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日本に自生する猛毒を持つ植物たち。日本三大有毒植物と野に咲く有毒植物について。

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日本にも色んな有毒植物が存在しています。

野山を歩いていると見かける美しい花にも、実は毒があるかも知れませんよ。

毒の強さはその植物によって違っていて、中には少量口にしただけで死に至る恐ろしい植物もあります。

有毒植物があるのは野山に限られているわけではありません。

園芸店でも普通に売られているので、ガーデニングにもよく使われています。

そんな有毒植物の中から、今回は日本の野山で見られる特に毒性の強い植物を紹介していきます。

目次

日本三大有毒植物って何?

まずは、日本三大有毒植物について紹介していきますね。

トリカブト、ドクゼリ、ドクウツギの3つが、日本三大有毒植物とされている植物です。

どれも猛毒で、死亡例も報告されている恐ろしい植物なんです。

それでは順番に、特徴を紹介していきます。

トリカブト

キンポウゲ科トリカブト属に分類されている、多年草です。

花の形が個性的で、まるで鶏のトサカのようなのでこの名前が付いたとも言われています。

本州の中部から北の、比較的寒い地域に自生しています。

日本に自生しているのは30種類くらいあり、花色は紫以外にもピンクや白、黄色などもあります。

開花時期は8~10月です。

山林の湿気のある場所によく生えていて、上に1mくらいの高さまで伸びる種類もあれば、横に広がるように生長する種類もあり、葉っぱだけでは見分けが難しいです。

トリカブトが猛毒を持つ植物であることは有名で、葉や茎、根、花、花粉に至るまで全草毒だらけの大変危険な植物です。

毒性の強さは凄まじく、葉1gで致死量となります。

主な毒成分は、アルカロイド系のアコニチンやアコニン、ヒバコチニンなどです。

トリカブトを食べると、第一段階として食後10分くらいで口の中や手足が痺れてくるそうです。

その後、お腹が痛くなって嘔吐が始まります。なるべく早い段階で病院に行き、胃洗浄や下剤を使って体外に出す必要があります。

更に症状が進んでしまうと、体温が下がりチアノーゼが起こります。瞳孔散大や不整脈も見られるようになります。

酷い場合は、そのまま呼吸が止まり心停止します。

有効な解毒剤がないので、とにかく一刻も早く体外に出さなくてはなりません。

ドクゼリ

セリ科ドクゼリ属に分類される、多年草です。

九州から北海道まで、分布の範囲はとても広いです。

春の味覚として有名な「セリ」によく似ていることから、間違えて食べて死亡する人もいます。

よく見ると違いがあり、ドクゼリの方がセリよりも大きく、根を割るとタケノコのようになっています。

全草に毒があり、特に根の毒が強いそうです。

6~7月頃に白くて小さい花がボールのように咲き、とても可愛らしい雰囲気があります。

こんな可愛い花にも毒があるんですから、恐ろしいですよね。

花言葉も恐ろしくて、「あなたは私を死なせる」です。

ちなみに汁が付いただけでも、皮膚から毒を吸収して死亡した例があるそうです。

症状は、体内に入ってから30分くらいして出てきます。

嘔吐や腹痛、下痢の他、目眩、動機、耳鳴りがして、酷いと意識障害や痙攣、呼吸困難も引き起こします。

一刻も早く病院に行き、体外に出さなくてはいけません。

ドクウツギ

ドクウツギ科ドクウツギ属に分類される、落葉低木です。

トリカブトやドクゼリに比べて、知名度が低い植物かも知れません。

鬼殺しや一郎兵衛殺しなどの別名もあります。

樹高は1.5~2mくらいあり、黄緑色の花を咲かせます。

荒地や海岸、河原などの日当りが良い場所を好んで自生しています。

4~5月に花を咲かせ、8月くらいまでに真っ赤な実をつけます。

きれいで可愛らしい実ですが、強力な神経毒が含まれているので食べてはいけません。

触るだけなら大丈夫です。

ドクウツギは全木に毒があります。

赤い実は美味しそうに見えるので、戦後の子ども達が誤って食べる事故が多かったそうです。

果実酒にしようとしてアルコールに浸し、それを飲んで中毒を起こした報告もあります。

コリアミルチンやツチンなどの強力な神経毒が含まれていて、致死性が高いです。

体内に入ってすぐに嘔吐や痙攣、呼吸困難の症状が出てきます。

致死量は体重1kg当たり0.1mgなので、たった5mgで大人も死んでしまいます。

トリカブト並みの猛毒です。

ただ、トリカブトは解毒剤がありませんが、ドクウツギにはあります。

ベンゾジアゼピン系の薬などが効くそうです。

その他の、野山の有毒植物について

日本三大有毒植物以外にも、強力な毒を持つ植物はたくさんあります。

その中からいくつか紹介していきますね。

ハシリドコロ

ナス科ハシリドコロ属に分類される、多年草です。

フキノトウに似ているので、間違えて食べてしまう事故が報告されています。

山菜ならではのほろ苦さがあり美味しいですが、食べた直後に目眩、嘔吐、血便、幻覚症状などが出て来ます。

ハシリドコロを触った手で目を触ると、瞳孔が開いてしまうそうです。

致死率が高い、恐ろしい植物です。

キョウチクトウ

キョウチクトウ科キョウチクトウ属に分類される、常緑樹です。

ピンクの美しい花を咲かせ、葉のグリーンも濃くて綺麗な植物ですが強力な毒があります。

その割には庭木や街路樹にされていて、身近な植物と言えるでしょう。

キョウチクトウの毒性は青酸カリ以上だと言われます。

キョウチクトウを燃やした時の煙や、植えてある土にも毒があるそうです。

ヒガンバナ

ヒガンバナ科ヒガンバナ属に分類される、多年草です。

曼珠沙華とも呼ばれ、日本人に古くから愛されてきた花です。

戦時中は、根のデンプンが栄養源となり重宝されていました。

食用とするには、きちんと毒抜きをする必要があります。

利尿作用や関節痛改善、消炎作用があることで知られていて、最近では認知症の薬への利用も始まっているようです。

そんなヒガンバナですが、食べてしまうと下痢や嘔吐、麻痺の症状が出てきて最悪の場合は死に至ります。

解毒剤が無いので、病院で体外に出す処置をして貰わなくてはいけません。

最後に

日本の野山で見られる有毒植物について紹介しましたが、いかがでしたか?

強力な毒を持つ植物はたくさんありますが、中でも特に致死率が高いのが「トリカブト、ドクゼリ、ドクウツギ」です。

これらは日本三大有毒植物と呼ばれています。

その他にも中毒報告が多い植物を紹介しましたが、どれも本当に身近にある植物です。

トリカブトだって、園芸店で手に入りますからね。

とにかく何でも口に入れないことと、有毒植物を扱う時には手袋をすることを徹底していれば大丈夫でしょう。

他の山菜と間違えて食べてしまう事故が多いですが、花の咲く時期なら間違えることは少ないでしょう。

素人が葉っぱを見ただけで判断するのは、とても危険なことなんです。

今回紹介した以外にもたくさんの有毒植物が自生しているので、うっかり食べてしまわないように気を付けましょう。

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