2018年2月6日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回は、「おうちコーヒーの世界」と「片手袋の世界」の2本立てでした。
その中から、「おうちコーヒーの世界」について、まとめてみました。
「片手袋の世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、世界チャンピオンになったコーヒー豆焙煎士、後藤直紀さんです。
収録の前日は、大雪が降った日で、福岡から飛んだ飛行機の、最終便で来たという、小林さん。大変なタイミングでしたね。
今、自宅で淹れて飲むおうちコーヒー時代が、到来しています。家にいながら、本格的な味が楽しめる、しかも一杯たったの20円ほどで飲める、おうちコーヒーが大ブーム!
その魅力を紹介してくれる、案内人は…コーヒー豆を煎る、焙煎士として、世界チャンピオンに輝いた、コーヒーを知り尽くした男、小林さんです。
そんな小林さんが、家のコーヒーが数倍も美味しくなる、ちょっとした裏ワザから、何を買えばいいかわからない方必見の、コーヒーメーカーの正しい選び方をご紹介してくれます。
まずは、小林さんのプロフィールから。
福岡県出身の42歳で、職業は焙煎士です。
2000年、25歳で安くコーヒーを飲むため、趣味で焙煎を始めます。
2005年、30歳で有名店に弟子入りし、2008年、33歳で福岡県大野城市に、『豆香洞コーヒー』をオープン。
2012年、37歳の時に焙煎の全国大会で優勝。翌年には、世界大会で優勝しました。
現在は、マリリン・モンローが訪れた『花の木』など、30店舗に豆を卸しています。豆香洞コーヒー、流行るといいですね。
コーヒー豆は銘柄よりも〇〇で選べ!
皆さんは、コーヒー豆を銘柄で買っていませんか?
しかし、銘柄で選ぶよりも、より自分好みの味を、探す方法があると言います。
それは、”コーヒー豆は銘柄ではなく、豆の色で選べ!”です。
スタジオには、同じ豆で焙煎から取り出した時間ごとの、5種類が用意されました。11分~15分まで1分ごとに取り出す時間を変えていますが、1分違うだけで、濃さが全然違います。
11分は色が薄く、酸味が強い。15分は深煎りで、色が濃く苦味が強くなります。
焙煎時間により、”酸味”と”苦味”のバランスが、変わってくるのです。人間が重視する2つのポイントでもあるため、豆の色で選ぶのがオススメなのだと、小林さんは言います。
自分の好みの色を決めてしまえば、そのジャンルの銘柄も、自ずと自分の好みに合ってくるのだとか。
焙煎度合いは音楽でいう”ジャンル”なので、ロックが好きなのか、演歌が好きなのか、ジャズが好きなのか…まずは曲より好みのジャンルを選ぶのは、コーヒーも同じことだと、説明してくれました。
これだと思う豆を、1粒でもいいので、残しておけば、お店に持って行った時に、それに似たコーヒーを、オススメしてくれるそうです。小林さんの説明が、とてもわかり易い!
家コーヒーの味が変わる!超簡単!2つの裏技
おうちコーヒーをより美味しくする方法は、2つ。これを守れば、子供が淹れたコーヒーを、プロが飲んでも、美味しいと思うそうです。小林さんの9歳の息子さんは、5歳の時から淹れているのだそう。
- お湯は80℃~90℃がオススメ
沸騰したお湯をすぐ注ぐのではなく、別の容器で冷ましてから淹れるのが、コツです。この温度の方が、雑味が出にくいと言います。 - 注ぎ方はむやみに回さない
どこに注ぐかが重要なので、できるだけ注ぎ口が細いものを使うと良いようです。
まずは、少量を注ぎ、全体を蒸らします。ある程度時間が経ったら、これまた少量を注ぎます。
時間が経つと、段々雑味が出やすくなるので、スピードアップ。しかし、なるべくお湯をフチにかけないように、心がけて注ぎましょう。粉の層が崩れない方が、雑味が出にくくなります。
マツコさんが、自己流で淹れたものと、小林さんが裏技を使って淹れたものでは、やはり味が違うようです。
マツコさんは、蒸らすことなく、最初から目一杯お湯を注ぎ、フチにもかかっていたため、「いらないものが入っている感じ」だったみたいです。簡単なのに、全然違うんですね。
1杯約20円で本格的な味!最新コーヒーメーカー
手で淹れるのは面倒くさい、より手軽に飲みたい人へ、最新のコーヒーメーカーを、ご紹介!
今や家電量販店に、ズラリと並ぶコーヒーメーカー。スイッチひとつ押すだけで、安定した味をリーズナブルに楽しめます。まさに、おうちコーヒーの強い味方なのです。
しかし、様々なタイプの中から、何を選んだらいいのか分からない…そんな人に、小林さんが、正しい選び方を、教えてくれます。
まずは、タイプが3種類に分かれます。
カプセルタイプは、1杯約50円~100円で、抽出時間が約30秒と圧倒的に早い!音がそれなりにしますが、家族で好みが違ったり、一人暮らしの方にオススメです。
粉からタイプは、1杯約20円~で、抽出時間は約2分~4分。音も少なく、家族みんなで飲む方や、オフィスで使うのに便利です。
豆からタイプは、1杯約20円~で、抽出時間は約5分~7分。豆を挽くので、音は大きめですが、味や香りを楽しむには、一番いいタイプです。
カプセルタイプのコーヒーメーカーとして、ネスカフェ ドルチェグストの『エクリプス』を紹介してくれました。価格は18,800円。名前の通り、日食をイメージした丸い形は、「主張が強すぎません?」とマツコさん。
カプセルタイプは、コーヒーだけでなく、ラテやココアなども、気軽に楽しめます。マツコさんが選んだのは、カプチーノ。
ボタンを押して、カプセルをセットするだけの、簡単操作で、ふわふわミルクが出て来ました。最大15気圧のポンプ圧力で、本格的な味が楽しめます。マツコさんも、その味に納得していました。
飲みたい時に、すぐ飲める。おうちに自動販売機があるような感覚です。
また、普段から、カフェメニューを好んで飲む人にも、オススメだと言います。1杯当たりの単価が高くなったとしても、お店で飲むよりかは、断然安いですよね!
粉からタイプは、昔からあるものですが、現在では日々進化を遂げているそうです。
ミキサー機能を搭載し、フラッペやスムージーが作れるものや、蒸気の気の力でコーヒーを抽出する、全く新しいものまで、様々。
そんな中で、小林さんが究極のコーヒーメーカーというのが、一家に一台プロのバリスタ、HARIO オートプアオーバーSMART7『V60オートプアオーバーSmart7』です。価格は54,000円と、なかなかお高い。
プロも愛用する、ドリッパーが付属してあり、湯の温度・湯量・スピードを、液晶パネルで細かく設定できます。プロのバリスタの技を、マシンが再現してくれるのも、オススメポイントのひとつだと言います。
HPに公開された、プロのレシピを入力して、コーヒーを淹れてみます。9本のお湯を注ぐシャワードリップも、こだわりが感じられます。そのお味とは?
「ワインのような味がする」と言うと、”ワイニー”と表現されることもあるのだと、小林さんは説明し、さすがのマツコさんでした。でもやっぱり54,000は高い!
デザインもオシャレなので、インテリアにこだわりたい人や、プロの味を日替わりで楽しみたい人には、持ってこいのコーヒーメーカーです。
コーヒー豆屋の小林さん的には、やはり豆から淹れて欲しいと、最後に豆からタイプを紹介します。
オススメしたコーヒーメーカーは、同じ豆でも4種類の味が楽しめる!パナソニック『NCーA56』。参考価格は、27,864円です。
柔らかい味わいの”マイルド”か、深い味わいの”リッチ”のどちらかを選んで、豆を挽いていきます。やはり香りがとても楽しめそうです。
豆を均一の大きさに挽ける、2種類のメッシュフィルターがあり、粒が揃うため、雑味が出にくいと言います。
また、コーヒーを淹れている間に、掃除が面倒なミルを、自動洗浄してくれるのも、嬉しいポイントです。
深煎りの豆で、リッチを選択したので、出来上がったコーヒーは、お醤油のように真っ黒!果たしてお味は?
「苦いっていうより濃いって感じ」と、しっかりとコーヒーメーカーが、うまみを引き出しているのがわかりました。
小林さんは、コーヒーに和菓子を合わせて食べるのが、好きだと言い、福岡の太宰府参道 天山の『鬼瓦最中』を、併せて出してくれました。
「美味しい~」と吐息混じりに、食べるマツコさんと、最中が好きすぎて、最後は宣伝みたいに熱く語っていた、小林さんでした。
最後に
あまりコーヒーは飲まない私ですが、コーヒーの香りは大好きです。
お手軽なカプセルタイプなら、いつでもカフェの味が、楽しめそうでいいなと思いました。