2019年5月7日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回は、「ごまの世界」と「こけの世界」の2本立てでした。
その中から、「ごまの世界」についてまとめました。
「こけの世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、21年間、毎食欠かさずゴマを食べ続ける男、深堀勝謙(かつのり)さん。
紹介文を見て、マツコさんは「(食べなかった時は)絶対一回はある」「いや、3回はあるはず!」と断言します(笑)
早速登場した深堀さんにこの事を聞いてみると、「やむを得ず食べられなかった時は、3回ほどはありました・・・」と弱々しく認め、“ほぼ21年間毎食ゴマを食べている”ということになりました(笑)
ごま好きの深堀さんは、常に“マイごま”を持参しているそうなんですが、それが「でかいな!」とマツコさんが突っ込む程の大きさ。
500mlは入りそうなドリンクボトルに、金ごま黒ごまをそれぞれ入れ、他にも自作の味付ゴマを何瓶も持ち歩いているそうです。
そんな深堀さんが、今日は「ゴマの喜ばせ方(!?)」や、美味しい胡麻を紹介していきますよ。
そもそも、深堀さんがなぜゴマにハマったかというと・・・
10歳の頃から喘息で苦しんでいた深堀さんは、入退院も繰り返していたそうです。
そして大人になった26歳の時、運命の金ゴマと出会い、美味しさに感動して毎日食べるように。
そうしてゴマを欠かさず食べていると、喘息の発作が無くなってきたと感じたそうです。
マツコさんも喘息だったので、その苦しみはよく分かるようで、「ゴマが深堀さんの体質に合ったんだろうね」と優しく頷いていました。
そして30歳の時に誕生した息子さんには、金ごまから「金の翼(すけ)」と名付けてしまったそうで、マツコさんも思わず「ヤバいですね~」と苦笑い。
現在は、脱サラして日本ゴマ協会を設立、ごま専門店も作ったそうです。
マツコも驚愕!ゴマを美味しくする方法
ごまを堪能するために、まずは深堀さん流のゴマを美味しくする方法を教えてくれます。
一般的なスーパーで手に入るのは、煎りごま、すりごま、練りごま、洗いごまなど。
洗いごまは、最近あまり見かけませんが、収穫したごまを洗って乾燥させたものだそうです。
これらを美味しく食べるために、深堀さんは「みんな、ごまの喜ばせ方をしらない!」と言うのです。
・・・マツコさんは、キョトン?という顔。“ゴマの喜ばせ方”ってなんでしょうか??
深堀さん曰く、「ごまが喜べば、香りも更に良くなる」というのです。
その喜ばせ方のポイントの一つが、煎り方。
通常、フライパンで乾煎りすると思うのですが、そうではなく「炊く」ようにすると良いそうです。
お米を浸水させてから炊くと美味しくなるように、ごまも水に浸してから炊くように煎ると、香りが豊かになるそうですよ。
もう一つのポイントは、擦り方。
まずマツコさんがごま擦りをしてみると、「周りに飛び散らないように、ある程度潰してからする」という方法。
これを見て、深堀さんが「まあ喜んでいる方ですけど、まだ悲鳴をあげていますね」と言うもんだから、「悲鳴をあげながら喜んでいるなんて、ごまはドМですね!」と言ってました、(笑)
深堀さん流の喜ばせる擦り方をするために、おもむろにスタジオに杵と臼が運ばれてきます。
そして深堀さんの「お願いします!」の合図とともに流れてきたのは、クラシック音楽・・・
どうやら、「ごまに上質な音楽を聞かせながら潰す」というのが、喜ばせる方法らしいのです。
更になにやらボソボソいっています・・・「あ~り~が~と~あ~り~が~と~」。
この感謝の言葉も喜ばせるポイントのようなんですが、それを見たマツコさんの顔は、「無」になっていましたね(笑)
いくらごまを美味しく食べたいとはいっても、杵と臼は家庭にありませんよね。
家では、「すり鉢でたたいて潰す」「ペットボトルにごまを入れて棒で突いて潰す」のように、ごまを潰すと良い香りになるそうですよ。
ごまを愛しすぎた男が教える究極のごま3選
続いては、深堀さんおすすめのごまを紹介していきます。
焙煎職人が金ゴマを喜ばせた!という「和田萬 有機金いりごま 259円(税込)」
和田萬は、1883年創業、大阪の老舗ごま専門店です。
ごまを精製水に浸し、四代目の焙煎職人が焙煎機にずっと張り付いて、天候や気温によって焙煎時間を1秒単位で変更しながら作っているそうです。
使用しているのは、芳ばしい香りが特徴で「ごまのロマネコンティ」と言われるトルコ産金ごま。
マツコさんは、ロマネコンティと聞いて「何言ってんだお前」とボソっと言ってましたけどね(苦笑)
そして、おススメの食べ方は「白ご飯にごまとお醤油」。
一口食べたマツコさんは、「そりゃ合うわよね」と美味しさに納得していました。
他にもトーストやうどんにも合うそうですよ。
続いては、叩いて黒ゴマを最大限喜ばせたという、「ごま福堂 杵つき黒ゴマ500円(税込)」。
お中元 ごま福堂 杵つき金ごま 80g×1袋 5/7放送 マツコの知らない世界出演 ごまソムリエ 深堀勝謙 氏監修 すらずにつく
独特の渋みがあり、殻が固く丁寧に潰す必要があるミャンマー産黒ごまを、セサミマイスターが叩いて喜ばせているそうです。
コクと渋みが強いので、乳製品や甘いものと相性が良いそう。
スタジオに、食べ合わせ食材をいくつかの料理を持ってきますが、マツコさんが気になったのは「ティラミス」。
こわごわ食べていたマツコさんですが、「違和感がない」と大丈夫だったようです。
それにしても、試食の時に大量にごまをかけるものだから、マツコさんは「もう病気ですよ、病気!」と思わず声を荒げていましたね・・・(笑)
続いて紹介するのは白ごまなんですが、実は最近、ごま好きの間では金ゴマや黒ゴマが重宝され、白ごまが“ナメられ気味”なんだそうです。
とはいっても、スーパーなどで多く出回っているのは白ごま。
そこで深堀さんは、感動する白ごまを作りたい!と思い、自身で作ってしまったそうです。
柔らかい香りが特徴のラテンアメリカ産を手作業で潰した「エルセサモ 500円(税込)」。
クリーミーさを追求したので、味の濃い食材と相性がよいそうで、焼きビーフンと試食します。
「あ、これ美味いわ!」とマツコさんが感想を言うと、深堀さんは思わずガッツポーズ!
いつもの焼きビーフンが違った食べ物に感じるくらい美味しいそうですよ。
ごまが最高に喜んだ!!京都の名店ゴマ料理
そして最後は、ごまの香りを芸術の域まで極めた逸品、京料理のお店「じき宮ざわ』の『焼胡麻豆腐』を紹介します。
運ばれてきた料理を見て、思わずマツコさんは「いつも(ごまは)この量?」と聞く程、たっぷり乗っています。
胡麻豆腐は一般的ですが、“焼胡麻豆腐”は初めてのマツコさんは「お行儀悪くてごめんなさい」と前置きしたうえで、上にかかっている胡麻をよけ、胡麻豆腐の表面の焼き目を確認しちゃいました。
確かに、うっすら焼き目が見えます。
一口食べて、「白子みたい」「スイーツみたい」「うんまい」と感動!
白ごまペーストに昆布出汁などを混ぜて焼き上げているので、トロッとした食感になるそうです。
ごまも、“する”のではなく、包丁で潰して香りを引き出しているので香りも格別。
マツコさんも、思わず深堀さんに「ごちそうさま」と言ってしまう程、満足したようですね。
最後に
ごまが健康に良いのは知っていたので、野菜と和えて食べるようにしていましたが、もっと香りを楽しむ方法があったんですねー。まずは、ペットボトルでのごま潰しから挑戦してみようと思います。
今回は、「ごまの世界」と「こけの世界」の2本立てでした。
「こけの世界」は、こちらをご覧下さい。