2017年7月11日に放送された「マツコの知らない世界2時間SP」を見ました。
今回の2時間スペシャルは、かき氷の世界、リゾートホテルの世界、ドミノの世界でした。
その中から、「マツコの知らないドミノの世界」について、まとめてみました。
「マツコの知らない技ありかき氷の世界」と「マツコの知らないリゾートホテルの世界」は、こちらをご覧下さい。
https://www.sacchiga.com/matsukonoshiranai_011/
https://www.sacchiga.com/matsukonoshiranai_012/
出演者・オープニング
出演者は、マツコ・デラックスさん。そして、ドミノに人生をかけた、熱血ドミナーの川名誠さんです。
今回は、初の生放送で、なんと13万個ものドミノに挑みます!30名のドミナーの方々が、4日間かけて、並べていきます。マツコさんも、この生ドミノに挑戦しました。
ドミノ=子供の遊びと思っていませんか?実はドミノは、誰もが熱狂する、アツすぎる競技なんです!そんな、ドミノの世界を教えてくれるのは、これまで、2度もドミノ倒し世界記録を達成した男、熱血ドミナーの川名さんです。
今の日本にはドミノが必要だ
マツコさんは、集中力が続かないので、ドミノを楽しむことができないと言います。今回のテーマに、興味を持ってもらうのは、少し難しそうです。
まずは、川名さんの経歴から、紹介します。19歳で、TBSのドミノ特番に参加し、25歳の時、北京で世界記録を更新。26歳で、再び北京で世界記録を更新したそうです。
ドミノにハマった理由は、伝説の“野辺地ドミノ失敗事件”を経験したからだと言います。その事件とは、1995年に、TBSで放送された、「前人未到のドミノ倒し 驚異の200万個に挑戦」という、番組でのことです。真冬の、青森県野辺地町で、およそ1か月にわたり、39名のドミナーたちが、ドミノ世界記録の200万個に挑戦しました。日中の気温は5℃、夜は氷点下にもなる極寒の地で、朝9時~夜9時まで、ひたすらドミノを並べます。慣れない共同生活の中で、時には仲間とぶつかり合うことも、ありました。VTRに映る、人一倍アツい男こそが、川名さん、当時19歳でした。本番が地近づくにつれ、不安や緊張から、極限状態にまで追いつめられる、メンバーたち。中には、点滴を打つ人までいたそうです。そんな中迎えた、大本番で、最初は順調に倒れていくドミノでしたが、無情にも、125万個を超えたところで、ストップしてしまいます。まさかの結末に、涙するドミナーたちでしたが、その涙もむなしく、挑戦は、失敗に終わったのでした。
VTRを見て、熱くなったな!と思いませんでしたか?と、川名さんがマツコさんに尋ねるも、平常心でした、とその熱量はなかなか伝わらなかった様子です。しかし、熱くなれるということが、ドミノの最大の魅力だと言います。川名さんが、挑戦に参加していた頃は、まだ魅力に気付いていない頃で、他のメンバーにケンカを吹っ掛ける、トラブルメーカーだったようです。
ここで、川名さんは、皆さんに伝えたいこととして、今の日本教育に、最も必要なものは、“ドミノ”だ!と、熱く語り始めます。協調性や、集団の魅力が、今の世の中には欠けていると言い、同じ目的に向かっていくことが、ドミノで養われるそうです。
また、“倒しちゃいけない”と思っていたものを、完成して倒すときの快感が、病みつきになると言います。まだこの段階では、マツコさんにその魅力は、響かない様子でした。
世界と日本の最新ドミノ事情
TBSでは、1991年から、10回に渡り、番組でドミノの世界記録に挑戦してきました。川名さんも、その中で、2度の世界記録を達成しています。
しかし、現在では番組もやらなくなり、世界記録も、オランダに抜かれているそうです。その記録、なんと約449万個です。
番組などで、集まってドミノをするという機会は、なかなかない今ですが、個人で活動している、若手ドミナーを、紹介してくれました。
登場したのは、日本ドミノ界の若きエース、和知昭洋さんです。川名さんとは、また違う雰囲気の、独特な空気を持つドミナーです。和知さんは、2009年に、1円玉のみを使ったドミノを成功させ、ギネス世界記録を持っています。1円玉と聞いただけで、かなり細かく、繊細な作業であることが、わかります。
そんな、未来の日本ドミノ界を背負う、和知さんのご自宅に、お邪魔しました。すると、自宅での練習用に、2000個のドミノを常備し、市販のピンセットを、ドミノ用に加工したものや、細かい作業に適したピンセットまで、道具にもこだわりを持っていました。
そんな和知さんの、現在の目標は、ミニドミノの世界記録を樹立することだそうです。高さ1cm、幅5mm、厚さ2mmの、とても小さいドミノでした。ドミノを愛する、和知さんの挑戦は、これからも続きます。
スタジオには、和知さんが実際に使っているドミノを、持ってきてもらいました。ドミノを握っているだけでも、楽しくなるという和知さん。これには、マツコさんも、可愛いと顔をほころばせていました。ドミノが好きな気持ちが、溢れていた、和知さんの笑顔でした。
マツコさんも、ドミノを並べて、ドミノ倒しに挑戦してみました。間隔が均等で、バランスも良く、上手ですねと褒められるマツコさん。二股に分かれる並べ方を、やってみましょうと、和知さんに提案されるも、めんどくさいからと拒否します。すると、もうちょっとやりましょうよ~と、拗ねるように言う和知さんに、キラ星のように現れたわね!と、その濃いキャラを楽しんでいる様子のマツコさんでした。ふにゃふにゃとしていて、不思議な空気感でした。
数個ですが、並べたドミノを倒してみると、見事きれいに倒れました。スタジオからは拍手が起こります。中から湧き出るものは、感じませんか?と川名さんに問われるも、まだそんなに…と、なかなか手ごわいマツコさんです。
日本の若き天才ドミナーの夢
和知さんには、叶えたい夢があると言い、それをドミノで作ってきてもらいました。倒してみると、そこには、僕たちの夢として、“TBSでドミノをやりたい!”と、書いてありました。幼いころから、TBSでドミノをやる事が、夢だったという和知さんです。
今回、川名さんをはじめ、総勢30名のドミノ仲間が、4日間をかけて並べた、約13万個のドミノを使って、マツコさんと生放送で、ドミノ倒しに挑戦しました!
TBS正面玄関の特設会場での生放送に切り替わり、参加したメンバーが集まっています。この日、仕事で2時間遅刻したという、川名さん。マツコさん、和知さん、川名さんの3人でスタートしましょうと、声をかけるも、「お前(川名さん)はやるな!」と、厳しいツッコミが、マツコさんから入っていました。
結局、和知さんの指でスタートした、この挑戦。実況は、元TBSアナウンサーの松下さんです。5色、5股に分かれたゾーンも難なくクリアし、順調に倒れていきます。階段、TBSやスカイツリーの模型、絵皿で龍のうろこを表現した仕掛けなど、さまざまな面白い仕掛けが、次々に成功していきました。
番組で流れるBGMを、鉄筋で鳴らす仕掛けは、少し音程が違いましたが、お見事でした!水槽の仕掛けに差し掛かるところで、止まってしまったドミノ。しかし、まだ本線は生きていました。大量のドミノが倒れると、そこには、ゴッホの“星月夜”が見事に描かれていました。
さらには、大迫力の、“ナイアガラも”決まり、グルメゾーンへ。スプーンとフォークや、ケータリングのお弁当、食品サンプルや、レトルトカレーが倒れた先には、ドミノで作った、巨大なカレーライスが完成しました。
そしていよいよ、フィナーレへと向かいます。
ラストは、巨大なマツコさんの、イラストでした。
見事に、ドミナー和知さんの夢が、達成されました。途中で止まってしまった、水中ドミノに再度挑戦するも、仕掛けは失敗のようでした。
でも、とても壮大で、でも繊細な、素晴らしいドミノ倒しでした!
今までの、TBSの番組で挑戦してきた、ドミノと比べると、数が少なかったですが、和知さんは楽しかったと語りました。
まだまだ、満足はしていない、世界記録を更新したいと、熱い夢を語って、番組は終了しました。
最後に
やはり、最後の13万個のドミノは、とても感動しました。
そして、和知さんのキャラは、今後注目していきたいですね!
今回の2時間スペシャルは、かき氷の世界、リゾートホテルの世界、ドミノの世界でした。
他の「マツコの知らない技ありかき氷の世界」と「マツコの知らないリゾートホテルの世界」は、こちらをご覧下さい。
https://www.sacchiga.com/matsukonoshiranai_011/
https://www.sacchiga.com/matsukonoshiranai_012/
次回は、「マツコの知らない海外ゴシップの世界」です。
渡辺直美さんが登場し、皆さんが気になる、ゴシップニュースを教えてくれる!?楽しみです!