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スネールを食べてくれる熱帯魚。バジスバジスの特徴や飼育のポイントについて。

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水槽内にスネール(巻貝)が増えてくると、見栄えが悪くなり困りますよね。

そんな時はスネールイーターとして知られている、バジスバジスを飼ってみるのはいかがでしょうか?

バジスバジスはカメレオンフィッシュとも呼ばれていて、色んな色に体色を変化させます。

ちょっと変わった魚を飼いたい人にも、おすすめですよ。

丈夫で育てやすいですが、少し気を付けなければいけないこともあります。

そこでここでは、バジスバジスの特徴と飼育のポイントについてまとめてみました。

目次

バジスバジスって、どんな魚なの?

体長4~6cm、インドに生息しているスズキ目の魚です。

比較的丈夫なので初心者さんも育てやすく、寿命は2~4年くらいです。

基本的に温和な性格なので、他の種類の魚と混泳可能です。

ただし同種のオス同士だと、縄張り争いで小競り合いを始めることがあります。

水草を入れるなどして隠れる場所を設ければ、複数のオスを飼育可能です。

別の種類の場合でも、自分の縄張りに入って来たら攻撃をします。

隠れ家を作ってあげて、はっきりと縄張りを確保してあげれば大丈夫です。

体色は地味な感じですが、興奮すると色が鮮やかに変化します。

黄色や赤、青など、色んな色になるので、とても綺麗で見応えがあります。

別名カメレオンフィッシュとも言われているのは、このためです。

縄張り意識があまり無い個体だと、色を変えることが少ないかも知れません。

バジスバジスは、スネールイーターでもあります。

小さな稚貝や卵を食べるので、水槽内でスネールが増え過ぎるのを防げます。

スネールイーターで有名な魚と言えばアベニーパファーですが、攻撃性があるので飼育をためらっている人も多いことでしょう。

バジスバジスはアベニーパファーよりも攻撃性が低いので、安心感がありますね。

ただ性格に個体差が激しいようで、他の魚を追いかけてしまう個体も居るようです。

また、アベニーパファーのように殻ごとバリバリ食べることが出来ないので、大きくなった貝は手で取り除く必要があります。

プラナリアも食べてくれますよ。

エビも食べてしまうので、エビとの混泳は避けましょう。

バジスバジスの飼育ポイントについて

バジスバジスは丈夫な魚ですが、いくつか気を付ける点があるので挙げていきますね。

体調不良で体色が薄くなる

元々薄い個体は別として、急に色が地味になった場合は体調を崩している可能性があります。

水質や水温のチェックをしてみましょう。

飛び出しに注意する

バジスバジスは警戒心が強いので、購入したばかりの時はずっと隠れていたりします。

隠れ家を用意してあげていても、驚いた拍子に飛び跳ねてフタの隙間から飛び出してしまうことがあります。

フタがしっかりしまっているか、よく確認しておきましょう。

最初はスネールを入れてあげる

環境に慣れるまではずっと隠れていて、エサを食べに出て来なかったりします。

スネールを入れれば、隠れながらスネールを見つけて勝手に食べてくれます。

環境に慣れる頃には、ちょうどスネールを食べ尽していることでしょう。

ただ、わざわざスネールを入れるのに抵抗がある人も多いと思います。

既にスネールがたくさん発生してしまっている水槽に入れるのがおすすめです。

水合わせをしっかりしよう

比較的水質の変化に弱いので、水合わせをしっかりしましょう。

一度水に慣れてしまえば、丈夫で飼い易い魚です。

エサは冷凍アカムシ

水槽内にスネールがたくさん居れば餓死はしませんが、食べ尽してしまったらエサを用意する必要があります。

これが結構厄介で、基本的に人工飼料を食べてくれません。

バジスバジスの餌は、冷凍アカムシが一般的です。

人工飼料に慣れてくれる個体もいたり、フードによって食べる場合もあるようですが、あまり期待しない方が良いでしょう。

バジスバジスの繁殖について

バジスバジスは、水槽内で繁殖させることが可能です。

警戒心が強い魚なので、混泳させている場合は産卵しないこともあります。

産卵しても、他の魚に食べられてしまったりもします。

そのため、繁殖用にペアだけの水槽を用意すると良いでしょう。

オスとメスの違いは、体色を見ると良いでしょう。

オスは派手な色で、メスは地味な色です。

性格は、オスは攻撃的でメスは温和です。

体の大きさは、オスの方が少し大きいです。

産卵水槽には、次のものを用意しましょう。

  • エアレーション
  • ヒーター
  • 高さのある水草や石、流木などの産卵
  • ブラインシュリンプやインフゾリアなど、稚魚の餌

産卵用の水槽には、移動前の水槽の水を種水にすると早く魚を入れられる状態になります。

産卵水槽の水温は、若干高めにすると良いでしょう。

産卵した後は、オスが拾い集めて産卵床に付けます。

卵を集めるオスは神経質になっているので、メスは元の水槽に戻すようにしましょう。

産卵床に卵を付け終わった後も、落ちた卵を拾ってまたくっつけたり、卵に水を送ったりしてお世話を続けます。

こんなに一生懸命お世話をするオスですが、生まれた稚魚を食べてしまうこともあります。

稚魚が生まれる前に、オスも元の水槽に戻した方が安全でしょう。

卵に水を送る役目は、エアレーションにお任せしましょう。

エアレーションは強くなくて大丈夫です。

軽く水槽内をかき回す程度でOKです。

産卵後3日くらいエアレーションをしていると、孵化が始まります。

稚魚のお腹にはヨークサックという栄養が入った袋があるので、それが付いている間は餌を与えなくて大丈夫です。

ヨークサックが無くなったら、ゾウリムシなどのプランクトンを与えましょう。

最後に

バジスバジスの特徴と飼育ポイントについてまとめてみましたが、いかがでしたか?

バジスバジスは水質の変化に敏感なものの、一度慣れてしまえば丈夫で飼い易い魚です。

カメレオンフィッシュとも呼ばれていて、体色がコロコロ変わるのが面白いです。

体色の変化は、気の荒いオスほど楽しむことが出来ますよ。

同種のオス同士では争いますが、メスや他の種類には温和な性格です。

そのため混泳させることも可能ですが、エビや観賞用の貝は食べられてしまうので注意しましょう。

スネールイーターとしての能力は高く、60cm水槽に1匹居れば稚貝を食べ尽してくれるようです。

飼育スペースに余裕があったら、是非繁殖にも挑戦してみてくださいね。

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