2018年1月23日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回は、「みかんの世界」と「プラレールの世界」の2本立てでした。
その中から、「みかんの世界」について、まとめてみました。
「プラレールの世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、みかんにハマり過ぎてしまった東大6年生、清原優太さんです。
登場した清原さんが着ていたのは、”Mikan Fan Club”とみかんのイラストが描かれた、パーカーでした。みかんが好きすぎて、「東大みかん愛好会」という、みかんの消費量を、上げるための活動を行うサークルを作ったと言います。メンバーは200人で、知名度は高いようですね。みかんの普及イベントや、農家の収穫をお手伝いするなどの活動を、精力的に行っているそうです。
インカレと言って、複数の大学で構成されるサークルなので、東大生目当ての他大学の学生が、沢山集まっていそう?ですが、みかん活動がガチすぎて、みかん目当てじゃない人はどんどん抜けていくと言います。それで200人もいたら、すごい事です。
今回、清原さんが番組に出演した理由が、「みかんブームを起こして、生産者の力になりたい」。今、全国のみかん購入料が、全盛期の約70%も、減少しているというのです。
1980年は1人あたり14.5kg食べていたのが、2009年には1人あたり4.5kgに、減少。この現状に衝撃を受け、ひたすらみかん産地をめぐる旅に、出たそうです。
マツコさんは「その前に大学卒業しようと思わなかったの?」と聞かれると、「来週卒業をかけた試験がある」と、清原さんは答えます。これに落ちると、退学を超える除籍になってしまい、入学した経歴も消されてしまうという、厳しい現実が待っているのです。これには、マツコさん「みかんバカだ~!」と、呆れていました。
今回は、生粋の”みかんバカ”が、みかん農家を救う!みかん普及の為、1年の半分を、全国の農家でのお手伝いに費やし、その結果、単位不足で2度留年した、清原さん。
そんな男が、今が旬の絶品みかんを、猛烈プレゼンします!
まず清原さんが、皆さんに気づいていただきたいこととして、「ぜひ偏差値75のみかんを知ってほしい」と言います。
清原さん独自の、みかん偏差値の定義が、偏差値50→スーパーでお手頃で買えるみかんだそうです。
そして、偏差値75→一流農家の厳選されたみかんなのだそう。
その、偏差値75のみかんが、情緒不安定になるほどうまい日本一みかん、和歌山県にある的場清さんの『的兵みかん』(1個240円前後)です。
清原さんが算出した、五角形のグラフでは、知識やこだわり、カリスマが高く評価してありました。
的場さんの的兵農園は、全国の農家に影響を与える、みかん界の重鎮だと言います。
試食してみると、「上品な味」だそう。糖度が13~15度で、コクの果汁と爽やかな風味が特徴です。徹底した品質管理で、時間が経っても味の劣化が少ないのも、大きなポイント。
この的兵みかんは、京都の中央市場で、限られた人しか買えない、幻のみかんなのですが、なかなかそれは難しい…
そこで、みかんを買うならココ!として、清原さんがオススメしたのが、「成城石井」です。
新鮮なフルーツが置いてあると、マツコさんも普段よく利用するそうですが、清原さんが出会ったすごいみかん農家さんも、成城石井に出荷していると言います。
それが、和歌山県にある三枝さんの三孝農園です。的場さんのお弟子さんでもあります。
ここで、清原さんが、三枝さんのみかんと、普通のみかんを出して、美味しいみかんの見分け方を、レクチャーしてくれました。
- ヘタが小さい
- 肌がキメ細かく滑らか
- 皮と実に隙間がない
の3つのポイントです。
ヘタが小さいと、水分が届かないので、飢餓状態となり、甘くなる成分が出るのだそう。
さらに、キメ細やかで、皮と実に隙間がないほど、糖度が高まり、味が濃くなると、清原さんは教えてくれました。
それを踏まえた上で、三枝さんのみかんを食べてみると、皮が厚めで、味が濃いとコメント。
もう一方を食べてみると、やはり全然違い、ぼやけた味だと話しました。
さらに、みかんの房の中にある、果汁が入った小さいつぶつぶ、いわゆる”砂じょう”が、奥が深いのだと言います。
偏差値75以上の押しみかん農家4選!
新しいみかんライフを提案という事で、清原さんは、「押しみかん農家を探そう!」と話し始めます。
そうすると、新たなみかんの新境地が開けると言うのです。
まずは、みかんの大トロ『せとか』。
愛知県の尾崎智彦さん作の、1個1,000円前後もする、高級品です。
紹介するために、スタッフが向かったのは、ハウス栽培が盛んな、愛知県蒲郡市。
栽培する尾崎さんは、これまで10回以上も品評会で賞を受賞し、蒲郡の草分け的存在。
早速ハウスの中を見せてもらうと、綺麗なみかんが、たくさんなっています。中央部分を真っ二つに割れば、溢れ出す果汁が濃厚でみずみずしい、まるでゼリーのようなとろける食感が、最大の魅力のせとかです。手で絞ってみると、ものすごい果汁が出てきました。
マツコさんへのメッセージも貰い、スタジオでせとかを試食します。
尾崎さんオススメの食べ方。真っ二つに切って、いざ実食。
溢れ出す果汁に、困惑するほど。程よい酸味も、美味しいようです。
栽培法方が困難なため、値が張ると言います。
続いて紹介してくれたのは、究極のプチプチ感『甘平』です。
これがあるのは、愛媛県の離島・中島。みかん農家の岩上貴俊さんが作っています。島内トップクラスの、やり手農家だそうです。
水分が少なめで、粒だったプチプチの食感が抜群なのだとか。
みかんを作る傍ら行っている、バンド仲間とのラップで登場した、甘平を試食します。
ヘタ部分から剥き、筋が取れやすく爪が汚れない北極剥きと呼ばれる剥き方で、いざ実食。
果汁が少ないため、パリパリとした音がします。食感抜群の大粒の果肉と、酸味が少なく強い甘さが特徴で、砂じょうが弾けていますねー!栽培している農家が少ない、希少な品種です。
実はこのみかんが、関東圏で食べられる場所があります。
それは、『ハッピーバーバー マツノ』さんです。日本一みかんを売っている、床屋さんで、神奈川県にあり、年間1トンものみかんを、販売していると言います。ネット通販も、可能だそうです。
みかん界では今、品種の大爆発が、起きているそうで、なぜみかんが盛り上がらないのかと言うと、品種が全然知れ渡っていないからだと、清原さんは考えています。
現在のみかん品種数は、約120種類以上ありますが、各県の対立で、産地同士の争いがあり、なかなか外部に流出しにくいこと。話題作りを積極的に行っていく必要があると、清原さんは力説しました。
次にオススメしてくれたのが、奇跡的に生まれたツンデレみかん『はるか』です。
愛媛県の二宮新治さん作の、1個80円前後のお手頃なみかんです。
最近、女性を中心にじわじわと、人気が高まっていると言います。
レモンのように黄色い色で、少し酸っぱそう。皮を剥いてみると、筋が多く、果肉も黄色です。
レモンのような見た目に反し、爽やかな甘さが特徴。栽培している二宮の包容力がすごくて、二宮さんに会いたい学生が、愛媛県へ通うほどいるのだそうです。
最後は、今後絶対に流行するインスタ映えみかん”土佐文旦”を、紹介しました。
高知県の白木浩一さん作で、1個500円前後するみかんです。
とても大きくて、綺麗なまん丸ですが、作り方が非常に困難だと言います。
大粒の果実が立派な文旦ですが、剥き方が普通とは一味違います。
高知県民御用達の、皮むき器”ムッキーちゃん”を使って、芸術的な皮剥きをして、インスタ映えを狙います。かなり難しそうですが、逆に楽しくなってくると、清原さんは話しました。
実は弾力が凄そうで、程よい酸味も美味しそうでした。
もうひとつ、紹介してくれたのが、ギネス狙えるほど糖度が乗ったみかん『越冬紅』です。
実はこれは、和歌山県の井上信太郎さんと、清原さんが、共同で作ったみかんなのだそう。1個400円前後です。
日本一甘いみかん作りに挑戦中で、若手の井上さんと、協力して作っています。
スタジオには、井上さんが直接、越冬紅を届けてくれました。
普通のみかんよりも、かなり色が濃いですが、もともと酸が強い品種のもので、11月に出荷していたのを、1月まで完熟させて、甘さを増加させているのだと言います。
食べてみると、「甘っ!」と、歯が浮くくらいの甘さに驚いていました。17度という糖度は、普通のみかんの糖度を遥かに越えています。これは気になりますね!
最後に
みかんにこんなに品種があるなんて、知りませんでした!
最近では、健康にもいいと言われているので、積極的に食べていきたいですね。