みなさんはサカサナマズっていう熱帯魚を、ご存知でしょうか?
名前の通り、逆さまになって泳ぐナマズなんです。
この特殊な習性を持つ魚は、南アフリカに生息していますが、自宅の水槽でも飼育可能なんです。
しかも、飼育は比較的簡単なんですよ。
それでは、サカサナマズの特徴と飼育のポイントをお話していきます。
サカサナマズって、どんな魚?
ナマズ目サカサナマズ科に分類される、ナマズの仲間の熱帯魚です。
体長は5cmくらいで、大きくても8cmくらいにしかなりません。
中央アフリカのコンゴ川に生息しています。
名前の由来となっているのが、お腹を上にして泳ぐ習性です。
無重力でも、お腹を上にするそうです。
どうして逆さまに泳ぐのか、まだよく分かっていないそうです。
サカサナマズのお腹は黒っぽい色をしており、背中は白っぽい色をしています。
お腹を上にして泳いでも、目立ちにくいようになっているんです。
体は丈夫で病気になりにくく、初心者でも飼育しやすいとされています。
ユニークな習性も人気を集めています。
鰓蓋にトゲがあるので、触る時には注意しましょう。
サカサナマズの飼育のポイント
水槽のサイズは、飼育する数に合わせる
サカサナマズは小型の魚ですから、30~60cmサイズの水槽で飼育出来ます。
ですが、飼育する数によっては90cm以上の水槽を用意する必要があります。
夜行性なので隠れ家を用意しよう
夜行性の魚ですから、昼間は暗い場所で過ごせるように隠れ家を用意しましょう。
水草を多くしても良いですし、レイアウトとして小物を入れても良いでしょう。
サカサナマズは水草を食べないので、安心して水草主体に出来ますよ。
水質を安定させよう
暑い地域の魚ですから、水温は25度くらいにキープしましょう。
水質はph7~6が良いです。
きれいな水に住む魚なので、水質には十分気を配りましょう。
白点病に注意
ストレスにより、白点病になることもあります。
水の交換は、少量ずつ行うようにして負担を減らしましょう。
どんな餌を食べるの?
サカサナマズは、人工の餌でも食べてくれます。
人工餌は水の汚れが少なくて、管理が楽なのでおすすめです。
アカムシや乾燥エビも食べますよ。
逆さのまま食べる姿を観察するのも面白いですよ。
最後に
お腹を上にして泳ぐサカサナマズについて、特徴と飼育のポイントをお話しました。
サカサナマズがお腹を上にして泳ぐ理由は、まだ解明されていません。
謎の多い熱帯魚ですが、飼育は簡単です。
ただ、水質の悪化には気を付ける必要があります。
また、エサを食べるのが上手ではないので、混泳する時にはきちんと食べているかチェックしましょう。
ちょっと変わった魚を飼育したい時には、是非参考にしてみてくださいね。
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