ペットショップに行くと必ずと言っていい程、ハムスターコーナーがあります。温和で飼育しやすいゴールデンハムスターやジャンがリアンハムスター、小柄で多数飼いが出来るロボロフスキーハムスターなど、様々な種類が見られます。
ショップで見ているだけでも癒されますが、実際に自分のお部屋にいたらどうでしょう!想像するだけで、頬が緩んできませんか?
ハムスターはペットとして大人気の動物ですので、飼育方法もきちんと確立していて初心者でも安心。また飼育グッズも大変充実していて、カラフルな色合いのものや可愛いデザインのものもたくさんあるんです。
ではこれから、ハムスターの飼育方法についてお話をしていきます。
飼うのは何匹?
ハムスターは可愛いので、たくさん飼育したくなりますよね。ですが、ちょっと待ってください!
ゴールデンハムスターは絶対に単独飼育にしましょう。複数同じケージに入れると、相手が倒れるまでケンカをしてしまったりもします。繁殖期のオスメスのみ、一緒に入れても良いです。
小さい種類は複数でも大丈夫な場合が多いです。
でも相性が悪いとケンカになりますので、その場合はケージを追加して別々に飼育してください。
ロボロフスキーハムスターなら、複数で飼うことが比較的簡単です。
ですがやはり100%ではないので、ケンカしたらすぐに隔離できるように別ケースの準備は必要です。
必要な物は、ハムスターをお迎えする前に準備しておこう
ハムスターを飼育と決めたら、まずは飼育に必要な物を揃える必要があります。
ハムスターをお迎えするのは、全てのセッティングを終えてからにしましょう。
安心して過ごしてもらえるように、快適な環境を作ってあげたいですね。
また、健康に育てるためには、エサへの配慮も必要です。
どんなエサを与えれば良いのかもまとめたので、参考にしてみてくださいね。
飼育に必要なものは何?
ハムスターを飼育するために必要なものを挙げていきますね。
ケージ
まずはケージを用意しましょう。
ハムスターが過ごす場所となるので、よく考えて選ぶ必要があります。
素材によってそれぞれメリットとデメリットがありますが、自分の家の環境と照らし合わせ、総合してどちらがより良いか考えましょう。
金網タイプ | 通気性が良いので夏は涼しく過ごせますが、冬は寒いです。また、金網を齧るので歯の変形に繋がります。よくよじ登るので、怪我の可能性もあります。 |
プラスチックタイプ | 初心者向きセットとして、回し車など必要な物がセットになって売られている。小さいサイズが多く、ゴールデンハムスターでは窮屈な場合が多い。 |
水槽タイプ | 冬は暖かいが、夏は蒸れて高温になる。脱走しにくい。 |
ちなみに私は全部のタイプを使ったことがありますが、水槽タイプでは夏の高温と蒸れが大変危険です。
私は冷房をつけっぱなしにして対応していました。
昔は今ほど気温が高くなかったので何とか対応出来ましたが、近年の日本の夏は異常な程気温が高くなります。
より一層、気を付けてあげないといけないかも知れません。
巣箱や巣材・床材
ハムスターがゆっくりと眠れる場所として必要です。巣箱は市販のもの以外でも大丈夫ですよ。ティッシュの箱を半分に切ったり、段ボールで作ったりするのもOK。汚れたら気軽に取り変えられるので、常に清潔さを保てます。
巣材には、寒さを防ぐ役割があります。また、巣箱の下に敷いたヒーターの熱を和らげ快適に過ごす温度調整もしてくれます。そして、防音効果も兼ねています。
ハムスターは体を丸めて不安定な姿勢になって寝る習性があります。これは、何かあった時にすぐに動けるようにです。ですから、体を包みこんでくれるような素材が良いでしょう。
お店では、広葉樹チップや紙製のもの、土などが売られています。どれも良いですが、新聞紙を細かくちぎったものでもOK!
ウッドチップを使う場合は、アレルギーを起こす可能性もあります。
ハムスターのくしゃみや鼻水が気になるようだったら、床材を変えてみましょう。
回し車
運動不足解消のために、回し車も必要です。
野生のハムスターは、毎日長距離を走って過ごしています。
餌を探すためでもありますし、天敵に食べられないようにするためでもあります。
動き続けるのは本能でもあるので、それを満たすために回し車は必要です。
サイズは、ゴールデンハムスターは17~21cmが良いです。
小型のハムスターなら15cmくらいで良いでしょう。
見ていて走にくそうだったら、サイズを変えてあげましょう。
音が気になる場合は、「サイレントホイール」という回し車がおすすめです。
エサ皿、給水ボトル
エサ皿は常に清潔にしておけるよう、洗いやすいシンプルな形のものが良いでしょう。
陶器製がおすすめです。
重みで安定しやすいので、ハムスターがひっくり返さず済みます。
給水ボトルは、たまにハズレがあって水漏れすることがあります。
使用前に必ずチェックしてください。
長時間かけてジワジワ漏れる場合もあるので、使用後も確認をしてみてください。
エサ
ハムスターはヒマワリの種などの、種子系大好物です。あげればあげただけ、頬袋に詰め込んで巣箱へ運ぶことでしょう。ですが、これは肥満の元!
主食は栄養バランスの良いペレットにしましょう。「主食」と書いてありながら、種子系やフルーツが混ざっている商品もあるので、気をつけてください。
種子系は、あくまでもオヤツです。
トイレ
いろいろな大きさのものが市販されているので、ハムスターのサイズに合うものを選びましょう。
ヒーター、保冷材
お住まいの地域の気温に応じて、用意してあげましょう。
気を付けること
脱走の名人ですので、ケージをきちんとしめたかどうかの確認を必ずしましょう。
巣箱は定期的に中身を出し、清潔な状態にしましょう。
トイレは毎日掃除してください。
元気がない時は病気かも知れません。獣医さんに相談してみましょう。
最後に
ハムスターの飼育方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
必要な道具はそれほど多くなく、大抵のお店で売っているので揃えやすいと思います。
カラフルなトンネルや、可愛らしい形をした巣箱など、ハムスター飼育グッズは魅力いっぱい!
特に子供や女性に喜ばれているようです。
とても小さくて愛嬌たっぷりなハムスターは、まるでぬいぐるみのような可愛らしさです。
慣れたハムスターは、手の平の上で眠ったりもするんです。
ハムスター飼育を考えている方は、是非参考にしてみてくださいね。
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