2019年5月21日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回は、「フライパンの世界」と「アジサイの世界」の2本立てでした。
その中から、「アジサイの世界」についてまとめました。
「フライパンの世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、700種類のアジサイを収集したアジサイ博士、川原田 邦彦さん。
川原田さんが登場すると、「あれ?最近お痩せになりました?」と感じたマツコさん。
確かに、洋服のサイズが合っていませんね~。
どうやら、「玄米食」にして痩せたそうで、マツコさん「やっぱり玄米スゴイのね~」とこっちに興味出ちゃいました(笑)
まずスタジオに、私たちが普段見る事の多いアジサイと、もう一つ、少し花が少ないアジサイを持ってきてくれました。
普段見るアジサイは、花がいくつも集まって手鞠のように丸くなっている「テマリアジサイ」。もう一方は、小さな塊の周りを額のように花が囲んでいる、「ガクアジサイ」。
見た目や雰囲気が全く違いますが、種別としてそんなに違いはないそうなんです。
そもそも、アジサイは日本原産。
それを幕末に日本に来た西洋人が気に入って持ち帰り、品種改良が進んだものを、明治時代に日本が逆輸入して、普段私たちが目にしているアジサイになったそうなんです。
アジサイを気に入った西洋人として有名なのは、長崎で西洋医学を教えたドイツ人医師のシーボルト。
シーボルトの妻「オタキさん」がなまって、「オタクサ」という名前が付けられたアジサイも昔はあったそうですよ。
最近は、学名「ハイドランジア」というのが流行してきているそうなんですが、マツコさんそれを聞いて大激怒!!(笑)
「もともと日本のものなんだから」「すぐ横文字にする必要はない」など、すごい勢いで文句を言って「どうせおしゃれな花屋が言い始めたんだろ!」「オシャレな花屋ってホント嫌だ!」と・・・何か恨みでもあるんでしょうか??(笑)
ここで、川原田さんのプロフィール紹介。
ご実家は大正6年から続く園芸店で、その4代目だそうです。
初めはアジサイに興味はなかったそうですが、ある時園芸雑誌で、日本初のアジサイ専門研究科、山本武臣さんが色々なアジサイを紹介しているのを目にし、そこからのめり込んでいったそうです。
そして、現在まで700種類のアジサイを集めてしまったそうなんです。
川原田さんが営む、茨城県牛久市にある川原田さんのお店が紹介しますが・・・
ついさっき、オシャレな花屋に散々いっていたのに、とてもオシャレなお店だったので、マツコさんが思わず「オシャレな花屋やってんじゃないの!」と、驚きと怒りが・・・(笑)
これから見ごろ!絶対見るべき 絶景アジサイスポット
これからアジサイの季節になってきますが、日本全国、沢山のアジサイスポットがあるそうです。
まずは、箱根登山鉄道(神奈川県)。見頃は6月下旬~7月上旬。
マツコさんも「偶然見た」そうで、夜はライトアップもしているので、幻想的な世界が楽しめます。
続いては、マツコさんも「幻想的ね~」と興味津々の、みちのくあじさい園(岩手県)。見頃は6月下旬~7月下旬。
アジサイ博士の川原田さんが「日本一だと思う」と言う、見事なアジサイ園。
山本武臣さんのコレクションなど、400種4万株のアジサイが見られます。
そして次は、マツコさんの地元千葉県にある、本土寺。見頃は6月中旬~6月下旬。
約30種1万株が植えられている「アジサイ寺」。
川原田さんも、悪気はないのですが「松戸は観光する場所は何もないんだけど、最盛期に60万人入ってるんです」と凄さを伝えます。
千葉県出身のマツコさん、思わず「松戸は梨も獲れるし、マツモトキヨシさんの出身地だし」とフォローしてましたね(笑)
続いて、下田公園(静岡県)6月中旬~6月下旬
他の大きなアジサイ園でも1万~3万株の所がほとんどですが、ここは約100種15万株のアジサイが見られます。
他にも、富山県の太閤山ランド(見頃は6月中旬~7月上旬)、高知県の、のいちあじさい街道(見頃は6月中旬~6月下旬)など、沢山あるそうですよ。
家で育てるから面白い!アジサイ衝撃の真実
アジサイは見に行くだけではなく、自宅でも楽しめるのが魅力だと河原田さんは言います。
そのわけは、「安いのに1か月も楽しめる」というのです。
楽しみポイントは、
(1).つぼみ~満開が同時に楽しめる
一つの株から出ている花が、時間差で咲くので、まだ緑色をしたつぼみや色づいた花が同時に楽しめるそうですよ。
そしてアジサイは多年草なので、上手に育てれば翌年もまた咲き、庭や鉢に植え替えても良いそうです。
川原田さんのおススメとして、「レモンやオリーブの木などと一緒に寄せ植えをする」となんて言うもんだから、マツコさんは、「急にオシャレになっちゃって」「オシャレ花屋の癖が出ちゃってる」と突っ込んでいました(笑)
(2).何色が咲くか?ドキドキ感。
アジサイの花の色は、土壌の酸度(pH)によって変わるので、植えてみないと何色が咲くか分からないそうなんです。
同じ品種でも、紫とピンクに咲いた“コンペイトウ”というアジサイの品種をスタジオで紹介すると、マツコさんは「ミステリアスフラワ~!」と驚いていました。
実は、この色が変わることから「移り気」「浮気」というイメージがあったり、4枚の花弁から「死」を連想させたり、以前は嫌われ者の花だったそうです。
ところが、最近は長持ちすることから、プレゼント用としても人気が出てきています。
続いて、家で育てるからこそ楽しめる魅力に「アジサイは散らずにしがみつく」と紹介します。
中には、2度目の花を咲かせるものもあるそうですよ。
日本語には、桜は“散る”、椿は“落ちる”、梅は“こぼれる”、菊は“舞う”、と言った花が散ることに対して素晴らしい言い回しがあるそうですが、アジサイは散らないので“しがみつく”というんです。
例えば一つの花でも、蕾の時は緑→花が咲いて薄ピンク→咲き終わって緑→最後は赤の入った緑、と変化するそうです。
この変化も品種によって違うので、色々楽しめそうですね。
育てやすさNo.1 美しく進化したアジサイ
河原田さん曰く、アジサイはとっても育てやすいそうです。
その理由は、
(1).肥料がいらない
ほとんどの花は、鉢植えでも肥料を入れたり、2年に1回は植え替えをしたりしないといけないそうですが、アジサイはその必要が無いので、手間が省けて良いですね。
(2).虫がつかない
ガクアジサイの葉には毒があるそうなんです。人間に害はないのですが、虫は嫌うので、よく見る「アジサイの葉にカタツムリ」の絵はウソだそうですよ!
ただ種類によっては甘味がある葉もあり、その葉を利用してお釈迦様が飲む「甘茶」が作られています。
(3).香りがない
マツコさんは、「香りが無いことは、実はとっても大切」と、力説していました。
「部屋がむせ返るような香りだと嫌だ」と実感こもっていましたね(笑)
続いて家で育てるべき最新アジサイを紹介します。
まずは、「スノーフレーク(ピラミッドアジサイ)」という白いアジサイ。
この花は、マツコさんも「ライラックみたい」というように、一見アジサイとは思えない八重咲の白い花弁。
自宅をより華やかにしてくれます。
このスノーフレークは、花だけではなく、秋には葉が真っ赤に紅葉するのも楽しめるそうですよ。
続いては、青紫色の「スターリットスカイ」。
こちらは、ジャパンフラワーセレクションを受賞した最新品種で、和室にも合う華やかさです。
次は、マツコさんが「日本っぽい」「カワイイ」と気に入った様子の、伊予獅子てまり。
アジサイにしては、花が小さ目で、派手過ぎず飾る場所を選ばないのが魅力。
最後は、ヤマアジサイを改良した紫色のグラデーション、「アジアンビューテイーKURARA」。
小ぶりな花と葉がコンパクトで、和室にも合う色合い。
他にも、アジサイは品種改良が進み4000種類あるそうですが、そのなかから河原田さんが“異端児”と呼ぶアジサイがスタジオに登場します。
それは「ガクウツギ」。
実は香りがするアジサイなんです。アジサイの中では珍しく良い香りがするそうですよ。
4000種から博士が厳選!ベストビューティフルアジサイ
最後は、河原田さんが「ぜひマツコさんの部屋に飾ってほしい」と言うアジサイを紹介します。
箱で隠してスタジオに運ばれてきたアジサイ。その箱を開けると・・・・
マツコさんは「えっ?」と驚いてしまうくらい、小さな白い花がポツポツ咲いているだけで、何となく地味(笑)
花や背丈も小さ目なことから、盆栽風に楽しめるのも特徴のアジサイだそうです。
これをどうしておススメするかと言うと、実はこのアジサイ「紅(くれない)」という名前なんだそうです。
あれ?? 今咲いている花は白いんですけど・・・
この花は、日光に当たると徐々に赤くなっていき、満開時は紅色になると言うんです。
そんな色の変化をマツコさんに楽しんでほしいんですね。
最後に
街でよく見かけるアジサイしか知りませんでしたが、実は色々な品種が出ているんですね。
虫が寄らず育てやすいと言うし、室内でも育つそうなので、梅雨時期の部屋を明るくするためにも、ぜひ置いてみたいですね。
今回は、「フライパンの世界」と「アジサイの世界」の2本立てでした。
「フライパンの世界」は、こちらをご覧下さい。