可愛らしい形やユニークな形で人気を集めている、多肉植物。
たくさんの品種が存在していて、栽培難易度もさまざまです。
お部屋のインテリアとして鉢植えで管理している人も多いですが、屋外で栽培することも出来るんですよ。
屋外で栽培するなら、なるべく丈夫で育てやすい品種を選ぶと良いでしょう。
そこで今回は、屋外栽培におすすめの多肉植物の品種と、それぞれの特徴についてまとめてみました。
多肉植物の地植えに挑戦してみよう
園芸店やホームセンター、100均などで、とても小さな鉢に植わった多肉植物を見かけます。
購入した後は、大きめの鉢に寄せ植えをして楽しむ人が多いかと思います。
勿論、そのまま単独で栽培しても楽しいですよね。
多肉植物って、なんとなく鉢植えで育てるイメージがありますが、実は地植えでも育てられるんですよ。
我が家の庭の地面でも多肉植物が増えていますが、太陽の光をいっぱい浴びてワイルドに育つ姿もまた魅力的です。
地植えで育てるためには、地植えに向いている品種を選ぶ必要があります。
それでは、地植えにおすすめの品種を紹介していきますね。
アロエの仲間
まずは、アロエの仲間の中からいくつか紹介していきます。
この仲間の分布域はかなり広範囲で、様々な環境で自生している植物です。
丈夫なので多肉植物の初心者さんにもおすすめです。
ユニークな姿の品種もあり、集めてみると楽しそうです。
千代田錦
濃いグリーンに白い模様が入って、とても美しい多肉植物です。
耐寒性、耐暑性に優れ、丈夫で育てやすく、地植えにしても元気に育ちます。
秋には紅葉することもあり、季節の変化を楽しめる品種でもあります。
美しく紅葉させるには、日当たりの良い場所に植えると良いでしょう。
冬は乾燥気味に育てるようにするのが、ポイントです。
![アロエ 千代田錦](https://sacchiga.com/wp-content/uploads/2024/03/s-4304715_s.jpg)
カスティロニアエ
比較的新しい品種です。
葉の先端が外側にカールしているのが可愛らしく、銀色がかった葉も特徴的です。
葉には赤味があり、良いアクセントになっています。
日の当たり具合や水やり加減によって、葉の色が若干変わってきます。
花の時期は春~秋で、花色はオレンジです。
不夜城
幅広で美しいグリーンが印象的な葉が、放射状に伸びています。
葉には白いトゲがあり、コントラストがきれいです。
トゲと言ってもそれほど鋭くないので、触ってもケガをしにくいです。
子株が出来やすいので、増やす楽しみもありますよ。
直射日光で弱ることもあります。地植えにするなら半日陰の場所がおすすめです。
地植えにすると30cmくらいの高さになります。
大きくなるほど耐寒性が増しますよ。
![アロエ 不夜城](https://sacchiga.com/wp-content/uploads/2024/03/s-23266801_s.jpg)
フラミンゴ
名前の通り、全体的にピンク色っぽい色合いが特徴の多肉植物です。
寄せ植えをした時に、アクセントとして活躍することでしょう。
丈夫で育てやすく、地植えでも育てやすいです。
乾燥に強い品種なので、積極的に水やりをしなくて大丈夫です。
むしろやり過ぎると根腐れを起こしてしまいます。
特に冬の水やりは、一か月に1回くらいで大丈夫です。
クラッスラの仲間
次はクラッスラの仲間から、地植えに向いている品種を紹介します。
さまざまな形があるので、好みの形で選んでみると良いでしょう。
ゴーラム
葉の形が面白く、ちょっと変わった植物を育てたい人におすすめです。
葉の先端が少し赤くなるのが、とてもお洒落な感じです。
春~秋が生長期なので、肥料を与えるならこの時期です。
与え過ぎると間延びしてしまうので、様子を見ながら控えめに与えると良いでしょう。
![クラッスラ ゴーラム](https://sacchiga.com/wp-content/uploads/2024/03/s-23140514_s.jpg)
ボルケンシー錦
葉は柔らかな緑色で、クリーム色の模様が優し気な印象の品種です。
秋には紅葉するので、寄せ植えのアクセントにおすすめです。
耐暑性、耐寒性に優れていて、初心者さんも育てやすいですよ。
地植えにしても元気に育ってくれます。
冬は水を控えめに与え、春~秋は乾いたら与えれば良いでしょう。
雨が降っているようなら、敢えて与えなくても大丈夫です。
セダムの仲間
多肉植物の中でも、特に人気が高いセダムの仲間。
日陰でも育ち、熱さ寒さにも強いので、初心者さんはセダムから育ててみると良いでしょう。
勿論地植えでも元気に育ちます。
小さい葉っぱが可愛らしいですよ。
ミモザ
名前の通り、全体が黄色っぽくて美しい品種です。
緑や赤の多肉と一緒に寄せ植えすると、とても映えることでしょう。
環境に適応しやすく丈夫なので、初心者さんにもおすすめです。
地植えの場合は、横に伸びて広がっていきます。
葉っぱが密集していくので、蒸れ防止のために剪定してあげると良いでしょう。
![セダム ミモザ](https://sacchiga.com/wp-content/uploads/2024/03/s-2195457_s.jpg)
オーロラ
日陰でも育ちやすいので、庭の日陰に地植えをした場合はオーロラがおすすめです。
丸っこい葉の先端が、ほんのり赤く色づいてとても可愛らしいです。
秋になると更に赤く紅葉するので、季節によって違う姿を楽しめます。
![セダム オーロラ](https://sacchiga.com/wp-content/uploads/2024/03/s-23689169_s.jpg)
子宝草
幅広の葉っぱの周りに、たくさんの子株がつくのが特徴です。
出来た子株は自然に落ち、そこからまた新しい株が増えて行きます。
その様子から子宝草という名前がつきました。
子どもを望む人の間でも、大人気の多肉植物です。
丈夫で暑さ寒さに強いので、初心者さんも安心して育てられますよ。
どんどん増えるので、育てていて楽しいと思います。
地植えにする場合のポイント
多肉植物を地植えにする場合には、次のことに気を付けましょう。
水はけが大事!
多肉植物は、水はけの良い土が好きです。
湿気が溜まるような環境では腐ってしまうことがあります。
市販の多肉植物の土を使うと良いでしょう。
植え付けは春
地植えにする場合、春に植え付けるようにしましょう。
植え付け後は定着のためにエネルギーを使いますので、休眠期である冬に行うと枯れるかも知れません。
雪には注意
耐寒性がある品種でも、雪が積もってしまう環境では厳しい場合があります。
雪の降る地域の場合は、雪よけ対策をしておきましょう。
最後に
地植えにしても元気に育つ多肉植物について、おすすめの品種と特徴を紹介しました。
多肉植物は鉢植えで育てている人が多いですが、地植えで育てられる品種も多いです。
今回紹介したのはどれも丈夫で、暑さ寒さに強い品種ばかり。
日陰でも育つ品種もあるので、日当たりが悪い庭でも地植えで育てられますよ。
地植えにしてワイルドな姿を楽しみたい時には、是非参考にしてみてくださいね。
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