2017年11月7日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回は、「大学博物館の世界」と、「シャボン玉の世界」の2本立てでした。
その中から、「シャボン玉の世界」について、まとめてみました。
「大学博物館の世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、二人で歩んで50年!愛憎併せ持つシャボン玉ブラザーズ、杉山弘之さんと、杉山輝行さんです。
誰もが記憶に刻まれている、シャボン玉遊び。今やその進化は、とどまることを知らず、世界各地のショーで、観客を魅了し、アーティストたちの舞台演出としても、欠かせないものとなりました。
今回は、二人で歩んで50年、愛憎を併せ持つ、伝説のシャボン玉ブラザーズ・杉山兄弟が、いぶし銀のテクニックを、披露してくれます。さらに、美しすぎる世界の最新シャボン玉に、人生初の大技にも、挑戦してくれます。成功なるか!?
シャボン玉をたくさん発生させる装置を持って、大量のシャボン玉と共に、二人は登場しました。今までいろいろなテレビ番組に、出演してきたというお二人ですが、今回の意気込みとして、生涯最後のテレビ出演のつもりで、頑張りますと、気合十分でした。
シャボン玉で、一番重要なことは、「液」です。杉山兄弟が、長年研究して編み出した、秘伝の液と、家庭用洗剤と水を足したものを、比べてみることに。
吹いてみると、その差は歴然!秘伝の液は、次々と溢れるように、シャボン玉ができます。息が続かなくなるほど、たくさんできて、面白いです。マツコさんも、液の大切さを、分かったようでした。
シャボン玉ブラザーズ
ここで、現在、兄・弘之さんが70歳、弟・輝行さんが68歳のお二人が歩んだ、シャボン玉人生が紹介されました。
兄・弘之さんが7歳の時、工作好きが高じて、シャボン玉セットを作ります。
15歳の時、兄弟で発明に没頭し、依頼、お互いをライバル視していきます。
21歳の時、弟・輝行さんが、アイデア商品を扱うテレビ番組に出演し、シャボン玉製造機が優勝。
27歳の時には、兄弟でシャボン玉の制作・演出を行う会社を設立し、現在までの50年間、兄弟で5000回以上のショーを、開催していると言います。
経営している、杉山プロモーションでは、弟・輝行さんが技術開発担当で、兄・弘之さんが経理担当と、役割分担され、経理を担当しているお兄さんは、弟ばかりが褒められる現状に、腹を立てているそうです。必死になだめるマツコさんですが、イライラはそう簡単には、収まりませんでした。
会社を設立し、1976年には、伝説的な音楽番組“シャボン玉ホリデー”の、オープニングをはじめ、コマーシャルも多数演出しました。当時、人が入れるほどの、巨大シャボン玉は、杉山兄弟の代名詞でした。
その卓越した技術で、巨大なシャボン玉のギネス記録を更新したり(2.5m)、世界で類を見ないほどの、長―いシャボン玉に挑戦したり(20m)。イベントや、音楽ライブでの演出も、協力してきました。
そんな杉山兄弟の、現在はと言うと、幼稚園や老人ホーム、介護施設でのイベントで、主に活動しています。
二人三脚で歩んできた、シャボン玉人生、お互いのことを、どう思っているのでしょうか。
兄・弘之さん言聞いてみると、「弟は、アニキに負けたくないと思っている。自分はどっちでもいいけど。」と話し、お兄さんが作ったシャボン玉を、弟さんが割ってしまうこともあると、話していました。
一方の弟・輝行さんは、「たまに、上手じゃないのはパスさせる」と、割っていることを認め、いまだにお互いライバルで、火花を散らしている関係だと、明かしてくれました。
密着した日は、幼稚園でのイベントで、お兄さんがMCをし、弟さんが、見事なシャボン玉を作って、大成功のうちに、イベントは終了。愛憎を併せ持って活動しているということが、よく分かりました。
続いて、杉山兄弟が、50年以上シャボン玉を作り続けて、気付いたことを話してくれました。それは、シャボン玉は万国共通で、進化し続ける「遊びの王様」だということです。言葉が要らないシャボン玉は、誰が見ても楽しめて、喜んでくれて、笑顔になれる、遊びだと言います。
そこで、杉山兄弟も注目する、世界の最新シャボン玉事情が、紹介されました。
- 子供の頃からの夢が実現
昨年、ニューヨークで開催された、おもちゃフェアで、話題になったのが、子供の頃、誰もが描いた夢である、食べられるシャボン玉です。体に有害とされる成分を排除し、市販のジュースと混ぜて、シャボン玉を作ります。 - 美しすぎる氷点下のシャボン玉映像
ポーランドの写真家、パブロ・ザウスカさんが、割れにくく作ったシャボン玉を、氷点下15度の屋外で観察。表面に現れる、美しい結晶が、見られると言います。膨らんでいくシャボン玉は、たちまち凍り、結晶ができながら、固まっていました。この動画を、インターネットに投稿したら、その動画再生回数は、30万回以上にも上ったそうです。
マツコさんも、「良く思いついたね」と、感心して見ていました。兄・弘之さんは「自分たちも昔からやっていた」と、負けず嫌いなコメントを残していました。 - ギネス公認!巨大シャボン玉
今年3月、ロシアで巨大シャボン玉の、ギネス記録が更新されました。と言っても、杉山兄弟のように、完全に閉じているシャボン玉ではなく、いわゆる“トンネル型”と呼ばれるタイプで、どれだけ巨大化と言うと…直径8mの円の中には、なんと374人が入っています。ギネスルールは、参加者全員152㎝以上で、シャボンがその背丈を、越えなければならないという、2つです。
この挑戦は、見事成功し、ギネス記録に認定されたのでした。ちょっと微妙な感じでしたが、ロシアの方々は大興奮。輪の中から、女性がリズムにノリノリになって、出てきたかと思いきや、喜びのダンスが始まり、謎のままVTRは終わりました。
スタジオでは、1.で紹介した、食べられるシャボン玉が登場し、ジュースと混ぜて、やってみます。オレンジジュースや、コカ・コーラと混ぜて、マツコさんが吹いてみると…塊が多く、杉山兄弟はうまく食べられていませんでした。コーラは泡が多くて、難しいようです。そのまま、マツコさんが味見することは、ありませんでした。でも、子供とやったら、喜びそうです。
子供から尊敬されるシャボン玉テクニック
杉山兄弟の秘伝の液で、子供から絶対に尊敬される、シャボン玉遊びその1は、指の形で自由自在!素手で連射シャボン玉です。手で丸を作って、吹くだけです。ポイントは、乾いているところに触れると、割れやすいので、手首まで液につけること。スタンダードな形ができたら、今度は指の形を変えて、両手をクロスしてやってみたり、両手で大きな丸を作って、巨大なシャボン玉にしたりと、レパートリーも多かったです。
子供から尊敬される、シャボン玉遊びその2は、身近なものでシャボン玉です。団扇の骨組みや、ビーチサンダル。栓抜きや、プルトップなど、基本的に穴が開いているものなら、できそうです。団扇の骨組みでは、小さいシャボン玉がたくさんくっついたものができ、ビーチサンダルは、鼻緒のところを吹いて作ります。サンダルは、もっと面白いものができるかと思いましたが、意外と普通。
秘伝のレシピ教えます 家庭でできる凄いシャボン液
特別に、杉山兄弟秘密のレシピを、タダで教えてくれるそうです。2時間でできる!お家で簡単、美しく割れにくい、シャボン液クッキングが、開催されました。2時間とは、結構かかりますが、作ってから、少し置いておく時間を作ることで、安定させるということでした。
工程自体は、簡単だそうです。早速作ってもらいましょう。
- 浄水器の水1lを、60度に加熱します。※軟水のミネラルウォーターでも可
- 粉ゼラチン5gを入れ、約20分かき混ぜます。水にとろみを、つけていくそうです。
- 液体石鹸を280~300ml入れます。
- 割れにくくするために、ガムシロップを入れます。
- 液を混ぜ合わせるために、炭酸水を30ml入れます。
- 美しい色を出すために、ラム酒を10ml入れます。※子供がいる方は、ラム酒抜きでもOK
- 液を約1時間放置して、充分に冷まします。
すると、割れにくくて美しい、秘伝の液が完成します。
マツコさんは、販売すればいいのにと、提案しますが、会社を設立する時に、「イメージを売る会社で、モノは売らない」と、決めてしまったと話していました。今からでも間に合う!
いぶし銀 杉山兄弟のシャボン玉ショー
生涯最後の、テレビ出演のつもりで、シャボン玉ショーを開催してくれるそうです。しかし、今まで話を聞いてきたマツコさんは、「多分最後じゃないと思います」、「口数が多いもん」と、予想していました。
御年70歳と68歳の杉山兄弟が、本気で挑んだ、シャボン玉ショーは、100万発のシャボン玉マシーンから、スタートしました。ペットボトルの底に穴をあけて作った、細かいシャボン玉や、二重シャボン玉。親子シャボン玉は、見事です。メリーゴーラウンドシャボン玉は、細かい作業で、テクニックを見せつけられました。バブルシャワーや、ロングシャボン玉を、全力ダッシュで作り、いよいよ最後の大技は、マツコさんも参加します。
レインボーキューブと呼ばれる技は、扇状にシャボン玉を作り、人間を包むというものです。しかも、今回杉山兄弟が挑戦するのは、普段使わないという、直径2mの輪。これでマツコさんを、包み込むことができるのか?!
お兄さんが挑戦するも、重たいようで、何度か仕切りなおし、1度目は、惜しくも割れてしまいました。2度目も割れてしまい、弟に交代します。
弟・輝行さんの1回目は、体がほとんど包み込まれるも、あとちょっとで割れました。しかし、体力の限界ということで、成功に!見事なシャボン玉の数々でした。
最後に
誰もが1度は遊んだことがあり、懐かしい思いで見ていました。ぜひ、秘伝の液を作って、子供を喜ばせたいと思います。
今回は、「大学博物館の世界」と、「シャボン玉の世界」の2本立てでした。
「大学博物館の世界」は、こちらをご覧ください。