世界中にはたくさんの種類のサルが存在しており、体の大きさも様々です。
今回ご紹介するピグミーマーモセットは、なんと手のひらに乗ってしまうくらい小さなサルです。
ペットとして飼育することも出来るんですよ。
ここでは、そんなピグミーマーモセットの特徴について紹介していきます。
体は、どれくらい小さいの?
ピグミーという言葉は、身長の低いアフリカの民族の名前が由来となっています。
特に小さなサルという意味の、ピグミーマーモセット。
その体長は、11~15cm(尻尾を除く)しかありません。
子ザルの頃は、人間の指より小さい時期もあるんです。
世界最小と言われていた時もありましたが、1998年にもっと小さなサルが発見されました。
ですから今では、世界で2番目に小さいサルですね。
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野生では、どんな暮らしをしているの?
ピグミーマーモセットは、南米アマゾン川上流のコロンビア南部、ペルー南東部、エクアドル南部などに分布しています。
川沿いの森の木の上で生活をしており、地面には滅多におりません。
樹液を主食としています。
樹液の採取方法が独特で、歯で幹を削り、そこに溜まった樹液を食べます。
この行動から、知能が高いことが分かります。
近年は森林伐採が進み、ピグミーマーモセットの生活の場所が失われてきています。
そのため、現在絶滅の危機に陥っています。
寿命はどれくらい?
ピグミーマーモセットの寿命は、約12年くらいと言われています。
他のサルに比べると短めです。
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ペットにしたい場合、考えるべきことは?
知能の高さ
ピグミーマーモセットだけでなく、サル全般に言えることですが、とても知能が高いです。
そして、自我がはっきりしています。
幼い時から飼育していても、人間に従順になると言い切れません。
自我に従い行動する可能性もあることを、覚えておきましょう。
知能が高いので躾をしっかりしておかないと、人間の手に負えなくなります。
じっくりと、子供の頃から躾をしていきましょう。
警戒心が強い
とても警戒心が強いので、無理なスキンシップをすると嫌がります。
信頼関係が出来るまでは、スキンシップは控えめにするのが良いでしょう。
病気が移る
人間とサルは、お互いに病気を移し合ってしまします。
もし自分が感染症になった時は、サルの様子をしっかり観察する必要があります。
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最後に
とても小さくて知能の高いサル、ピグミーマーモセットについて紹介いたしました。
野生では木の上で、樹液を主食として生きています。
寿命は12年くらいで、サルにしては短めですね。
もしペットとして飼育したいなら、しっかりとした躾が必要となります。
また大変臆病なので、信頼関係を築くまで根気強く待つ必要があるでしょう。
上手に距離感を保てば、知能の高いサルと楽しい生活が出来そうですね。
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