ピグミーマーモセットというのは、世界で2番目に小さなサルです。
手のひらサイズのサルで、知能がとても高いです。
一時期ペットとして話題になりましたが、今は入手困難な状況にあります。
それでも、その魅力に取りつかれ飼育をしている人達がいます。
あなたがもし飼育を考えている場合、一度飼育方法をチェックしてみましょう。
ここでは、ピグミーマーモセットの飼育に必要な道具などを紹介していきます。
飼育に必要な道具って何?
ピグミーマーモセットを飼育する際に、用意する道具を挙げていきますね。
ケージ
しっかり動き回れるスペースを用意してあげましょう。
高さは1~1.5mくらいが理想です。
ケージのある部屋は、室温25~27℃を維持するようにしてくださいね。
生後1年を過ぎれば、少しくらい低くても大丈夫です。
止まり木
野生では樹上で暮らしているので、ケージ内には止まり木を設置して下さいね。
齧っても良いように、丈夫な木にしましょう。
止まり木の位置は、サルが天井を掴めないくらいの高さにしましょう。
バスキングライト
冬など寒い時には、暖かい場所を作るためにバスキングライトを設置しましょう。
ホットスポットを作る事で、自分で温度を調整することが出来ます。
餌入れ、水入れ
ピグミーマーモセットは、よく物を噛みます。
齧っても壊れないような、丈夫な物を選んでくださいね。
紫外線ライト
くる病を防ぐため、紫外線ライトは必ず用意してください。
くる病とは骨の病気で、骨が変形して足が曲がったりします。
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子供と大人で、食べる物が違う
ピグミーマーモセットのエサは、成長に伴って変わっていきます。
生後3~4カ月
3~5時間ごとに、モンキーミルクを与える。
生後4カ月~
モンキーミルクと、離乳食を与える。
離乳食は、野菜や果物をすりつぶし、粉末状のフードに混ぜて作ります。
生後6カ月~
少しずつ、固形物に移行していきます。
10カ月目くらいで、大人と同じエサを食べられるようにします。
成体
栄養バランスの良い、モンキーフードを主食にしましょう。
副食として、野菜や果物もあげると良いでしょう。
1日2回与えますが、本来樹液を主食にしているので、固形物が吸収できない場合も。
栄養が摂れていないようなら、モンキーミルクを与えてみると良いでしょう。
時々ビタミン剤を与えるのも、おすすめです。
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ピグミーマーモセットの性格
とても警戒心が強く、心を開いてくれるまで時間がかかる事もあります。
でも決して焦らず、無理に手に乗せたりしないでくださいね。
近すぎず、遠すぎない距離を保ちながら、信頼関係を築いていきましょう。
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金額はどれくらい?
ピグミーマーモセットは希少なため、高額で取引されています。
1匹50万円以上しますが、臆病な動物なので2匹セットで売られていることが多いです。
2匹購入すれば、当然金額は倍になります。
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最後に
ピグミーマーモセットはとても小さく、知能が高いサルです。
その仕草や表情は可愛らしく、ネット上でも癒しの動画をたくさん見かけます。
入手困難で、かなりの高額で取引きされています。
臆病なので、扱いに困る事もあるでしょう。
色々な面で気軽に飼える動物ではないですが、信頼関係が築ければとても良いバートナーになってくれることでしょう。
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