2019年3月12日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回は、「箱根の世界」と「昭和家電の世界」の2本立てでした。
その中から、「箱根の世界」について、まとめてみました。
「昭和家電の世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニング
今回の出演者は、マツコ・デラックスさんと、箱根で新聞配達歴50年以上、地元でドンと呼ばれる男、田中康久さん。
“ドン”と聞いて、マツコさん「ものスッゴイ安く別荘地売ってくれるかしら・・・」と目論んでいる様子(笑)
どうして田中さんが“ドン”と言われているかと言うと、箱根の広報的な活動もしていて、箱根町長から「おもてなしの達人」任命されたことがきっかけのようです。
早速「おススメの別荘地ありませんか?」なんて聞き出すマツコさんに、田中さんは、「先週、IKKOさんが聞きに来ました」なんて情報をポロリ・・・
箱根は、東京から車で1時間、新幹線だと(小田急まで)35分という近さ。
2018年にリニューアルされた新型小田急ロマンスカーは、マツコさんも注目していて、「関西国際空港を作った設計事務所が作った」という小ネタを田中さんが話すと、「何でも知ってるのね~」と感心していていました。
ドン田中さんは、箱根の新聞販売店の家に生まれ、温泉が好きで16歳の頃には大型バイクで全国の温泉巡りをしたそうです。
そして51歳の時に、地元の知識を買われ「もてなしの達人」に認定されてからは、10年以上自宅の風呂に入らない生活を送っているそうですよ。
羨ましい限りですね~
ドン田中のすべすべの肌を見て、マツコさんは「温泉地住みたい」「箱根住むか!」と、心底羨ましがっている様子。
今回は、そんな“ドン田中”が、年間2000万人の観光客が訪れる箱根の、地元民ならではの知られざる魅力を紹介しています。
地元のドンだから箱根温泉驚きの真実
田中さん曰く、「箱根本来の魅力が分かるのは小浴場」なんだそうです。
小浴場とは、4~5人が入ると一杯になる小さめの浴場や地元民が使う大衆浴場のこと。
今は、打たせ湯があったり泡が出たりする「大浴場」が流行りなんですが、箱根の良さは別のようです。
何故かと言うと、箱根の場合、昭和初期に見つかった古い源泉は地元の銭湯に利用されているそうなんです。
その古い源泉は浅い源泉なので、再加熱の必要がなく泉質をそのまま堪能できるそうなんです。
一方新しい源泉というのは、深く掘っているの源泉なので、再加熱が必要となっているので、おススメは小浴場だそうですよ!
そして実は、箱根の湯量は他温泉地に比べて、圧倒的に少ないそうです。
例えば、他の温泉地と湯量を比べると・・・
- 別府温泉郷(大分県):約83000ℓ / 一人当たりの湯量11.8L
- 草津温泉郷(群馬県):約32000ℓ / 一人当たり6.7L
- 箱根温泉郷(神奈川県):約21000ℓ / 一人当たり1.7L
※一人当たりの湯量とは、湯量を宿泊者で割ったもの。
※箱根温泉熱利用検討会
湯量が少ないからこそ、小浴場で源泉を薄めずに使っていたことで、泉質が落ちずに楽しめるそうなんです。
マツコさんは思わず、「じゃあ、何十万もする大きな浴場のところは、(泉質が)しゃばしゃばだったりするの?」なんて聞くと、ドンは「いや、そこはそこで努力している!」と断言します。
その姿を見て、「絶対誰のことも悪く言わない。だからドンになれた」と納得のマツコさん。
地元民に愛される 知られざる名湯3選
箱根は、「箱根二十湯」と言われるほど、色々な泉質が楽しめるのが魅力ですが、その中でも、地元民が愛する泉質抜群の、エリア別小浴場3選を紹介しています。
箱根のなかでも、マツコさんが好きなエリアは「湯本湯葉」。
橋を渡って眺める古い町並みが、「まるでタイムスリップしたみたい」とお気に入りのようです。
田中さん曰く、箱根最古の源泉もある地区で、由緒ある温泉宿が並ぶ“金持ちエリア”だそうです。
まず初めは、箱根の玄関口「湯本エリア」にある、創業70年の『弥坂湯』。
湯本エリアは、奈良時代に発見された源泉が今もなお残る、箱根でも一番古い源泉だそうです。
その魅力を、ドン田中さんが自ら温泉リポートしてくれています!
マツコさん思わず、「ドンの乳首はピンク色よ~!!」と大喜び(笑)
『弥坂湯』はレトロな昭和の雰囲気の銭湯で、料金は大人650円。
おすすめする理由は二つ。
- イオウの香りがない無味無臭
臭いがないので、電車で帰っても気にならない! - 肌にまとわりつくやわらかい泉質
アルカリ性単純温泉で、角質を除去する働きもあるので、肌がツルツルになる!
『弥坂湯』の温泉をスタジオに運んでいただき、マツコさんは早速手を入れて堪能します。
温泉水ローションも愛用しているという、美肌意識が高いマツコさんは、お肌がすべすべになってテンションもUP!
「すべすべになりまました!ドン!」「ドン!」となぜか“ドン”を連呼・・・。
嬉しかったんですね・・・笑
そして、温泉後の楽しみとしておススメしてくれたのは、「竹いち すりみ団子」(6個入り税抜850円)
箱根のお土産は、かまぼこなど魚の練り製品が多いですよね。
それは、腐りやすい魚を保存性の高い食品としてお土産に利用できるよう、加工技術が発達したそうです。
一口でほおばるマツコさんは、その美味しさから「オカマが箱根にすんでもいいでしょ~?」と、とっても気に入っている様子でしたね。
続いては、若者に人気の宮ノ下・小涌谷エリアから『亀の湯』
この宮ノ下・小涌谷エリアは、神戸や横浜のようなおしゃれな街並みで、足湯をしながら電車が見られるカフェもある、オシャレスポットになっています。
富士屋ホテルと始めとして、歴史のある建物が残っているのも特徴です。
古い建物がどうして残っているかと言うと、戦前日本に残った外国人が富士屋ホテルに疎開したため、箱根は空襲を受けなかったそうですよ。
箱根登山鉄道「彫刻の森駅」から徒歩7分の所にある、『亀の湯』は、箱根随一の美肌の湯と言われているそうです。
まるで一軒家のような外見。
入口にご主人は不在でしたが、そんな時は550円の入浴料を箱に入れればOKの手軽さも人気だとか。
『亀の湯』の源泉は、敷地内の自家源泉!
泉質は、美肌に効果があると言われている炭酸水素塩で、自家源泉のため泉質が劣化することなく使えているので、入るとスベスベになるそうですよ。
『亀の湯』の温泉も、スタジオで堪能するマツコさんは、「くせのないお湯、いいね~」と大満足。
ただ、「こんなキレイになったって、明日税理士と打ち合わせがあるだけ・・・」とぼやいていましたね(笑)
3つ目は、高級旅館が立ち並ぶ、強羅・仙石原エリアから『かま家』
その名前に、思わずマツコさん反応してしまいます(笑)
ここはどうやら、温泉以外にも魅力があるそうが・・・
『かま家』の源泉は大涌谷にあり、そこからの地熱を井戸水にあてて作っている造成温泉だそうです。
天然のミネラル成分が多く、火傷や切り傷など外傷に効果があると言われている、白濁の湯です。
入浴後に楽しめるは、なんと釜飯!
入浴前に注文しておいて、その間に作っておいてくれる、釜飯屋さんなんです!
ようやく、『かま家』の名前に納得のマツコさんでした。
テレビ初解禁!地元民が愛するグルメ
箱根と言えば、きれいな水を使った蕎麦や豆腐が有名ですが、ドン田中がおススメするのは、“洋食”。
その理由は、富士屋ホテルなどの老舗ホテルで修行を積んだシェフが独立した店があったり、芸者さんを連れて洋食を食べに行くのが粋な遊びだったり、という事で、美味しい洋食屋さんが多いそうです。
そこで今回は、本邦初公開!ドン田中だからOKだったお店『洋食店スコット』を紹介してくれます。
地元民で愛されているので、外観や中は撮影NGだったんですが、おススメのカニクリームコロッケをスタジオに持ってきてくれました!
なんと、カニ味噌入りのコロッケなんです!
「カニ味噌効いてる! 美味しい!」と大満足のマツコさん。
すっかり箱根を気に入ったようで、別荘でも買うつもりなんでしょうか・・・
「IKKOさん、私が箱根行くっていったら嫌がるんだろうなー。軽井沢あげるから、箱根はちょうだい!」と叫んでいました(笑)
最後に
温泉というと、ついつい大浴場で手足を伸ばしてゆっくり入りたい、と思ってしまいますが、箱根は小浴場が魅力なんですね。ぜひ今度、新型ロマンスカーで訪れたいものです。
今回は、「箱根の世界」と「昭和家電の世界」の2本立てでした。
「昭和家電の世界」は、こちらをご覧下さい。