2019年8月6日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回は、「折りたたみ傘の世界」と「屋上ハチミツの世界」の2本立てでした。
その中から、「屋上ハチミツの世界」についてまとめました。
「折りたたみ傘の世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニンニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、日本屋上ハチミツ界のドン、田中淳夫さん。
マツコさんは“ドン”という呼び方が気になるようですが、田中さんは「普通のおじさんですよ」と至って謙虚。普段は不動産業のサラリーマンをしていますが、ハチミツと屋上ハチミツの魅力にハマり、今回は都内屋上ハチミツの味の違いや、スイーツを紹介してくれます。
“屋上ハチミツ”とは、都心のビルの屋上などを活用してミツバチを育て、ハチミツを採蜜する養蜂スタイルで、マツコさんも「TBSの上にもいる」「社民党の上にもいた」など、興味はあったようです。
田中さんが手掛ける一つに、銀座の『紙パルプ会館』屋上がありますが、買い物客が賑わっている銀座の上空を、沢山のミツバチが飛び交っていると考えると、なんだか不思議な感じですよね。
因みに、ビルの合間を飛び、巣箱と花を行き来するので、人に対して安全と言われているそうなので、心配はいらないそうです。
ただ、マツコさんも疑問に感じているように「どこから蜜を持ってくるのか?」ということ。
山や畑はない銀座などの都心。蜜源はどこなんでしょうか??
すると田中さんは、「都心でハチミツを作るメリット」があると言います。
実は、「都心は蜜源植物の宝庫で、農薬をほぼ撒かれていないから、ハチミツづくりに最適」とのこと。
ミツバチは、大体3㎞四方飛ぶそうなので、銀座のミツバチは浜離宮や皇居などが行動範囲で、蜜源としているようなんです。
皇居から蜜を持ってきてるなんて、マツコさんも「高級じゃない!」と驚いてましたね(笑)
そして、「ハチミツの味は、ミツバチさんたちの頑張りで決まる」そうで、早速試食をすることに。
採蜜したばかりのハチミツをティースプーン一杯ほど入れ、試食すると「結構特徴ある」味のよう。
その味よりもマツコさんが驚いたのは、今食べたハチミツの量が「ミツバチの一生分」の量だというのです!!
思わず、「えぇ~!!これが一生分!」「ひどい、人間って!」「聞かなきゃよかったー」とショックを隠せません(笑)
ミツバチの命は1か月ほどで、その一生分の量がスプーン一杯!!
マツコさんはショックを受けながらも、もう一度ハチミツをペロリ!
「ミツバチさん、ありがとう、ありがとうね」となぜかなまってお礼をいっていました(笑)
場所によって味が激変!都内の屋上ハチミツ4選
全国で100箇所以上ある屋上ハチミツですが、中でも都内がもっとも盛んだそうで、その味の違いを紹介していきます。
まず初めは、紙パルプ会館の屋上。
周辺の浜離宮まで約1.2キロ。3月には約130万本もの菜の花が咲き乱れます。
皇居までは約1.5キロ。5月には、内堀通にユリノキから大量の蜜が出ます。
他にも、銀座マロニエ通りのマロニエ、並木通り通りのリンデン、などなど蜜源が多いようですよ。
まず初めに紹介するのは、「銀座のはちみつ 36g 1,728円(税込)」(ラベイユ松屋銀座店で限定販売)。
とてもキレイな色で美味しいそうです。
屋上ハチミツの多くは、「地産地消」を推進していて、採れたハチミツをその地域で活用しているそうです。
続いては銀座の屋上ハチミツを使ったスイーツを紹介します。
はじめは、銀座文明堂の「銀座の蜂蜜カステラ(1箱3,150円税込)」(松屋銀座店限定)。
銀座のハチミツをいれることで、カステラがしっとりするそうです。
「いつもより若干あっさりしている」「おいひい」とマツコさんは頬張っていました(笑)
次は、銀座あけぼの「銀座のはちみつ大福(1箱260円)」(松屋銀座店限定)。
一口食べると、「あっ、これはめちゃ蜂蜜」というように、白あんの中に濃厚なはちみつジュレが入っているそうです。
「これ手土産にいいね~」とマツコさんお気に入りの様子。
ここで、ミツバチの世界を田中さんが紹介します。
なんと、ミツバチ社会を回しているのは完全にメスで、オスはほとんど“ヒモ”状態なんだそうです!!
メスとオスの顔を写真で見比べると、マツコさんも「オスは仕事できなさそう(笑)」と言う程、おちょぼ口でカワイイ顔をしています(笑)
約10%生まれるオスは蜜を集めず、ただ「グダグダしている」だけなんだそうです!
ミツバチの中で、巣を修復したり、子どもを育てたりするのは全てメス。
銀座の場合「憲政会館」当たりの緑地でグダグダしていて、働きバチが集めた蜜を貰って生きているそうです。
そして、処女の女王蜂が通ると、一斉に追いかけて先頭の雄が交尾をするそうですが、なんと交尾をした瞬間に生殖器が折れて即死するというのです!
その運命を聞いて、マツコさん「どういうこと!?」と驚きを隠せません(笑)
交尾をするために飛ぶ練習などもしているそうですが、働きバチの行く手を邪魔しようものなら、体当たりされて吹っ飛ばされる始末・・・
更に、交尾の季節が終わる夏頃には、巣箱にも入れてもらえず、のたれ死ぬんだそうです・・・・
この厳しいミツバチの世界に、マツコさん言葉を失っていましたね(笑)
スイーツの話に戻り、次は原宿の洋菓子店コロンバンの屋上のハチミツを紹介します。
周囲には、明治神宮、代々木公園、新宿御苑、赤坂御用地など緑地が多くあります。
原宿のように沢山の蜜源があっても、ミツバチはその季節で一番美味しい蜜を集めることが出来るそうなんです。
ミツバチは、巣箱から朝一番に色々な蜜源を探しに行くそうですが、その後巣に戻り、蜜源を報告し合うんだとか。
それが「8の字ダンス」と言われるもので、羽の振動やお尻の動きで仲間に伝達しているそうです。
今回は、5月に明治神宮で咲くシイノキなどが蜜源となっているハチミツを試食。
「全然味違う!」「銀座の方がフローラル。こっちの方が、ズッシリしている」と味の違いに驚き。
先ほどの銀座のハチミツも5月に採れたものなのですが、「花の種類によって味が全く異なる」そうですよ。
そして、このハチミツを使った「原宿はちみつプリン1個 1,029円(税込)」も試食。
ハチミツの上品な香りと甘みがプリンと相性抜群で、「ハチミツ一生分」をかけて食べます。
マツコさんは「贅沢な味だね~」「濃厚ですよ」と気に入ったのはもちろん、「ハチミツ一生分だと思うと、ちょっとでも残したら・・・」という思いから、かき込んでいましたね(笑)
続いては、自由が丘の駅前ビルの屋上のハチミツを紹介。
駅周辺に大きな公園は無いのですが、この近辺は高級住宅地。花を育てている家が多く、意外と蜜源があるそうです。
周囲では、ミツバチが受粉してくれるので花がよく咲くようになった、と言われるなど、ミツバチは都会の緑や生態系を整える力もあるようですよ。
一口食べたマツコさんは、「良い意味で、クセの強い味」と、バラの蜜源の味を感じていました。
「金がかかってそうな味」とも(笑)
これまでは西洋ミツバチのハチミツでしたが、続いては、日本ミツバチを飼っている品川区の商店街を紹介。
戸越公園や住宅街の庭を蜜源としています。
西洋ミツバチは、集団行動で同じ蜜源から集めてくるのですが、日本ミツバチは、それぞれ別の蜜源から集めるので色々な花からのハチミツになりやすく、採蜜量も少ないそうです。
中延日本蜂蜜保存会の、「中延で採れた幻のはちみつ 100g 2,079円(税込)」を試食すると、「黒蜜っぽい」「和菓子みたいな味」とかなり個性的なようです。
更にそのハチミツの熟成3年物は、色や硬さが見た目から異なるようですが、「スイーツみたい」と濃厚な味わいで、美味しいそうです。
このハチミツを使ったのが、「日本蜂蜜 生キャラメル 協賛金一口1,000円(税込)」。
口に入れると、マツコさんの表情はとろけて「もうなくなった」と、美味しそうでしたね(笑)
マツコが気になっていたマル秘人物と
田中さんが、自分と同じように養蜂にハマった、変わった経歴の人を紹介します。
それは、TBS総務局所属、高橋進さん。
元取材アナウンサーで、今は“ハチミツおじさん”だとか(笑)
マツコさんも、「この人ですか、噂の人は!」と気になっていた様子。
早速、ハチミツの巣箱があるTBS8階の高橋さんと中継をつなぎます。
子ども達の環境教育の一環として始め、今年で9年目になり、約10万匹いるそうですよ。
高橋さんは、レポートが「25年振り」とのことで、マツコさんも「すっかりカンが鈍っちゃって」と苦笑い。
そして、4月にTBS付近の桜を蜜源としたハチミツを早速試食。
まず香りをかいで「桜の匂いするな」と驚き、一口食べると「華やか」「桜もちの香りがする」と、さくらのハチミツは特徴的のようです。
高橋さんのおすすめは、青カビチーズに桜のハチミツをかけること。
試食したマツコさんも「うわっ! うまっ!」と感動していました。
さいごにマツコさんが思ったことは、「私今日だけで、何匹分食べたんだろ・・・」でした(笑)
最後に
屋上ハチミツが話題になっていることは知っていましたが、意外と沢山あるんですね。そして季節に味の違いもあるとか。季節ごと、花ごとのハチミツの味の違いをぜひ試してみたいですね。
今回は、「折りたたみ傘の世界」と「屋上ハチミツの世界」の2本立てでした。
「折りたたみ傘の世界」は、こちらをご覧下さい。
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