食虫植物と言えば、代表的なハエトリ草をイメージする人が多いことでしょう。
ですが、他にもとてもたくさんの種類があるんですよ。
食虫植物は、植物でありながら動物を取りこんで消化吸収してしまうという、本当に不思議な生物です。
興味があるけど育てるのが難しそう、と思っている人がいたら、サラセニアという種類をおすすめします。
日本の気候で育てやすく、初心者でも失敗が少ないからです。
どうぞ参考にしてみてくださいね。
サラセニアって、どこで手に入るの?
面白い形の葉や花で、見る人を釘付けにするサラセニア。
一体どこで入手出来るのかというと、夏にホームセンターや園芸店で手に入ります。
輸入雑貨のお店に並んでいることもありますよ。
もし近くにそういったお店がなかったり、季節的に手に入らない場合には、ネット通販が便利です。
食虫植物専門のネット通販なら、状態の良いものが届くので安心ですよ。
サラセニアの栽培環境
日光を好む植物なので、一年を通して日当たりの良い場所に置きましょう。
ただし、真夏の直射日光は強烈ですので、葉が焼ける場合があります。様子を見て遮光ネットを使用しましょう。
日本の気候で育てやすいので、地域によっては一年中屋外でも大丈夫です。
冬は地上部が枯れますが生きています。凍らない場所に置いておけば良いでしょう。
風に気をつけてください。強い風によって、筒状の葉が折れる事があります。支柱を上手く使ったり、風を防げる場所に置くようにしましょう。
雨水が入っても折れる事があります。軒下など、雨水が入らない場所に置きましょう。
どんな土を使えばいいの?
サラセニアに使う土は、パーライト、ピートモス、水苔、鹿沼土、赤玉土、日向土などが良いでしょう。
水苔だけでも大丈夫ですが、これらを混ぜて使うと用土が長持ちしますよ。
肥料はあげなくて大丈夫です。むしろ肥料によって調子を崩したりします。
水やりと、植えかえ時期
サラセニアは湿地の植物なので、ジメジメした場所が大好きです。
ですから、栽培には「腰水」という方法をとります。
水を2~3cmほど入れたお皿に、植木鉢を乗せておくのです。
植え替えのタイミングは、寒い時期がベストです。
この時に、土に埋まってる所を折れば株分け出来ます。
ですが、弱っている株ではやらないようにしましょう。
最後に
日本の気候で育てやすい食虫植物「サラセニア」について、その育て方をご紹介したしました。
食虫植物には、とても難易度の高い種類もたくさんあります。
ベテランでも枯らしてしまうような種類もあるのですが、サラセニアなら初心者にも育てやすくおすすめですよ。
夏になればホームセンターなどで手軽に入手出来ますし、とてもユニークな花は子供が見ても喜ぶでしょう。
興味がある方は、是非挑戦してみてくださいね。