2017年6月29日に放送された、「アメトーーク!」を見ました。
今回のテーマは、「本屋でマンガ大好き芸人」です。
出演メンバー、オープニング
出演者は、MCに雨上がり決死隊の宮迫さん、蛍原さん。
アメトーークで、数々のマンガ企画に出演してきた、ケンドーコバヤシさん、麒麟・川島さん。有吉さんとスピードワゴン・小沢さん、三四郎・小宮さん。
そして、女優の広瀬アリスさんです。
オール本屋ロケで行われた、マンガ大好き芸人。
過去には、読書芸人でも2回、本屋ロケで、魅力や好みを語り、大好評でした。
宮迫さんも、マンガは大好物と話し、ロケを楽しみにしている様子でした。
ケンコバさんや、川島さんは、過去の数々のマンガ企画で、マニアックな話も色々聞いてきましたが、あまりイメージがなかった有吉さんも、マンガは大好物のようです。
広瀬さんも、アウトドアな印象でしたが、意外にもマンガ大好物だったんですね。
そんなメンバーで、今回は、それぞれのマンガの好みや、スタイルを紹介していきます。マンガ好きの方なら、共感や新たな発見。そうでない方も、一冊読んでみたくなる1時間です。
マンガ雑誌
1か月に50冊程度発売される、マンガ雑誌。単行本化の前に、安く数多く読めるのが魅力です。
マンガ好きは、雑誌派と、単行本派に分かれるそうですが、ケンコバさんは、雑誌をある程度買い、気に入ったものは単行本でも買うというスタイルでした。
有吉さんは、何冊かを週刊で読んで、ほとんどは単行本を買うようです。
広瀬さんは、雑誌も毎週買いつつ、単行本も全部買うと言う、なかなかの強者でした。
川島さんは、週刊は全く読まず、完全に単行本派のようです。周りは、週刊で読んでいる人が多いので、会話には入れないそうですが、まとめて一気に読みたいから、だそうです。
ここでケンコバさんは、アメトーークでも企画を行ったほどの、大ヒットマンガ「課長 島耕作」を紹介します。このマンガは、多くのシリーズが出版されています。課長⇒部長⇒取締役⇒常務⇒専務⇒社長⇒会長から、今は「島耕作の事件簿」、さらには、「学生 島耕作」、「ヤング 島耕作」まで、実に幅広いです。
そして、雑誌は買わないという、川島さん以外の皆さんが、購入しているマンガ雑誌派は?という話題に移ります。
有吉さんは、ヤングジャンプ、ヤングマガジン、ジャンプです。
広瀬さんは、ヤングジャンプ、ヤングマガジン、マガジンを買うそうですが、女子にしては珍しいタイプだと、皆さんに驚かれていました。
ケンコバさんは、ジャンプ、ヤングマガジン、スピリッツ、モーニング、ヤングジャンプと、結構多めです。
宮迫さんも含め、全員が購入していると話した、ヤングジャンプは、毎週木曜日発売で、メディア化された作品が多いのが特徴です。
そんな中、毎週楽しみな連載は?という質問に、ケンコバさんは、ヤングジャンプの「ゴールデンカムイ」、「リクドウ」を挙げます。
広瀬さんは、ヤングジャンプの「東京喰種:re」、「ワンパンマン」です。ワンパンマンは皆さん、面白いと共感していました。バイきんぐの小峠さんに似ているという、丸坊主の主人公が、強すぎてワンパンチで敵を倒してしまうというお話だそうです。どんな内容?!
さらに、ヤングマガジンからは「彼岸島」という作品を挙げます。吸血鬼が住む島からの脱出劇を描いた内容で、泣けるマンガのようです。
有吉さんは、ジャンプの「Dr.STONE」です。3700年間、石になって、ずっと数を数え続けるそうで、主人公の凄さがわかる作品だそうです。蛍原さんが、石になって、数を数え、主人公の凄さを知ろうとしましたが、ロケ地である、キャロットタワーでは、20までが限界だったようです。
また、2016年7月から連載がストップしていた「HUNTER×HUNTER」が、再開されるという話題にも、触れていました。ネットニュースなどになっていましたね。
マンガ雑誌を買う人たちは、全部読んでいるのか?という質問に、ケンコバさん、広瀬さんは、ラブコメ系は飛ばしてしまうと話しました。女性なのに、ラブコメは読まないという、広瀬さん。意外にも、青年マンガが好きなようです。
単行本
皆さんが好きな作品や、趣味趣向、おすすめ作品などを紹介しました。
まずは、少年コミックの棚から。ロケ地のTSUTAYA三軒茶屋店では、黄色の帯付きマンガは、立ち読みOKという、優しいサービスを行っています。これには、知らなかったという、広瀬さんや宮迫さんがびっくり。気軽に読めて、良いですね。
最初にケンコバさんが挙げたのが、「約束のネバーランド」です。ある秘密を知った子供たちが、孤児院からの脱獄を試みるというストーリーです。どうなるか、展開が読めないのも、魅力の一つのようです。
定番の「ONE PIECE」は、ほとんどのメンバーが読んでいるようですが、広瀬さんは読んでいないそうで、看板作品を読まない、オジサンの趣味だとツッコまれていました。85巻越えの超大作、それだけ愛されているということですね!
それにしても広瀬さんは、吸血鬼が出てくるものや、「骨が腐るほど」という、殺人の話が出てくるマンガなど、ダークでハードな作品が好きという、意外な趣向の持ち主です。
有吉さんのおすすめ作品は、「なんと孫六」という、なにわの暴れん坊「孫六」の活躍を描く、野球マンガです。他のメンバーも、これは名作!と共感していました。
そんな孫六の現在の姿を見られるのが、同じ作者の「フォーシーム」というマンガです。こちらも野球で、メジャーリーグのストーリーが描かれています。孫六も、最後にメジャーへ行くというところで終了していて、フォーシームで主人公と孫六が対決しているそうです。これには有吉さんも、大興奮していました。
広瀬さんのおすすめ作品は、「今夜は月が綺麗ですが、とりあえず死ね」という、衝撃的なタイトルの作品。好きな気持ちが、殺意に変わってしまう主人公のお話です。“闇系”が好きな、広瀬さんならではのチョイスです。
ケンコバさんのおすすめ作品は、「双亡亭壊すべし」です。マンガ史上最高の最終回を描いたと言われている、「うしおととら」の作者の作品です。国を挙げて、戦闘機でミサイルを撃っても壊れない、双亡亭という屋敷を壊すというストーリーのマンガだそうです。どれだけ丈夫なお屋敷なんでしょうか。
アメトーークでもやった、キャプテン翼芸人ですが、今何巻まで出ているでしょう?なんと、100巻を達成し、「キャプテン翼 ライジングサン」として、主人公の“翼”が、日本代表として優勝を目指すストーリーで、いまだに続いているそうです。多くのサッカー選手も読んでいる、世界でも有名なマンガです。
ここで、蛍原さんがメンバーへ、好きなジャンルを聞きました。
ケンコバさん、宮迫さんは、バトル。有名な「ジョジョの奇妙な冒険」なども、バトル系で面白い作品の一つだそうです。
有吉さんは、お友達がいないので、仲間たちの絆で試練を乗り越えるというような、ストーリーのマンガが好きなようです。
川島さんは、ドキュメント系が好きと話し、当時の巨人軍2大エースを描いた「江川と西本」という作品を紹介すると、今回初めて、蛍原さんが食いついていました。野球大好きな蛍原さんです。
続いて、少年チャンピオンの棚へ。代表作は、アメトーークでもやった「グラップラー刃牙」です。
そして今とても人気なのが、「弱虫ペダル」という作品。オタク少年が、自転車競技に挑む、汗と涙の感動物語で、女子に大人気だそうです。案の定、広瀬さんは読んでいませんでした。
品川庄司・品川さんの「ドロップ」を見つけますが、有吉さんは1度も読んだことがないし、これからも読む気はないそうです。きびし~。
次に、青年コミックの棚へ向かいます。1番に声が上がったのが、「いぬやしき」というマンガでした。おじいちゃんが主人公という、珍しいマンガですが、途中に、宮根さんに似ている人が殺されるシーンが出てくるそうです。
そんな話の流れから、「喧嘩稼業」というマンガには、雨上がり決死隊のお二人が、「僕たちがやりました」という作品では、アメトーークが、主人公の家のテレビに映っているシーンが、描かれていました。でも、よりによって“鼻くそ食べる芸人”というところが、なんとも言えません。
有吉さんは、「山賊ダイアリー」という、主人公の実体験による、リアルな狩猟マンガを紹介します。蛍原さんが朗読していましたが、とてもシュールな画でした。
川島さんが挙げたのは、「波よ聞いてくれ」というマンガです。これは絶対、実写化になると思う作品のようです。天才的に喋りがうまい主人公から、実写化には上沼恵美子さんが起用されるのでしょうか?年齢からして、まずないと思いますが。
ケンコバさんは、「バトルスタディーズ」を紹介します。作者は、PL学園のレギュラーとして、甲子園に出場した経験があるそうです。面白い経歴です。
ここで蛍原さんは、好きな画のタイプは?と質問します。
有吉さんは、小林まことさん作品の画のタッチが好きと、広瀬さんは、きれいな画を描くという古谷兎丸さんを紹介しました。
何気なく通路を歩いていると、ケンコバさんが、「あさひなぐ」を見つけます。他のメンバーも、これは面白いと大興奮していました。薙刀部で繰り広げられる、青春武道マンガで、映画化も決まっています。女の子が主人公のマンガですが、恋愛のストーリーは少ないようです。しかし、そのわずかな恋愛要素で、キュンキュン&感動が味わえると言います。こちらの作品は、ケンコバさんの中で、1位の作品のようです。確かに面白そう!
川島さんが、最近のダントツ1位と話すのが、「BLUE GIANT」です。世界一のジャズプレーヤーを目指す、青春ジャズマンガは、紙から音がする♪と言うほど、臨場感が伝わってくるようです。読み終わると、走りたくなると言うほど、刺激をもらえる作品です。こちらも気になります。
すると突然、隣の通路から、たまたまお店に来ていた、ザブングルの加藤さんが登場。2歳の息子さんと、コミックレンタルをしに来たと言うと、なんでレンタルやねん!買えや!と総ツッコミを食らっていました。
加藤さんとお別れをして、散策していると、棚の大部分のスペースを占めているマンガを発見!それが、アメトーークでも企画を行った、「キングダム」です。元々あまり売れていなかった、この作品ですが、作者・原泰久さんの師匠でもある、スラムダンクの作者、井上雄彦さんから、あるアドバイスをもらい、大ヒットしたという逸話があります。そのアドバイスは、主人公の黒目を大きくする、というものでした。これで、マンガは大ヒットし、最近1巻の表紙の画がリニューアルして、発売されたということです。川島さんや、ケンコバさんも驚いていましたが、知らなかったファンの方も多かったのではないでしょうか?
最後に、新刊コーナーへ。いろいろと物色しているメンバーでしたが、広瀬さんが声を上げて大興奮!「進撃の巨人」のフルカラー版が、ロケ当日に発売だったようです。突然叫んだ広瀬さんに、何事かと驚くメンバーが印象的でした。
読み方&スタイル
続いては、マンガサロントリガーに、お店を移動して、マンガの読み方やスタイルを語っていきます。
まずは、気になるマンガをチェック。ケンコバさんは、「狂四郎2030」を挙げます。作者の徳弘正也さんは、ONE PIECEの尾田栄一郎さんの師匠だそうです。凄い方なんですね!
生きているうちに終わらないと思う、と話し始めたのは、有吉さん。「ドリフターズ」という、歴史上の英雄たちが闘う、ファンタジー作品を紹介しました。
また、ケンコバさんは、小林まことさんの自伝的マンガ「青春少年マガジン1978~1983」を紹介し、蛍原さんから、さっきから小林さんの作品ばかりを推しているとツッコまれると、結局小林さんの作品が1番面白いと、熱く語っていました。
生活の中でマンガを読むタイミングは?の問いに、ケンコバさんは、仕事の移動中と答えます。マンガが読めるので、移動があるとラッキーと感じるそうです。
有吉さんは、家で寝る前に電子書籍で読むそうです。古い作品を改めて見直して、終わりどころがなくなっちゃうんだとか。
川島さんも、現在は移動中が主だと言いますが、大阪で活動していた頃、売れ始め、東京での仕事が増えた時は、ホテル泊だったそう。その時に、50冊くらい買いだめをして、夜通し読んでいたそうです。
そんなに買っていたら、家はマンガだらけじゃないの?と蛍原さんが聞くと、専用の棚があったり、壁一面マンガだったり、それぞれ皆さんきちんと整理して管理されているようです。
一回読んだら、もう要らんやん!と蛍原さんがツッコむと、何にもわかってない!とメンバーは猛抗議。「北の国から」が好きな蛍原さんは、寝る前に必ずDVDを見ているそうですが、それと一緒なんだから、気持ちを分かってくださいと呆れられていました。同じDVDを4巻ずつ持っているとか!さすがマニアです。
きれいに並べるこだわりがあったり、自分なりの1軍の棚を作ったり、それぞれ楽しみがあるようでした。
マンガの最新情報は、どこから仕入れてくるの?という質問に、ケンコバさんは、好きな作者の別作品を読むことが多いと言います。小林まことさんの作品は、ケンコバさんを裏切らないそうです。
有吉さんは、他のメンバーの目を気にしながら、新しい作品情報はマンガ大賞で得ていると話しました。本屋さんが選ぶんだから、間違いなさそうです。
川島さんは、時間のある人のリサーチ力は圧倒的と話し、ネゴシックスさん・ムーディー勝山さん・若井おさむさんの、暇な後輩3人の情報を頼りにしているそうです。特に、ムーディーさんのチョイスは間違いないようで、ムーディー大賞の作品は読んでみたくなります。
広瀬さんは、本屋でジャケ買いが多いそうです。目利きが良いようで、今まであまりハズレにあったことがないんだとか。センスがあるんですね。
作者買いをするか?の問いには、有吉さんが、先程から何度も名前が挙がっている、小林まことさんの作品は、よく読むのだそうです。「柔道物語」が大好きで、それをきっかけに、柔道部に入ったほどだと言います。
マンガを最初に読んだきっかけは?ケンコバさんは、通っていた空手道場がお寺で、その隣の蔵の中に、大量のマンガがあったことから、だと話しました。意外なきっかけですね。
有吉さんは、親戚のお兄ちゃんたちが読んでいたマンガを、ふと読んだのがきっかけだそうです。カビだらけで、読んだらくしゃみが止まらなくなる“カムイ伝”、想像すると面白いです。
川島さんは、お父さんが買ってきた「こち亀」がきっかけと言い、今でも原画展に行くほど、大ファンということです。こち亀の歴史を感じます。
好きなヒロイン
ここからは、場所を移動し、まんだらけ中野店へ。圧倒的な蔵書の数に、今では手に入りづらいレア作品まで、数多くを取り揃えています。
そして、川島さんから、スピードワゴン小沢さん、そして三四郎小宮さんにバトンタッチして、異性として好きなヒロインについて語り合います。
小宮さんが選んだのは、「ドラゴンボール」のチチです。主人公・悟空の奥さんです。心が清らかな人しか乗れないという、筋斗雲に乗れたり、悟空を思う一途なところが好きと言います。ピュアな人が好きなんですね~。
小沢さんは、「BOYS BE・・・」の山原レナです。ドラマチックで、ロマンチックな女の子が好きな小沢さんですが、その魅力をうまく伝えられませんでした。
広瀬さんは、またまた「ドラゴンボール」から、人造人間18号です。ツンデレで、徐々に感情を表に出してくる、キャップが良いんだとか。これには皆さん共感していました。
ケンコバさんは、「僕たちがやりました」の新里今宵です。弱っている男の子を、ほっとけないところが良いと話しました。
有吉さんは、背の高い女性が好みと言い、「キングダム」の媧燐将軍を挙げます。身長は2m越えの、かなりの長身です。
そして、「七つの大罪」のディアンヌもまた、背が高いので好きなんだそうです。その理由は、超個人的なマニアックな趣味で、広瀬さんを戸惑わせていました。
最後に
それぞれの好みがわかれる、面白い回でした。
いくつか興味がわいた作品があったので、ぜひ読んでみたいと思います。
次回は、「オジさんたち」です。
50歳手前のメンバーが、愚痴と文句を喋りまくる!老いも若きも見るべし、です。