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血管年齢と動脈硬化の関係。老化の原因とセルフチェックと若返りの方法

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血管年齢という言葉をご存知ですか?

血管の老化度合いや血管のしなやかさを示すものです。血管も歳を取ると外見同様、歳を取っていきます。血管は目には見えませんが、血管年齢が若く、血管がしなやかな人は、歳を重ねても元気で若々しいと言われています。

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先日、血管年齢を測定する機会がありました。先に測定した友達は実年齢プラス23歳!笑いが止まらず、続いて私も測定。えっ?え~っ?実年齢より30歳も上。周りのおじいちゃん、おばあちゃんに励まされ、肩を落として帰ってきました。

そんな悲しい話はさておき、この血管年齢、馴染みのない言葉ですが、血管が老化するとどのようなことが起こるのでしょう?

目次

血管年齢の老化とは?動脈硬化との関係

血管年齢とは簡単に言うと血管の硬さを表しています。

血管は歳を取るとともに硬くなっていきます。血管が弾力性を失って硬く脆くなった状態を動脈硬化と言います。つまり、血管年齢が上がるということは、動脈硬化に近づいている!ということになるのです。

この動脈硬化症、自覚症状がないことから「沈黙の殺人者」と呼ばれています。恐ろしいネーミングです。

動脈硬化とは血管の老化により血管が硬くなり、内側が脆くなって粥腫(じゅくしゅ)ができ、血管が狭くなったり詰まったりする状態のことをいいます。血管が狭くなると必要な酸素や栄養が行き渡らず、臓器や組織が正しく機能しなくなります。また硬くなった血管は脆くなっているので破れやすいという危険性もあります。

血管が老化すると、どうなるの?老化の原因は?

目には見えない血管ですが、血管が老化してきたサインにはどのようなものがあるのでしょう?

  • 肌が乾燥し、シワが出てきた
  • 肩凝り・腰痛が酷くなった
  • 目が疲れやすくなった
  • 冷えを感じやすくなった

最近、疲れやすくなってきたなぁと感じていませんか?もしかしたら、血管が老化してきているのかもしれませんよ。

では、血管が老化する原因にはどのようなものがあるのでしょう?

高血圧

血圧が高くなると血液の勢いが増し、血管に圧力を加え老化を進める

高血糖

過剰な血糖が体内にあると老化を促進する物質が作られやすい

コレステロール・中性脂肪

中性脂肪が善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールが血管に付着し、動脈硬化を加速

運動不足

肥満を招き高血圧の原因となる

ストレス

ストレスがかかると高血圧になりやすい

喫煙

ニコチンがコレステロールを酸化し、酸化悪玉コレステロールとなる

このような原因により血管が老化し、そして動脈硬化によって引き起こされる、心筋梗塞・脳卒中・狭心症などのリスクが高まる、というわけです。なるほど、「沈黙の殺人者」と呼ばれている理由がわかってきましたね。

血管年齢の測定や検査方法にはどんなものがあるの?

では血管年齢を調べるにはどのような検査をすればいいのでしょう?

頸動脈エコー検査

首にゼリーを塗り機器をあてて血管の状態を視覚的にみる、15程度の検査です。

CAVI(キャビィ)検査

両腕・両足首の血圧と脈波を測定する、5分から10分程度の検査です。

加速度脈波計

人差し指を機器に入れて測定する検査です。約20秒で末端血管の脈をみるため、その時の緊張などにより誤差が出やすい検査方法でもあります。

セルフチェック その1 こんな人は要注意!

  • 肉類・脂っこいもの・甘いもの・塩辛いもの・味付けの濃いものが好きでよく食べる
  • 野菜や果物をあまり食べない
  • 満腹になるまで食べてしまう
  • 食事を取る時間が不規則で間食や夜遅い食事が多い
  • 外食や市販されているお弁当、インスタント食品をよく利用する
  • お酒を飲む機会が多い
  • 中性脂肪・コレステロール・血圧・血糖値が高め
  • 定期的な健康診断を受けていない
  • 身内に脳卒中や心臓病で倒れた人がいる
  • 過労や睡眠不足が続いている
  • 一晩寝ても疲れが取れない
  • せっかちでイライラしやすい性格
  • 几帳面で責任感の強い性格
  • 趣味がなく、休みの日は家でゴロゴロしている

当てはまるものが多いあなた!大丈夫です!もし当てはまるものが多かったとしても、注意すればいいものも多くあります。今日から、早速見直してみましょう。

セルフチェック その2 計算してみよう!

血圧から血管が老化しているかを知ることができます。

【平均血圧】=「末端の血管の動脈硬化」と【脈圧】=「大動脈の血管の動脈硬化」の数値を計算

【平均血圧】=下の血圧+(上の血圧-下の血圧)÷3の値が90以上なら要注意!

【脈圧】=上の血圧-下の血圧の値が60以上なら要注意!

では、計算してみましょう。上の血圧が120mmHg、下の血圧が80mmHgの場合

【平均血圧】=80+(120-80)÷3=80+40÷3=80+13.3=93.3

ということは90以上なので末端血管の動脈硬化のリスクが高いです。

【脈圧】=120-80=40

ということは60以下なので大動脈の動脈硬化のリスクは低いです。

血管年齢からは動脈硬化の問題まではチェックできません。不安な時は病院で検査を受けることをお勧めします。

血管は若返れる!若返りの方法はこれだ!

血管の若返りには、食生活の改善が1番です。

野菜から食べ始める、肉より魚を中心にする、食物繊維を多く含む食材を摂る、大豆製品を積極的に摂る、そして塩分を控えることです。ウォーキングや水泳などの有酸素運動はかなり有効らしいです。もっと簡単に!というお忙しいあなたには、スクワット、もも上げ、かかと上げ、ラジオ体操やストレッチもおススメです。

血管が若返れば、肩凝り・腰痛も緩和され、肌や髪の状態が良くなる、冷えにくい、寝覚めが良くなる、疲れにくい、太りにくいなどなど、いいことばかりです。血管の老化が進んでいる人もいない人も、私と一緒に血管の若返りを始めてみませんか?

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