あなたは病気の中でも、「関節リウマチ」を聞いたことがありますか?
現在「病院に通っています」という人や、聞いたことあるが「どのような症状か詳しく知らない」という人など様々です。
病気はいざ自分や家族・親しい知り合いの人がならないと、分からない部分はあります。
関節リウマチが、どのような症状や原因があるか・治療方法をまとめてみました。
関節リウマチの症状は?
関節リウマチは、免疫の異常により手足の関節が腫れたり痛んだりします。
知らない内にあなたやあなたの知り合いが、関節リウマチになっている場合もあります。
関節リウマチには、どのような症状があるか見てみます。
関節リウマチは、関節が炎症を起こして軟骨や骨が破壊され関節の機能が損なわれます。
そのままにしていると関節が変形してしまい、進行すると骨や軟骨が壊れて関節が動かせなくなり通常の生活が大きく制限されます。
朝のこわばり
朝起きたときに、手がすぐに開きにくい状態になります。関節を動かすときに痛みが生じて、押さえたときに痛くなります。
症状は起きて30分程度ですが、症状が進行すると動かしにくい時間が長く続く場合もありそうです。
痛みや腫れ
関節に痛みが生じて、熱をもっています。腫れや痛みは一ヶ所だけでなく多くの関節を侵し、手足の左右対称に出る場合があります。
必ず同時に左右が腫れるわけではなく、右の関節の腫れと痛みが起こり・その後左も腫れるというように対象に起こります。
微熱・倦怠期・食欲不振
37度台の微熱や、倦怠感・食欲不振が続く場合があります。貧血ぎみや疲れやすくなること、食欲が少なくなり体重が減ることもあります。
関節の炎症が、肺や血管など全身に広がることもあるので気を付ける必要があります。
関節リウマチの原因は?
病気になるには原因があり、関節リウマチになる場合も同様です。原因がはっきりすると、関節リウマチにはなりにくそうです。
関節リウマチには、どのような原因があるか気になるので見てみます。
免疫は体を守る一番大事な働きで、体に侵入する細菌やウイルスが入ってこないように守ってくれます。
関節リウマチはこの免疫の働きに異常が出ると、自分の体を攻撃して壊そうとします。
例えるなら、自分を守ってくれるはずの防衛軍が反乱して自分に刃を向けて攻撃しているようです。
免疫の異常により関節の内側を覆う膜が攻撃されると、炎症を起こして腫れ上がります。
炎症が進むと、ひざが腫れたり・ひざに水が溜まったりします。
細菌やウイルスの感染、仕事での過労やストレス・喫煙や出産・けがなどが原因という場合もありそうです。
関節の動きを滑らかにする場所がどんどん腫れて・厚くなり、関節だけでなく骨も壊して関節が変形していきます。
関節リウマチは免疫の働きに異常が出ないように、食事や運動・ストレス・喫煙などの普段の生活を自分で心掛けるようにする必要はありそうです。
関節リウマチの治療方法は?
関節リウマチになった場合は、病院に行き治療します。しかし治療といっても、様々な方法がありそうです。
関節リウマチには、どのような治療方法があるか見てみます。
基礎療法
関節リウマチという病気を自分で把握し運動・食事・質の良い睡眠など、日常生活の中で気を付けながら守っていく治療方法です。
ウォーキングの習慣や曲げ伸ばしのストレッチなど、関節が固まるのを防ぐ方法もオススメです。痛みや腫れがある場合は控えると、良さそうです。
薬物療法
抗リウマチ薬
免疫異常の調節や、関節リウマチの炎症や活動を抑制する薬です。
異常な免疫機能に作用する「免疫調節薬」と、すべての免疫機能を抑える「免疫抑制薬」の2種類があります。
非ステロイド抗炎症薬
抗リウマチ薬が効果を発揮して、関節炎が沈静化するまでの補助薬として使われます。
痛みや発熱・炎症を改善する効果がありますが、副作用としてのリスクもあるので気を付ける必要はあります。
ステロイド薬
強力な抗炎症作用と免疫抑制作用があり、少し使っても痛みを緩和出来て症状が改善できます。長時間使い継続すると、副作用が強く出る場合もあります。
副作用の軽いものは肥満・にきびなどで、注意が必要な副作用は感染症・骨粗しょう症・心筋梗塞・脳梗塞・白内障・緑内障などがあります。
手術療法
薬物療法などの方法でも痛みが減らないときは、歩行困難など日常生活に支障が出たときに行う方法です。
人工関節置換術
ひざや股関節などを人工の関節に入れ替えて、その働きを再び戻すようにする手術です。
痛みを軽減して関節の動きが滑らかになることが期待されている為、医療技術の進歩により年配の方も積極的に手術しているようです。
関節固定術
手指や足指の変形を、元の形に修復する手術や不安定な関節を固定する手術です。
関節リウマチが原因で首の骨に変形などが起こり、放置した場合は神経が圧迫されて手足のしびれや麻痺が出る場合があります。
ひどいときは突然死の原因にもなるので、防ぐ為にも手術する必要があります。
最後に
関節リウマチが、どのような症状や原因があるか・治療方法などが分かりました。
症状は自覚症状があるものばかりなので、出たときには「関節リウマチ」なのかもと病院に行くと良さそうです。
病気になってしまったら仕方ありませんが、病気ならないように普段の生活は気を付ける必要はあります。
関節リウマチは女性が多いですが、男性もなる場合があるので気を付けます。
関節リウマチは進行度合いや症状により個人差がある為、様子を見ながらその人に最も適している治療があります。
自分はもちろん、家族みんなで支えながら治療することを心掛けます。
発病すると長く向き合っていく病気なので、体に負担をかけ過ぎないように注意する必要があります。
先生としっかり話し合いながら、治療すると良さそうです。
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