2017年8月15日に放送された「マツコの知らない世界」を見ました。
今回はマツコの知らないねりものの世界。そして、マツコの知らない食虫植物の世界の2本立てでした。その中から、「マツコの知らないねりものの世界」について、まとめてみました。
「マツコの知らない食虫植物の世界」は、こちらをご覧下さい。
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、1年365日、40年間ねりものを食べ続ける男、土井雄弘さんです。
日本の食卓の名脇役”ねりもの”。その数、全国に20,000種類以上とも言われ、実に奥が深いのです。今回は、マツコさんが唸った、絶品!お取り寄せねりものや、カニカマの座を狙う、驚愕のかまぼこが登場します。
土井さんは現在、ねりもの関係の編集者をしており、64歳です。
44歳の時に、水産煉製品新聞の編集長に就任。ちなみにこの新聞は、全国かまぼこ連合会が発行しています。マツコさんは、「全かま」という略称の方に、とても食いついた様子でした。
現在までに、土井さんが食べたねりものの数は、12000本にのぼります。
病気や特別な時でない限りは、必ず食べていると話しましたが、マツコさんは、出来れば病気の時でも食べていて欲しかったと話しました。土井さんは、マツコさんが思っているより、ドライな方のようですね。
ねりものは系統としては、20ほどあり、焼き・蒸し・茹で・揚げと分け、さらにちくわだったり、かまぼこだったり、はんぺんがあったり、さつま揚げがあったりします。
魚肉ソーセージは、名前の通り魚肉を使っているので、一応はねりものですが、かまぼこ業界としての考えは、別物と捉えられているとの事です。マツコさんは、魚肉ソーセージを炒めて、ケチャップを付けて食べるのが美味しいと話すと、土井さんは通ですね〜とノリ、「ねりもの家族ですね」と反応していました。
厳選!超美味しい日本全国ご当地ねりもの
北海道から沖縄まで、日本全国の美味しいねりものを、土井さんが厳選して、珠玉の39品を、紹介してくれました。
最初に紹介してくれるのは、週5で食べても全く飽きない、超特選蒲鉾「古今」(鈴廣かまぼこ)です。通常売っているかまぼこの中で、1番高いという、一本3,888円!桐箱風の紙に入っていた、高級かまぼことは?
取り出すのに、思わず手が震える土井さんですが、切る前に伝えたいという事が。
それは、かまぼこの厚さは、絶対12ミリが美味しいという事です。土井さんが切り分けてくれるも、手が震えて、うまく切れていない様子でした。思わず私が切りましょうか?と、マツコさんが気を使う始末。測ってみた結果、やはり厚さは15ミリになっていました。
事前に切っておいたものがあるという事で、それを試食しました。
本わさびを乗せ、少しお醤油をつけて、口に入れた瞬間に、「このかまぼこウマッ!」と、驚いた様子のマツコさん。比べるために、8ミリの厚さに切ったものを、食べてみるも、美味しいものは、薄くても美味しかったようです。しかし、プリプリとした食感は、12ミリが1番だと、土井さんは主張しました。
続いて紹介したのは、ビールのお供に最高!「ごろごろ枝豆揚げ」(フシミツ)です。山口県の会社が作っている、このねりものは、枝豆の風味を生かすため、低温で揚げているので、色が白いのがポイントです。試食したマツコさんは、「これ止まらないやつ!」と、絶賛していました。ビールが出てきて、2人で乾杯すると、土井さんはビールを1口飲み、やっと手の震えが止まった!と喜んでいました。
次は、夏にぴったりな”もう一品”「京の魚そうめん 清滝」(はまー)です。付属のだしをかけて頂くも、もっと冷やしてほしかったと、少し残念そうでした。でも、味は美味しいそうで、さらっと食べられそうです!
他にも食べて欲しいと、新潟県の竹徳かまぼこの「煮玉子しんじょう」を、紹介しました。しんじょうの中に、半熟煮玉子が入っている、ねりものです。ふわふわのしんじょうと、煮玉子が美味しそうでした。
広島県・桂馬かまぼこ商店の「柿天」は、柿の形をしたユニークなねりものですが、土井さん曰く、日本で一番美味しい、さつま揚げの一つだそうです。味も確かですが、その形にもそそられます。
そして今では、この日だけは主役に!と、”ねりもの記念日”なる日が、たくさん作られているそうです。
5月24日は、伊達巻の日。これは、伊達政宗の命日からきています。
7月7日は、笹かまの日。
11月15日の、かまぼこの日は、初めて古文書に、ねりものが出てきたのが、1115年という事から。
12月22日の、はんぺんの日は、冬至に「ん」が2回つくものを食べて、無病息災を祈願する風習にちなんで、決まったそうです。知らなかった!
今すぐスーパーで買える!オススメねりものベスト3
1品目は、ちくわ部門。出雲国大社食品の「あご入りのやき5本」です。魚を何種類もブレンドして、作っていて、味が濃いそうです。
2品目は、さつま揚げ部門。阿部善商店の「金練り」です。揚げるまでに、寝かせる時間を作ることで、つるんとした食感を生み出せるそうです。お刺身の様に食べてみると、どんな心境、どんな体調でも、美味しいと思える味と言っていました。分かりやすい。チャーハンに入れても美味しいという事です。今度やってみよう!
3品目は、笹かま部門。紀文食品の「鯛入り笹かま4枚」です。ねりもののトップメーカー、紀文食品が作る、こだわりの笹かま、温めて食べると美味しいと言うので、電子レンジで加熱します。風味がたって美味しそうです!
目指せ!カニカマ業界激震のマル秘かまぼこ
日々、ねりもの業界は、研究と改良を重ねていますが、40年間越えられない、大きな壁があるそうです。それが、”カニカマ”です。戦後、日本が生んだ、3大加工食品の一つと言われていると言います。他の二つは、即席麺とレトルトカレーなので、そこに並ぶカニカマって凄いですね!
海外でもカニカマは食べられており、”カニカマ”・”スリミ”は、世界共通語なのだそうです。
そんな、カニカマの最新商品を、持ってきてくれました。
まず紹介したのは、石川県にあるスギヨの「香り箱」です。本物のカニの身の様な見た目で、食べても「カニじゃん!」と驚くマツコさんでした。
この商品をきっかけに、第2のカニカマを目指せと、いろんな会社が、いろんな商品を開発しているそうです。そこで、今回はその代表例を、紹介してくれました。
まずは、カネテツデリカフーズの「ほぼホタテ」です。バター焼きで、出てきたものを食べてみると、カニカマにはもうちょっとという感じのようです。しかし、短期間で、ここまでいったのはスゴい!
次に紹介したのは、新潟の一正蒲鉾が作った「うなる美味しさ うな次郎」です。うな重の様にして出てきましたが、見た目は、まあ、うなぎかな?といった所。食べてみると、うなぎの味がするそうです!うなぎ成分は全く入っていなくとも、「かなり近い!」と太鼓判を押していました。ご飯と一緒に食べれば、分からないので、子供にはこれを食べさせておけばOKだそうです。値段も300円前後と、魅力的ですね。
土井さんは、美味しいものを食べ尽くして、最後に行き着くのが、ねりものと話し、食べているうちに、じんわり美味しさを感じるものだと言います。すると、マツコさんはすかさず、食べた瞬間に美味しいと思うねりものもありますよ!と反論し、食べすぎて飽きているだけでしょ!と、土井さんを一蹴し、まるで、マツコさんの方が、ねりものを守っているかのようになって、終了しました。
最後に
うな次郎、ちょっと興味がそそられましたね。
意外と好き嫌いもあるねりものですが、食べてみると美味しいですよね。アレンジ料理もたくさん出来そうなので、取り入れてみようと思いました!
今回は「ねりものの世界」と、「食虫植物の世界」の、二本立てでした。
「食虫植物の世界」は、こちらをご覧下さい。