお金を出しあって馬を買い、獲得賞金を、メンバーで配分するというやり方です。この方法で、竹山さんは馬主をやっています。馬の名前は『ブラックスピネル』で、今年2月に行われた、G3の東京新聞杯で、見事勝利したそうです。賞金は3900万でした。8割が馬主に行き、残り2割が調教師などに渡ります。ということは、竹山さんたちは、3120万円を分配したことになります。メンバーは、40人なので、1人78万円の配当があったと言います。
この、一口馬主になるとできる事は、有名な馬や、好きだった馬の子供が買えることや、名前を決められること。競馬の見方が変わるなど、メリットがたくさんあります。自分の馬が走ることを想像するだけで、ワクワクしますね。
続いて、斉藤さんがプレゼンしたのは、「競馬のちょっとタメになる話」です。
茨城県にある、美浦トレーニングセンターには、競走馬用のプールがあります。足に負担をかけず、心肺機能を鍛える効果があります。馬が泳ぐ姿、初めて見ました。
もう一つ「手前を変える」ということも、紹介してくれました。
馬にも、人間と同じように、利き足があり、右手前や左手前と、馬によって走り方が決まっているそうです。しかし、ずっと同じ手前で走ると、片方だけに負担がかかりすぎて、消耗が激しくなってしまうので、それを変えていく作業があるのだそうです。
実際のレースでの、手前を変えた馬の映像が流れると、確かに走っている最中に、ジャンプするような感じで、手前を変えて、また生まれ変わったように一気に加速していました。騎手の方が合図を出す場合もありますが、馬自身で変えることもあるそうで、頭が良いんですね!
次に、土屋さんは「抱かれたい種牡馬ランキング」を、発表しました。
第3位に『シンボリクリスエス』
第2位に『キングカメハメハ』
第1位に『オルフェーブル』
がランクインしました。
他のメンバーから、『ディープインパクト』は入らないのかと聞かれると、国宝クラスで、恐れ多いので、入れなかったと話しました。
『シンボリクリスエス』は、首の筋肉がゴツゴツで、黒くて艶やか…と、理由を説明していると、宮迫さんに「終了~」と中断され、「おっさんが、馬に抱かれたいなんて、おかしい」と、強制終了させられたのでした。
名馬からビデオレター
ある方からメッセージが届いたようです。
先日の天皇賞・秋を制覇し、G1で6勝を挙げた『キタサンブラック』からの、ビデオレターです。
映像には、小屋で落ち着くキタサンブラックしか、映っていませんでしたが、競馬って面白いよ芸人の皆さんには、メッセージが伝わったようです。
そして、特別にもう1通、ビデオレターが。
2006年の有馬記念で引退し、その後数々のG1馬を輩出した、No.1種牡馬である、『ディープインパクト』です。
こちらも、まったりとしている、ディープインパクトの画だけでしたが、メンバーたちは、しっかりと受け止めていました。引退しても、顔立ちは勇壮で、カッコよかったです。
そして、最後は、今日誰が一番活躍したか、答え合わせをしました。
宮迫さんの評価は、ノブさんがスタートから一気に逃げる、レース展開でしたが、ゴール前で一気に失速する場面があったという事で、1着はジャンポケ斉藤さんでした。
レッドさんは、骨折と診断され、「馬場が合わない」と、言い訳をして、終了しました。
最後に
レースだけ見ても、ハラハラドキドキする競馬ですが、それまでの過程をちゃんと見て、予想することも、楽しみの一つであることが、分かりました。
一攫千金狙いたいです!