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おんな城主 直虎 第22回のあらすじとネタバレと感想。

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毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」。

2017年6月4日、第22話「虎と龍」が放送されました。

前回第21回で直虎(柴咲コウさん)は、気賀で自分を人質に取った、龍雲丸(柳楽優弥さん)を頭とする賊達に、材木の切り出し作業を任せることになったところで終わりました。龍雲丸は直虎に好意を持っているようでしたが、直虎はどうなのでしょうか?

今回は、その賊達と井伊の家臣達、領民達との対立が描かれます。

果たして直虎は、どう対応して行くのでしょうか?

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第22話6月4日放送の副題は、「虎と龍」。

元ネタは、最初は火野葦平の名作小説「花と竜」と思っていましたけど、宮藤官九郎脚本のドラマ「タイガー&ドラゴン」の方ですかね?サブタイトル通り、直虎の「虎」と龍雲丸の「龍」の掛け合いがメインの回でした。

と言うことで、2017年6月4日放送の「おんな城主 直虎」の第22話「虎と龍」のあらすじと感想とネタバレ少々です。

目次

賊達に家臣たちは警戒

直虎の依頼を受け、井伊にやってきた賊の集団のなかに、中野直之(矢本悠馬さん)はすぐに、近藤康用(橋本じゅんさん)との国境で、材木を盗んで逃げた龍雲丸を見つけ直虎に迫ります。とぼける直虎に、奥山六左衛門(田中美央さん)も、どこで龍雲丸達を見つけたのかと問います。勘のいい直之は、直虎をさらった犯人達なのでは?と聞き、直虎の反応で当たりだとわかると「正気の沙汰ではない!」と激高します。当然ですよね。

直虎は賊達の木を切る技に期待していることと、盗みや誘拐もしないと約束してくれたとかばいます。しかし直之は、性根などなかなか直らないと怒りはおさまりません。「荒くれ者を手なずけて家来にする話を聞いたことがあります。」と瀬戸方久(ムロツヨシさん)が間に入って助け舟を出します。自分が直虎に提案して賊達を迎えているのですから、うまく行ってくれないと方久としても困ります。フォローしている態度も淡々としていて本当に助けたいのかわからない態度ではありましたけれど。

方久の言葉に続けて直虎も、「屈強な家来衆が出来るかもしれない」と言うと、直之はチラッと六左衛門の顔を見て、「よほどうまくやりませんと」と話に乗ります。直之としては、今のところ信じられるのは六左衛門だけですが、彼は強くないので直之も自分のような強い家来の数を増やしたいのでしょう。しかし、六左衛門は小野但馬守(高橋一生さん)が納得してくれるだろうか?と不安を口にします。

直虎は、小野但馬に認めてもらう為、まず南渓和尚(小林薫さん)に龍雲丸を寺預かりとして欲しいと頼みに行きます。それに対して和尚は、龍雲丸の知恵や男ぶりを直虎が気に入ったのだと勘違いし、勘違いされていると気づいた直虎は必死に木を切る技や穴を掘る技、戦う技を買って、井伊の為に役目を与えたいのだと弁明します。和尚は、それをそのまま小野但馬に言った方が、変に小細工するよりいいと諭します。

いつもの井戸の前で小野但馬に賊の件を話します。呆れながらも小野但馬は、まずその者達を見てからだと言い、二人で、賊達が働く現場へ見に行きます。賊達と一緒に作業をしていた六左衛門が、見に来た二人に気づいて駆け寄って来て、但馬の前で、賊達が盗みをしていたから、作業中に大声を出せず皆こそこそと自分に指図を聞きに来るのだと口を滑らせます。
但馬は龍雲丸に、賊達の手際よい作業を見て、彼らの経歴を尋ねます。船乗りだった者、金山で穴掘りをしていた者、山仕事をしていた者などバラバラであると答えます。大した働きぶりだと褒めますが、同時に国境に行かせないように忠告します。「井伊は木を盗んだ賊を匿っていて、いつでも引き渡せることを忘れるな。」と重ねて忠告します。しかし、龍雲丸はいつでも姿を消せますと返します。

龍雲丸は、直虎が但馬に気を遣っている様子を不思議に思い、六左衛門に尋ねます。六左衛門は、但馬は今川からの目付だからと答えます。

六左衛門はいつも、本人に聞きにくいことを代わりに聞かれる立場です。前は直虎が隠していることを但馬に聞かれていました。いい人なのですね。

直虎と龍雲丸が急接近?

直虎と六左衛門は食料を持って、賊達が働く森へ向かいます。そこで龍雲丸に木の切り方を教わり、六左衛門と二人でノコギリを持って木を切ります。その龍雲丸の教え方が、直虎が両手でノコギリを持つ手の上から、龍雲丸が手を添えて教えるのですが、映画「ゴースト」の陶芸みたいな恰好で、直虎はどきどきして手を放し、逃げ出してしまいます。煩悩が滅したはずなのに!と動揺しまくります。だいぶん龍雲丸を意識しています。

そのあと、賊のモグラ(マキタスポーツさん)の炊事を手伝いながら、龍雲丸はかつて侍の家の子だったと聞きます。屋敷に帰ってからも、直虎は龍雲丸のことが頭から離れず、直親(三浦春馬さん)と重ね合わせて、逃げないといけない事情があって、直親は戻れたが、龍雲丸は戻れなかったのではないだろうかと推測します。直親に後ろから抱きしめられたのを思い出し、同時に、木を切るとき龍雲丸に後ろから、手を添えて教えてもらったことを思い出します。が、直親の妻、しの(貫地谷しほりさん)が言った、直親がスケコマシだったという言葉もまた思い出して、我に返ります。

直親と重ねるなんて、もう惹かれているのは決定でしょう。同じ頃龍雲丸も昼間を思い出してご機嫌さんでした。

今川が孤立する

今川氏真は、三河の松平に対して協力を求めたのが断られていました。近藤康用、鈴木重時(菅原大吉さん)、菅沼忠久(阪田マサノブさん)の井伊谷三人衆が近藤の屋敷に集まり、今川が北の武田、西の松平と敵に囲まれている状況に、寝返るものも多く出るだろうと噂します。

史実では、のちにこの三人は松平に味方するのですから、この場面はこれからの話への伏線、といったところでしょうか。話は井伊の材木の話にも及んで、他は人手がなくて材木を諦めるのにどこからか人を呼んだのか、まさか前に木を盗んだ人間をそのまま雇っているのではと邪推します。笑い話でしたが、近藤だけは本気に受け取っていました。このことが次回の話につながって行くようです。

賊達と領民達との摩擦が発生

賊達は仕事が終わり、息抜きが出来る場所を探し、領内を歩いていたところを何人もの領民が目撃します。見た目が怖いので皆怯えています。すぐに領民のなかで、直虎が材木業の為に迎えた者達であると噂が広がり、女性たちのなかでは賊達が勝手に作った、博打場に亭主達が入り浸り、大事な種もみも売ってしまったと直虎に苦情を言いに来ます。すぐさま直之が博打場を取り締まりに行き、龍雲丸にもやめるよう直虎が頼みます。これをきっかけに、八助(山中崇さん)のお酒が盗まれたり、富介(木本武宏さん)の娘が賊のゴクウ(前田航基さん)に襲われそうになったと訴えに来たりと、次々に問題が出てきます。

賊達は領民達が訴えてくることを、全て自分達のせいにされていることに反発します。龍雲丸も、酷い扱いに憤慨します。お金さえもらえればいつでも出て行くので、井伊で話し合って決めて欲しいと言います。方久は遊ぶ場所がないからくだらない騒ぎを起こすのだと、盛り場を作ることを提案します。

小野但馬は、賊達の技を盗んで井伊の者に習得させて賊達に出て行ってもらうことを提案します。直虎は、賊達と役目を通じて助け合う仲になりたいと思っていたので、使い捨てるのは本意ではない、賊達の技は井伊の役に立つ。と訴えますが、小野但馬は、他ならぬ井伊の民が苦情を訴えているし、賊達もお金さえもらえれば出て行くと言っていて、問題はないと言います。賊達とつながりを保ちたいと思っているのは直虎だけではないかと続けます。

直虎が家臣、領民、賊を結びつける

直虎は、賊達が仲間同士で言い争いをしている場面に出くわします。龍雲丸は、直虎が賊を人として見てくれると言って皆を連れてきていたのです。それを木に隠れて六左衛門と聞いていた直虎は、後ろの方で猪が音を立てているのに気づき、六左衛門が怯えて自分に抱きついて離れないのをなだめます。その様子を見て、領民達が賊達を、遠くから見ているから怖くて、近くで見れば分かり合えるのではないかと感じます。そこで、領民も賊達も井伊家に招き、食事を振舞うことを思いつきます。

直之と領民の八助、角太郎(前原滉さん)と賊のモグラ、カジ(吉田健悟さん)は、皆納得しないまま、直虎の指示のもと、一緒に宴の為の猪を狩りに森へ出かけます。モグラは猪の狩り方を知っていて、わずかに残った毛で猪の通り道を見抜きます。カジは八助にどうやって猪を捕らえるか聞くと、芋で畑におびき寄せて、食べているところを後ろから叩く。と答えます。モグラは、穴を掘って落として狩ると教えます。それぞれ相手のやり方を批判して、言い争います。

井伊家では女性たちが、猪を待ちながら鍋の準備を整えます。そこへ直之たち狩りに行った組が、仲良く帰ってきます。直虎が捕れたのか?と尋ねると、皆で笑い出すのでした。そしてどうしたかを話し出します。モグラの言う通り穴を掘ったが、仕掛けたことを忘れた角太郎だけが、穴にはまり足を怪我して、猪は捕れなかったのです。角太郎はカジにおんぶをしてもらって帰ってきたのでした。狩りは出来なかったものの、すっかり仲良くなっており直虎の狙いは達成されたのでした。

あとで、酒を盗んだのは領民の福蔵(木下隆行さん)で、ゴクウが富介の娘を追いかけたのは落とし物を拾って渡したかっただけだとわかり、疑ったことを謝りました。

前途多難?

直虎は家臣、領民、賊、皆見事に結びつけたのです。龍雲丸達も残ることになりました。

酔っぱらった勢いで、龍雲丸に「我の者になれ」と告白とも取れる発言まで飛び出しました。この二人の進展も気になります。

しかし、今回の最後に近藤康用が小野但馬を訪ねてきていました。

せっかくいい感じになったのに、次回の予告では、龍雲丸が追われることになりそうです。

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