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マツコの知らない世界「トンネルの世界」のネタバレと感想とまとめ。

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2019年8月20日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。

今回は、「ドライカレーの世界」と「トンネルの世界」の2本立てでした。

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その中から、「トンネルの世界」についてまとめました。

「ドライカレーの世界」は、こちらをご覧下さい。

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目次

出演者・オープニンニング

出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、35年間、全国のトンネルを巡り続ける男、花田欣也さん。

トンネル風のセットに静かに登場した、Yシャツ姿の花田さん。

「ハナキンと呼んでいただいてもよいですよ」と言いますが、マツコさんはその雰囲気が「ちょっと苦手かも」と言い、「花田さんで結構です」と遠慮していました(苦笑)

花田さんは、日本人のトンネルに対する大きな誤解があると言います。

それは、「トンネル=心霊スポット」。

検索ワードで「トンネル」と入れると、次に出てくるワードはほとんど心霊関連のものだとか。

マツコさんは、「だって、心霊以外でトンネルしらべないから(仕方ない)」と言いますが、花田さんは「そんな事はありません」と何となく不満気(笑)

花田さんは、人気のないトンネルが好きだそうです。

一人、懐中電灯を持ってトンネルに入ると、まさか人がいると思っていない軽トラのおっちゃんが、びっくりして停まることがあるとか。

このエピソードを聞いて、マツコさんは「まさか心霊に間違われているんじゃ?」と言いますが、花田さんは「この話はもう良いですね」とさっさと終わらせちゃいます。

そのテンポの良さ?話が途中で終わる感じ?に、マツコさんは「全ての話の全容が掴めない」と不満を漏らすと、花田さんは「それ、妻からもよく言われます」とボソリ・・・(苦笑)

暗くて怖いイメージのトンネルですが、最近は美しさが評価され、トンネルを見学するツアーが開催されるなど、注目を集めているそうです。

そんなトンネルを35年間巡りつづけ、自らツアーも開催する花田さんが、トンネルの魅力を紹介します。

この夏行きたい! 3大観光トンネル

実は最近、全国各地に観光トンネルが現れています。

例えば、岐阜県にある「神岡レールマウンテン」では、マウンテンバイクでトンネルをくぐり抜けられたり、新潟県の「清津峡渓谷トンネル」は、大地の芸術祭でリニューアルされ、まるで美術館のような雰囲気を味わえたり。

数々のトンネルを巡った花田さんが思う、トンネルで見るべき魅力の一つは、「面構え」とのこと。

トンネルの入口(ポータル)を見れば、建設者の苦労や開通時の事情が分かるそうでうすよ。

トンネルの上に“扁額”という四文字熟語が書かれたプレートが残っていることも多いそうですが、それは、開通当時の喜びなどを表しているそうです。

例えば、「天険若夷」は天下の難所をトンネルによって平地であるかのようにした、と言う意味。また「敬天愛人」は。西郷隆盛が愛した“天を敬い人を愛する”という言葉を引用したもの。(鹿児島のトンネル)

そんな面構えの良いトンネルの一つとして紹介するのは、「明治宇津ノ谷トンネル」。

静岡市からバスに乗り、バス停「宇津の谷入口」から歩くこと15分、旧東海道の宿場町だった宇津ノ谷集落を抜けた所にあります。

趣のある石畳の道を抜けると・・・

「ここです!」「マツコさん、ここです!」「この瞬間がたまらない!」と興奮気味の花田さん(苦笑)

紹介映像見ながら「泣けてきてます」と言う程、感動しています。

宇津ノ谷トンネルはレンガ作りですが、トンネルの構造によって時代が分かるそうです。

レンガ:明治初期~大正初期

コンクリート:大正初期~(現在)

鋼材など:昭和初期~現在

花田さんは、トンネルの中でもレンガ作りのものが大好きで、「その積み方を見るとグッとくる」とか。

確かに、人の手で寸分の狂いもなく敷き詰められたレンガの精工さには、感動します。

更に、15万人の人夫を動員してレンガ積みをした事や、このトンネルの開通によって交通の便が飛躍的にアップした事などを考えると、「ワクワクしちゃう」そうです。

(※宇津ノ谷トンネルは、1997年に国の登録有形文化財になっています)

一通り説明を終えて、「どうですか?このトンネル」と聞かれ、キョトンとするマツコさん。

花田さんの熱い思いは、このトンネル一つでも十分に分かったんですが、マツコさんは「まだ思いに隔たりがある」「総合的(に感想を言っても)でも良いですか?」と、未だ少し時間が必要なようです(笑)

花田さんがトンネルの魅力として感じる二つ目は、出口への“ワープ感”だとか。

「この言葉だけでドッキドキする」と興奮気味ですが、マツコさんは「?」顔・・・(笑)

ここで紹介するのは、入口から想像できない絶景へのワープ感を感じられる、「旧賤ケ岳トンネル(滋賀県)」。

昭和2年開通、全長約382m。トンネル内部は、外より5℃ほど涼しいそうです。

トンネルを抜けると、「ドーッン!」と琵琶湖の景色が一望出来るのです!

実はこのトンネル、当時の技師の人が、琵琶湖の竹生島が見えるように計算して掘られたそうです。

この絶景を求めて、「ビワイチのサイクリストが走ってますよ」と花田さんが言いますが、マツコさんは「ビワイチって?」と分かりません。

どうやら「琵琶湖一周」のことだそうですが、「そんなにメジャーな言葉じゃない」とバッサリ(笑)

ここでマツコさん、「そんなにトンネル嫌いじゃない」と告白。

ただ、花田さんとは楽しみ方が違っているようで、マツコさんは「車で長いトンネルを恐怖感を感じながら走るのが好き」とのこと。

例えば、中央道の全長8,490mの恵那山トンネル。

「あんなものを掘っちゃった、人間の浅ましさや恐怖」を感じながらドライブするそうです。

それを聞いた花田さんは、「ありがたいです」と感謝(笑)

トンネルで見るべき三つ目魅力は、リラクゼーション感だとか。

花田さんは、トンネルの暗闇に入ると、恐怖ではなく、落ち着きを感じるそうです。

ちょっと不安げに、「おかしいですか?」と聞くと、「おかしいとは思いませんけど、奥様は心配されてると思います」と言います(笑)

そんな、現実世界を忘れられるトンネルとして紹介するのは、静岡県の「旧御坂トンネル」

昭和6年開通、全長約396mのトンネル内部は、日中でも光がはいらない、闇、闇、闇・・・

一応蛍光灯はついているのですが、外界とは完全に切り離された感覚で気分が落ち着くそうです。

そしてトンネルを抜けると、太宰治もここで書いたという天下茶屋があり、目の前には富士山がドーンと見えます。

この絶景にマツコさんは感動するのですが、花田さんはそうでもなさそう(笑)

35年巡り続け発見!究極のトンネル

「最後に、本当にすごいトンネルを紹介します」という花田さん。

そして、「マツコさんと僕、徐々に接点が(近づいて来ている)・・・」と言うと、マツコさんは「奥様ごめんなさい。今から旦那様とまぐわります」と宣言(笑)

これまで紹介してきた、トンネル3つ魅力のポイントを全て満たしているのが、福井県「旧北陸線トンネル群」だそうです。

福井県敦賀は港があり、外国への玄関口で、関西が北陸へのルートの中間点でもあったことから、新潟など日本海方面へのアクセスのため、明治政府が国策としてトンネルを掘ったそうです。

魅力溢れるトンネル群を、花田さんは「日本の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と呼んでいる」と言います。

ここからは、実際に花田さんがトンネル巡りに行った様子をVTRで紹介します。

スタートは福井県敦賀市から。

どうやって行くかと言うと・・・「歩きます」!?

敦賀駅から目的のトンネルまでは、10キロ以上ありますが、実は花田さん、トンネル巡りの時には、己の気持ちを高めるために、徒歩か自転車で向かっているそうです(!?)

マツコさん思わず、「もっと楽にいけますよ!」と悲鳴(笑)

そして、歩くこと2時間。

ようやく目的の場所に近づいてくると、「近い、近い、近い」「来た、来た、来た」と興奮を抑えきれません(笑)

まず初めは、「葉原トンネル」。

旧北陸トンネル群は、25キロの間に11本のトンネルがある集合体で、その入り口がこちら。

明治29年建築、全長979m。

「何度訪れてもドキドキする」という花田さん、およそ1カ月半ぶりの訪問と聞いて、マツコさん思わず「結構きてるじゃない」と突っ込み(笑)

中にはいると、「この闇が続くって、たまらないな~」「どこに連れていかれるんだろう、という感じ」と気持ちを抑えきれません。

この辺は地盤が固く、明治時代は1日1.5mしか進まないこともあったという難所。

その先人へ思いを馳せても「リスペクトしかない」と言います。

花田さんの興奮具合に、マツコさんは奇妙な物を見る目で見てしまいます・・・(笑)

続いては、旧北陸トンネル群の中でも、花田さんが「一番好き」という「曲谷トンネル」。

トンネル内部で左にカーブしていて、「(このカーブ具合が)一体どこにいてしまうんだろう、という異世界観はここだけ」と、胸バックンバックンしてしまうとか。

更に歩み進めると、お気に入りポイントとなる、「トンネル in トンネル in トンネル!!」

トンネルがいくつも続き、トンネルの中にトンネルがある景色がたまらないそうです(笑)

今回、約2時間かけてトンネル群を堪能した花田さん。

「感動は伝わりましたか?」と聞くと、マツコさんは「私も泣けるようになります!」と宣言していました(笑)

最後に

トンネルってどうしても怖いイメージがありますよね・・・ただ、夏場は涼しいのは確か。

そして「トンネルを抜けると」の絶景は、暗い中を通った分感動もひとしおですよね。

これからは、トンネルを通る時に違った見方ができるかもしれませんね。

今回は、「ドライカレーの世界」と「トンネルの世界」の2本立てでした。

「ドライカレーの世界」は、こちらをご覧下さい。

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