2017年10月10日に放送された「マツコの知らない世界 秋の2時間SP」を見ました。
今回は、「手羽からあげの世界」と「スイーツバイキングの世界」。そして、「県境の世界」の3本立てでした。
その中から、「県境の世界」について、まとめてみました。
「手羽からあげの世界」と「スイーツバイキングの世界」は、こちらをご覧下さい。
https://www.sacchiga.com/matsukonoshiranai_031/
https://www.sacchiga.com/matsukonoshiranai_032/
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、全国500か所以上の県境をまたいだ男、石井裕さんです。
いよいよ、行楽シーズン到来。数ある名所の中で、この秋訪れて欲しいのが、県境です。案内人の石井さんが今回、知られざる県境の魅力を、大公開します!
県境をまたぐと、テンションが上がると言う石井さんは、新潟県出身で、幼少期に、旅行で新潟を超えるたびに、興奮を覚えていたそうです。一方マツコさんは、千葉出身だから、県境にロマンがないのかも、と話していました。千葉は全部が、川で仕切られているので、意識したことがないと言います。千葉は、すぐに東京を越えられるので、感動がないのかもしれません。
また、トンネルで県境を越えることが多いですが、それでも、石井さんは興奮を覚えるそうです。暗いところへ行くと、スリルを感じられるのだとか。暗闇の中でも、県境を感じられるなんて、凄いですね。
なぜ、県境に興奮するのか?石井さんの写真が印刷されたフリップで、説明してみます。体の真ん中を、県境が通り、例として右が群馬で、左が長野。左右で、別々の空間に立っているような感覚になれることに、エクスタシーを感じるそうです。例えるならば、どこでもドアで、別々の場所にいるような感じです。
しかし、マツコさんには「分かりません」と、はっきり言われてしまい、残念ながら、理解されませんでした。
日本は、海に囲まれ、国境を感じることが出来ないので、境に対する枯渇感のようなものも、あるのかもしれないと、石井さんが言うと、「ヤバい人です。」と、マツコさんにバッサリ斬られていました。
この秋訪れてほしいオススメ県境3選
石井さんが、県境でワープするなら!オススメ県境MAPというものを、用意してくれました。
1.定番スポットは、「渋峠ホテル」(長野/群馬)です。喫茶店が群馬で、食堂が長野だったり、県境が真ん中を通るお部屋があったりと、県境好きには、有名なスポットのようです。
石井さんが、この部屋で寝るときは、ドーパミンが出た状態で寝ることになると言う程、興奮すると言います。
2.県境の聖地は、「イオンモール高の原」(京都/奈良)です。駐車場には、点線で県境が示してあり、ちょうどその線の上に車を止めると、興奮して降りられなくなるそうです。フロアの中にも、県境が示されていて、石井さんは、お客さんが県境を超える瞬間を見るのが、とても興奮すると、またヤバい発言をしていました。お店の中に県境がある場所もあり、ずっとそれを眺めて、何回またぐか数えたりしているそうです。
今のところ、共感できていないマツコさんに、「これだけで1時間はいれちゃう」と話すと、「捕まりますよ」と、忠告されていました。確かにちょっと気持ち悪いような。
3.は「高野龍神」(奈良/和歌山)が、書いてありましたが、今回は説明がありませんでした。
さらに、車でワープ!県境またぎロードBEST3として、車で何回も県境をまたぐ道路も、紹介されました。
3位は、「飛越七橋」(岐阜/富山)で7回。こちらは、川が蛇行しているところに、道が突っ切っているため、何度も県境をまたぎます。
2位は、「県道9号佐野古河線」(茨城/栃木/群馬/埼玉)で10回。
1位は、「高野龍神スカイライン」(奈良/和歌山)です。全長約43kmの山岳道で、果たして何回県境をまたぐのでしょうか?今回、スタッフが実際に行って、調べてみました。
最初に県境をまたぐのは、スタートから21km地点。奈良県に入り、さらに1km進むと、和歌山県に入りました。ここから、怒涛の県境またぎラッシュ!約1kmごとに、和歌山⇔奈良を行ったり来たりします。
そして、26km地点に、石井さんお気に入りポイントが、あるそうです。それが、たった13秒での、県境またぎです。その後も、どんどんまたいでいき、結果は24回も県境をワープできることが分かりました。カーナビも、県境をまたぐ度、音声で教えてくれて、忙しそうでした。
摩訶不思議!県境ミステリー3選
マニアの石井さんが驚いた、謎の県境を、紹介してくれました。
県境ミステリー(1) 同じ場所なのに何故!?県境で変わる地名
岡山県と香川県の間にある「石島」に、珍しい県境があります。この2県では、呼び名が違うのです。どちらも読み方は“いしま”ですが、岡山県は「石島」で、香川県は「井島」と書きます。二つの頭を合わせると、“石井”になると、運命めいたものを感じていましたが、「偶然ですね」と、再びバッサリ斬るマツコさんでした。
何故こんなことになったかと言うと、元々は香川県の領土だったそうですが、漁業権の争いなどがあり、1702年に現在の県境になったそうです。諸説あります。
県境ミステリー(2) 教科書の日本地図に記されない県境
県境未定地域は、全国に14か所あり、富士山の山頂も未定です。(2016年10月1日時点)石井さんにとっては、山頂に上った人には、もっと県境のことも考えてほしいと、願望があるようです。
他にも、山形・福島・新潟の県境は、現在の教科書では、きれいに3つに分かれて、地図に載っていますが、本当は、福島が山形・新潟の県境に割って入って、幅が1mもない道が、細長く7.5km渡り、入っているのです。
何故こんなことになったのかと言うと、元々は新潟県の土地でしたが、この場所にある、飯豊山神社を、福島県が譲らず、約20年間協議して、現在の県境が決定したのだそうです。国の評定により、飯豊山神社と参拝道は、福島県に帰属すると、認められたと言います。
ここで、ようやくマツコさんも、境のロマンを分かってきたようです。
県境ミステリー(3) 石井がとらえた神秘の瞬間
様々な県境をまたいでいると、不思議なものに出会うことがよくあるそうです。
例えば、「境川ダム」(岐阜/富山)では、アリが一生懸命県境をまたいでいる光景がありました。アリにまで興奮する石井さんに、ちょっと共感は出来かねます。マツコさんも、少し歩み寄ったと思ったら、一気に突き放されましたと、若干引いていたようでした。
県境盛り上げ改革
石井さんが、どうしても主張したいことは、“皆様、どうか県境に目を向けて、特に県境グッズ!”ということです。
1.県境グッズには、渋峠のTシャツが紹介されましたが、県境感が少なく、マツコさんが、「左は群馬で織った布で、右は長野で織った布で作るぐらいはして欲しい」と言うと、石井さんは、「それを着てたらずっと興奮しちゃいますね」と、心躍らせていました。
続いて、2.県境グルメとして、県堺らーめん「万十」(福岡/熊本)の豚骨ラーメンが紹介されました。熊本はどろっと、福岡はあっさりとした味ですが、こちらの豚骨はその中間との事です。感じ方は、人それぞれだと思いますが…。しかし、このラーメン屋さんは、もう閉店してしまっているそうです。
そんな中で、唯一県境で盛り上がっているイベントがあります。それは、「峠の国盗り綱引き合戦」です。行われているのは、長野と静岡の県境にある、兵越峠。信州軍(長野)と、遠州軍(静岡)が対決し、勝者が「国境」を1m相手側に移動できるという、ルールで、毎年10月に開催されます。昭和62年から、30年続いており、現在17勝13敗で、信州軍が4m勝利しています。行政上の県境は変わりませんが、イベントとして「国境」を毎回移動しているそうです。
長野県は、海なし県なので、勝ち続ければ海に出られるので、“信州に海を”をスローガンに、毎年頑張っていると言います。しかし、長野県が海側に出るには、あと約6万7000連勝しないといけないとの事です。先は長いです。
石井さんが、最後に伝えたいことは、皆で県境を好きになって、一緒に県境デートをしてくれる人も、募集しているということでした。いい人が見つかるといいですね!
最後に
私も、渋峠ホテルで、県をまたいだ経験があります。ちょっとテンションが上がる気持ちも、分かる気がします。イオンモールで、県をまたぐのは、やってみたいなと思いました。
今回は、マツコの知らない世界秋の2時間SP「手羽からあげの世界」と、「スイーツバイキングの世界」。そして、「県境の世界」の3本立てでした。
「手羽からあげの世界」と「スイーツバイキングの世界」は、こちらをご覧ください。
https://www.sacchiga.com/matsukonoshiranai_031/
https://www.sacchiga.com/matsukonoshiranai_032/
次回は、「一生使える日用品の世界」と、「くせ時の世界」をお届けします。マツコさんも気に入った!?便利な日用品が、たくさん登場します。楽しみですね。