毎日の生活や食事に欠かせない、お茶。中でも麦茶は、一番身近なものではないでしょうか?
麦茶をなんとなく飲んでいる方も多いと思いますが、実はとても体に良いということをご存じですか?
そこで、今回は、麦茶についてまとめてみました。
麦茶の効能
胃の粘膜を守る
麦茶には、胃の粘膜を守る働きがあります。
これによって胃の炎症を抑えたり、胃潰瘍を予防したりする効果を得ることができます。
高血圧予防
麦茶の原料である大麦をローストすると、ピラジンという成分が作られます。
これには、血行を促進する働きがあります。
また血圧を下げる働きのあるギャバも含まれており、ナトリウム(塩分)を排出するカリウムも含まれていることから、血圧を下げて高血圧の予防に効果があると期待されています。
抗酸化作用
活性酸素を撃退するPクマル酸という成分が含まれており、これが生活習慣病の予防に効果があるとされています。
生活習慣病には、肥満や糖尿病、高血圧、脳卒中などがありますが、これらの原因は90%が活性酸素といわれています。
身体のほてりを解消
大麦に含まれる成分によって、身体のほてりを解消されるといわれており、熱中症にも効果的です。
虫歯予防
麦茶には、微生物や菌類が住み着くのを防ぐ効果があります。
これによって虫歯菌の固着を防ぎ、虫歯になるのを防ぐ効果があるといわれています。
しかし、麦茶を飲んでいれば虫歯にならないという訳ではありません。
あくまで歯磨きなどの日頃のお手入れをきちんとしたうえでの、虫歯予防と考えましょう。
美肌やダイエット
麦茶にはビタミンB群が多く含まれています。
これらは脂質の分解を助けることから、ダイエットにも効果があるとされています。
また皮膚の代謝も良くすることから、美肌への期待もされています。
むくみや便秘予防
麦茶には利尿作用があり、むくみの解消につながります。
また、水溶性の食物繊維も含まれていることから、便秘の解消や予防にも効果があります。
麦茶の注意点
麦茶にはたくさんの体に良い効果があるとされていますが、これは次の注意点を守ったうえでの効果となります。
食事中に飲まない
食事中に白湯を飲むと消化の助けになりますが、麦茶はただ単に胃液を薄めてしまい、逆に消化の妨げになってしまいます。
食事中や食後1時間以内には飲まないようにしましょう。
氷を入れない
氷を入れてキンキンに冷えた麦茶は、夏場にはもってこいですが、これは消化力を下げてしまい、夏バテの原因にもなります。
冷たいものを飲むと、代謝も落ちてダイエット効果も得ることはできません。
その日に飲み切る
麦茶は、煮だしたその日に飲み切るようにしましょう。
朝早くに煮だして、自然に冷ましたものを常温で飲むのが一番良い方法です。
煮だしてから時間が経ってしまうと、麦茶の効能がなくなってしまい、麦茶の味がする茶色い液体となってしまいます。
煎じ薬を作り置きしないのと、同じように考えましょう。
汗をかいた時に飲まない
麦茶の持つナトリウムを排出する効果は、汗をかいたときや運動後には逆効果です。
ナトリウム不足になりかねません。
そんな時にどうしても麦茶を飲む場合は、食塩を少し入れるなどの工夫をしましょう。
上手く飲んで元気な体に
いろいろと注意点もあるようですが、これらを守れば体に良い効果が多く期待されます。
上手に麦茶を飲んで、夏バテ知らずの健康的な体ですごしましょう。
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